住友ゴムの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

住友ゴム工業株式会社は、1909年に創業されたタイヤメーカーの世界大手です。ダンロップ、ファルケンブランドで世界展開しています。グッドイヤーとの包括提携を2015年に解消しました。テニスやゴルフといったスポーツ用品事業もダンロップブランドで展開しています。テニスボールの公式球であるダンロップFORTは有名です。ゴルフでは、ゼクシオやスリクソンブランドで事業を展開しています。2016年にスポーツ用品のダンロップブランドの商標権を英スポーツダイレクト社から買収して、更なる海外展開を図っています。

年次業績推移

2021年度
売上高は前年度比18.36%増の936,039百万円になりました。営業利益は27.53%増の49,283百万円になりました。為替の円安により輸出環境が改善したことに加え、欧米をはじめ多くの市場で回復基調となったことが、前年度比増収増益の主因です。

2020年度
コロナ禍による景気低迷をうけ売上は790,817百万円(前期比11.5%減)、営業利益は38,644百万円と前期に比べて減収・減益となりました。

住友ゴム工業の業績推移

住友ゴム工業の業績推移

四半期業績推移

2022年7-9月
売上高は前年同期比24.18%増の269,400百万円になりました。営業利益は-312.92%の-2,736百万円になりました。営業利益率は-1.0%になりました。

2022年4-6月
売上高は前年同期比15.56%増の261,611百万円になりました。営業利益は-112.36%の-1,606百万円になりました。営業利益率は-0.6%になりました。

2022年1-3月
売上高は前年同期比17.23%増の250,501百万円になりました。営業利益は-9.02%の14,178百万円になりました。営業利益率は5.7%になりました。

2021年10-12月
売上高は前年同期比11.35%増の279,020百万円になりました。営業利益は-40.02%の19,308百万円になりました。海上輸送コストや原材料価格の高騰の影響を受け、前年同期比増収減益となりました。

住友ゴム工業の四半期業績推移

住友ゴム工業の四半期業績推移

EPS成長

2019年以降希薄化後EPSは増加しています。

住友ゴム工業の希薄化後EPSの推移

住友ゴム工業の希薄化後EPSの推移

売上構成

タイヤの割合が高く、スポーツ用品(テニスとゴルフ)、産業品の3本柱となります。

セグメント別売上構成(2021年度)

セグメント別売上構成(2021年度)

スポーツ用品事業:ゴルフクラブ、ゴルフボール、ゴルフバッグ、ゴルフシューズ、テニスラケット、テニスボール、テニスシューズ等の用品製造販売、ゴルフトーナメントの運営、ゴルフスクール・テニススクールの運営、ゴルフ場の運営

産業品:制振ダンパー、OA機器用精密ゴム、印刷用ブランケット、医療用精密ゴム、炊事・作業用手袋、車椅子用スロープ、防舷材、工場用・スポーツ施設用各種床材等

過去のM&A

2017年 住友ゴム工業によるダンロップスポーツの買収
2017年 Micheldeveの買収
2016年 Sports Direct Internationlの買収

株主構成

住友電工が筆頭株主です。

株主構成(直前期末時点)

株主構成(直前期末時点) 出所:四季報

市場シェア

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