シャーウィンウィリアムズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Sherwin-Williams(シャーウィンウィリアムズ)は1866年に設立された北米に本拠を置く老舗の大手塗料会社です。一般消費者や業者向けの塗料やコーティング剤の製造販売を行っています。塗料販売用の直営店での販売がメインです。2016年に米同業のバルスパーを買収しました。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比8.62%増の19,945百万ドルになりました。営業利益は前年度比-10.89%の2,231百万ドルになりました。営業利益率は11.18%になりました。B2B向け塗料が堅調でしたが、原材料費の増加によって、増収減益になりました。

2020年度
売上高は、4億6,090万ドル(2.6%)増加し、過去最高の183億ドルとなりました。

シャーウィンウィリアムズの業績推移

シャーウィンウィリアムズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7ー9月
売上高は前年同期比17.50%増の6,047百万ドルになりました。営業利益は前年同期比46.00%増の895百万ドルになりました。営業利益率は14.8%になりました。

2022年4ー6月
売上高は前年同期比9.15%増の5,872百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-7.66%の755百万ドルになりました。営業利益率は12.9%になりました。

2022年1ー3月
売上高は前年同期比7.36%増の4,999百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-5.80%の477百万ドルになりました。営業利益率は9.6%になりました。プロテクティブ/マリン、不動産管理、新築住宅、住宅の塗り替えなど分野が好調でしたが、継続的なコスト上昇、不安定な原材料調達状況によって、前年同期比増収減益になりました。

シャーウィンウィリアムズの四半期業績推移

シャーウィンウィリアムズの四半期業績推移

EPS成長(四半期)

2022年7ー9月
希薄化後EPSは前年同期比39.36%増の2.62ドルになりました。

シャーウィンウィリアムズの希薄化後EPS(四半期)の推移

シャーウィンウィリアムズの希薄化後EPS(四半期)の推移

事業構成

米州小売事業、B2C向け塗料と機能性塗料が事業の柱となります。

シャーウィンウィリアムズの売上構成

シャーウィンウィリアムズの売上構成

米州小売事業
米州事業は、米国、カナダ、ラテンアメリカの4700超の直営ペイント専門店で構成されています。主にSherwin-Williamsブランドで建築用、工業用やDIY向けの塗料製品を販売しています。

B2C向け塗料
建築用塗料、ステイン、ワニス、工業用製品、木材仕上げ製品、木材保存剤、アプリケーター、腐食防止剤、エアゾール、コーキング剤、接着剤を製造販売しています。

機能性塗料
業務用の木工用塗料、一般工業用塗料(金属、プラスチック)、自動車補修用塗料、保護用塗料、船舶用塗料、コイル用塗料、包装用塗料、機能性樹脂、着色剤を製造販売しています。

M&A(合併買収)の動向

製品や地域補完を狙ったM&Aを行っています。

2016年 同業のValsparを買収
2021年 豪州とニュージーランドの塗料会社WattylをHempelに売却しました。

市場シェア

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