当サイトについて

当サイトでは、業界再編の最新動向について分析をしています。経営統合や買収、売却といった業界再編について、(1)戦略レビュー、(2)プライベートエクイティ、(3)アクティビスト、(4)再生、(5)業界の市場シェアという5つの切り口から、各当事者がどのような戦略的な打ち手を検討し、実施しているかについてまとめています。

業界再編は、個社の戦略の結果引き起こされる場合もありますが、一方で、業界構造の変化や特徴、例えば中国のような国策的な外的な要素によって引き起こされる場合もあります。そこで業界構造を分析するために、業界毎の世界シェアを簡易に計算し、市場シェアから市場構造の特徴(寡占なのかフラグメントな市場なのか)を分析しています。

個社の戦略というミクロ要因と、業界構造やビジネスモデルといったマクロ要因の両面から業界再編の動向を分析している点も当サイトの特徴と言えます。

戦略レビュー

例えば、戦略レビューとは、企業がさらなる成長を模索するために事業構成を積極的に入れ替えを行うことです。欧米企業の場合は、事業の売却が決まった時点でなく、事業の売却を検討を開始した時点で、戦略レビューの公表を行う場合があります。「成長性も乏しく、寡占的な市場構造の要素が高まっている業界で、業界下位にある事業(利益は出ている)をどのようにすればよいだろうか?」「利益は出ているのでそのまま継続をするか、売却をしてより高い成長やリターンが望める分野に参入するべきではないか?」といった個社が抱える潜在的な課題を、戦略レビューの分析を通じて顕在化させています。

アクティビスト

上場会社の株主(アクティビスト)がリターンをより高めるために、経営陣との対話を開始する事例が近時増加しています。アクティビストファンドは、上場会社に対して、不採算事業の売却や資本構成の変更を通じて、増配や自己株式消却といった要請をします。通常こうした対話は非公開で行われる場合もありますが、株主総会での議決権をめぐってプロキシ―ファイトを有利にすすめるために、公開書簡を双方が開示する場合もあります。アクティビストの要請を却下したケース、要請を承諾したケースが、またこれらの対話が複数年度にまたがる場合など、企業価値に対してどのように影響を及ぼしていったのかについて、個別事例を分析しています。

再生/プライベートエクイティ

再生やプライベートエクイティの分野では、会社が追加的な資金調達ができずに破綻してしまい新たなスポンサーが株主となったケースや支配株主が株式の換金化のためにプライベートエクイティに売却する事例をまとめています。新しい株主のもとで、業界構造を変化させるどのような打ち手を生み出していくのかについて考察を深めています。

業界シェア

業界シェアでは、主に売上高と市場規模から、売上高ベースの市場シェアを計算しています。分子と分母の値のとり方によって、市場シェアの数値は異なります。例えば、バイク業界では、インドのバイクメーカーの販売数は欧米勢より上回っていますが、金額ベース(売上高)では、下回っている場合もあります。これは、一台当りの単価について、欧米勢のメーカーの方が(プレミアム戦略の結果)大きく、インド勢は自国内の可処分所得に合わせたマス層向けに低い価格のバイクを打っていることに起因します。こうした金額と数量ベースの市場シェア計算によって導き出された値が持つ相違を理解しつつも、当サイトで金額ベースの市場シェアを採用したのは、業界の大きなトレンドを掴む上で有益である点、売上高ベースのシェア計算は客観的かつ再現な方法である点、から今後の業界再編の端緒を捉えるために有効だと考えたからです。

お問い合わせや要望など

追加の事例や業界の分析を希望される場合は、ぜひ「お問い合わせ」のページよりご連絡ください。また、各記事にはコメント欄がありますので、サイトの閲覧者の方のご意見など頂けますと幸いです。

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