ブリジストンの市場シェア、事業構成とM&Aの分析

1930年に石橋氏が福岡にて創業した日本を代表するタイヤメーカーです。世界ビッグ3の一角です。米ファイアストンを傘下に保有しています。テニス(2020年に撤退を発表)・ゴルフ・自転車等の分野でも事業を展開しています。2019年にオランダの地図大手TomTomからテレマティックス事業を約10億ドルで買収し、タイヤを通じたビッグデータの解析の強化を図っています。従来のタイヤ製造販売事業から、TaaS(タイヤアズアサービス)とよばれる事業モデルへの変革をすすめています。ゴルフボールは、1935年に国産ボールを販売して以降、現在はTOURSTAGE、Newing、Reygrande、ツアーB等のブランドで展開しています。

売上構成

タイヤ事業が売上高の80%超となっています。北米建材事業はスイスのセメント大手であるラファージュホルシムへ2021年に売却をしましたが、2020年度の売上構成には記載しております。

ブリジストンの2020年度の売上構成

ブリジストンの2020年度の売上構成©ディールラボ

タイヤ事業では、タイヤの空気圧や温度を遠隔モニタリングするシステム、モニタリングをベースにしたサブスクリプション型タイヤ販売、リトレッドタイヤ(タイヤの溝の部分のみを交換できるタイヤ)の展開、ドライバーの運行状況をリアルタイムでモニターし、最適な運行管理サービス提供するサービスを今後の成長戦略としております。

非タイヤ事業について、利益率を高めるための戦略レビューを行っています。多角化事業はスポーツ自転車、加工品、建材事業が3本柱です。

スポーツ自転車

ゴルフボール、ゴルフクラブ、ゴルフ用品、自転車、自転車用品

加工品

ベルト、ホース、防振ゴム、空気ばね、免震ゴム、エラストマー

建材事業

 屋根材事業

非多角化事業の売上構成(2019年度)

北米屋根材は2021年に売却しています。テニスは2020年に撤退をしています。

 

ブリジストンの非多角化事業の売上構成(2019年度)

ブリジストンの非多角化事業の売上構成(2019年度) ©ディールラボ

最近のM&A

2021年 ラファージュフォルシムにブリジストンの北米建材事業を売却しました。
2019年 ブリジストンガTomTomテレマティクス事業をTomTomから買収しました。

ブリジストンの事業別市場シェアが掲載されている記事一覧

戦略レビュー

ブリジストンの多角化事業概要と競合他社についての分析

ブリジストンが、2021年2月に発表した中期事業計画 (2021-2023)にて、コア事業であるタイヤ事業以外の多角化事業について、更なる事業再編の方向性を示しました。この記事では、ブリジストンの多角化事業の内容と事業毎の市場規模、成長性や競合他社について分析を行っています。
再編候補

テーラーメイドを軸としたゴルフ用品業界の再編分析

ゴルフクラブやボールの大手メーカーであるTaylormade(テーラーメイド)は、現在米国に本拠を置くKPSキャピタルパートナーズの傘下にあり、今後のゴルフ用品業界でのM&Aや再編の要となる可能性があります。事業面においては、メタルウッドといえばテーラーメイドといえるほど安定的なポジションを得た同社ですが、株主についてはなかなか安定せず、現在は投資ファンド傘下にあります。
2021.06.04
市場シェア

ゴルフボール業界の世界市場シェアの分析

ゴルフボール業界の世界市場シェアと市場規模の情報を分析しています。アクシュネット、ブリジストン、テーラーメイド、SRI、キャロウェイ等の世界大手ゴルフボールメーカーの動向も掲載しています。
2021.05.13
市場シェア

自転車業界の世界市場シェアの分析

自転車業界の世界シェアランキングと市場規模について分析をしています。ジャイアント、メリダ、ドレル、シマノ、アクセルグループ等の世界の主要な自転車メーカーの動向も掲載しています。
2021.09.18
市場シェア

タイヤ業界の世界市場シェアの分析

タイヤメーカーの世界市場シェア、タイヤ業界の市場規模、再編についての分析をしています。ブリジストン、ミシュラン、グッドイヤー、コンチネンタル、ピレリ、ダンロップ等の世界大手タイヤメーカーの概要や動向も掲載しています。
2021.05.23