ゼネラルダイナミクスの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

General Dynamics(ゼネラルダイナミクス)は、1901年に設立された米国の防衛関連企業です。潜水艦の製造が祖業です。潜水艦やMIエイブラムスで有名な戦車に加え、商用ビジネスジェット機のガルフストリームの開発・製造を行っています。

業績推移(年次)

2021年度は、軍事部門が好調に推移し、また航空機部門も復調した結果、前年比売上高で1.43%の増加、営業利益で0.73%の増加と、増収増益になりました。

ゼネラルダイナミクスの業績推移
ゼネラルダイナミクスの業績推移

業績推移(半期)

2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比4.25%増の9,975百万ドルになりました。営業利益は前年同期比1.67%増の1,098百万ドルになりました。営業利益率は11.0%になりました。

2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比-0.34%の9,189百万ドルになりました。営業利益は前年同期比1.98%増の978百万ドルになりました。営業利益率は10.6%になりました。民間航空機需要が復調傾向にあります。

2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比0.03%増の9,392百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-3.20%の908百万ドルになりました。営業利益率は9.7%になりました。原材料費の増加が減収の主因です。

2021年第4四半期(10-12月)
防衛需要の高まりから、第3四半期比増収増益になりました。

ゼネラルダイナミクスの四半期業績推移

ゼネラルダイナミクスの四半期業績推移

EPS成長(年次)

2021年度は、業績が堅調だったこともあり、希薄化後EPSが微増しました。

ゼネラルダイナミクスの希薄化後EPSの推移
ゼネラルダイナミクスの希薄化後EPSの推移

EPS成長(四半期)

2022年第3四半期(7-9月)
希薄化後EPSは前年同期比6.19%増の3.26ドルになりました。

ゼネラルダイナミクスの希薄化後EPS(四半期)の推移

ゼネラルダイナミクスの希薄化後EPS(四半期)の推移

売上構成

航空機、潜水艦、戦車、防衛システムが主力セグメントとなっています。

ゼネラルダイナミクスの売上構成(2021年度)
ゼネラルダイナミクスの売上構成(2021年度)

Aerospace
ガルフストリームとジェットアビエーションの製造販売を行っています。

Marine Systems
原子力潜水、水上戦闘艦および補助艦の設計・建造を行っています。

Combat Systems
戦車と戦闘車を開発製造しています。

テクノロジーズ
防衛・攻撃システムの開発を行っています。

M&A(合併買収)

防衛軍事というセンシビティの高い事業を行っていることから、M&Aには慎重です。

1999年 ガルフストリーム・エアロスペースの買収
2011年 Vangentの買収
2018年 CSRAの買収
2020年 ロケットエンジンをてがけるエアロジェットを買収

市場シェア

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