PPGの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

PPG Industries(PPGインダストリーズ)は1883年に設立された米国に本拠を置く塗料メーカーです。ガラス製造会社が発祥です。現在は航空機、船舶や自動車用の塗料事業が主軸となっています。シャーウィン・ウイリアムズと米国首位の座を競っています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比21.45%増の16,802百万ドルになりました。営業利益は前年度比18.82%増の1,711百万ドルになりました。営業利益率は10.18%になりました。自動車再塗装、海洋、 PPG-Comex 建築用塗料が好調でした。

2020年度
売上高は前年度比約9%減の約138億ドルとなりました。為替の影響や既存事業の落ち込みが影響し前年度比減収減益です。

PPGインダストリーズの業績推移

PPGインダストリーズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7ー9月
売上高は前年同期比13.93%増の16,802百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-14.62%の1,711百万ドルになりました。営業利益率は10.2%になりました。

2022年4ー6月
売上高は前年同期比7.62%増の4,691百万ドルになりました。営業利益は前年同期比3.15%増の557百万ドルになりました。営業利益率は11.9%になりました。

2022年1ー3月
売上高は前年同期比11.00%増の4,308百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-84.25%の80百万ドルになりました。営業利益率は1.9%になりました。需要は堅調なものの、原材料の高騰が続き増収減益になりました。

PPGインダストリーズの四半期業績推移

PPGインダストリーズの四半期業績推移

EPS成長(四半期)

2022年7ー9月
希薄化後EPSは前年同期比1.72%増の5.93ドルになりました。

PPGインダストリーズの希薄化後EPS(四半期)の推移

PPGインダストリーズの希薄化後EPS(四半期)の推移

事業構成

航空機、船舶や自動車向けの機能性塗料とPPG、COMEXやSIGMAブランドで展開する建築用塗料の事業に分かれます。

シャーウィンウィリアムズの売上構成

シャーウィンウィリアムズの売上構成

M&A(合併買収)の動向

塗料事業を強化する一方で、祖業のガラス事業は売却をしました。

2007年 タイのSigmaKalonグループを買収
2013年 クロールアルカリ事業を20億ドルでジョージア・ガルフに売却(アクシオール誕生)
2014年 板ガラス事業の一部をFuyao Glassへ売却
2016年 板ガラス及び板ガラス塗料事業をVitroへ売却

市場シェア

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