キューリグ・ドクター・ペッパーの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

キューリグ・ドクター・ペッパーは、ドクター・ペッパー・スナップルグループ(Dr Pepper Snapple Group)から2018年に名称変変更した米国に本拠を置く炭酸飲料大手です。キャドバリー・シュウェップスに買収されたのち、ドクター・ペッパー・スナップルグループとして独立・上場しました。セブンアップ、カナダドライ、サンキスト等の数多くの商品ラインナップを有しています。2018年にJABホールディングス傘下のカプセルコーヒー大手であるキューリグ・グリーン・マウンテンと経営統合を発表し、キューリグ・ドクター・ペッパーが誕生しました。カプセルコーヒーではネスレなどと競合しています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比9.17%増の12,683百万ドルになりました。営業利益は前年度比16.76%増の2,772百万ドルになりました。営業利益率は21.86%になりました。

2020年度
在宅勤務需要が増加し増収となりました。

キューリグドクターペッパーの業績推移

キューリグドクターペッパーの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7-9月
売上高は前年同期比11.45%増の3,622百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-50.44%の394百万ドルになりました。営業利益率は10.9%になりました。

2022年4-6月
売上高は前年同期比89.58%増の12,683百万ドルになりました。営業利益は前年同期比109.05%増の2,772百万ドルになりました。営業利益率は21.9%になりました。

2022年1-3月
売上高は前年同期比6.06%増の3,078百万ドルになりました。営業利益は前年同期比70.47%増の912百万ドルになりました。営業利益率は29.6%になりました。

キューリグドクターペッパー 四半期業績推移

キューリグドクターペッパー 四半期業績推移

売上構成

コーヒーと清涼飲料が事業の柱となっています。

2021年度のキューリグ・ドクター・ペッパーの売上構成

2021年度のキューリグ・ドクター・ペッパーの売上構成

商品構成

商品名 市場でのポジション
Dr Pepper 風味付き炭酸飲料で米国の市場シェア2位
Canada Dry 北米のジンジャーエールで市場シェア1位
Squirt グレープフルーツの炭酸飲料で米国1位
Peñafiel ガス入りミネラルウォーターでメキシコ市場シェア1位
Sunkist soda オレンジ風味の炭酸飲料で米国市場シェア1位
Crush オレンジ風味の炭酸飲料で米国市場シェア3位
7UP ライムレモン風味の炭酸飲料で全米1位
Schweppes ジンジャーエールで北米2位
Snapple プレミアム紅茶飲料で米国市場シェア2位
Green Mountain K-cupの北米市場シェアで2位
キューリグ・ドクター・ペッパーの開示資料よりディールラボ作成

主要な競合会社

同社資料によると、コカ・コーラ、JMスマッカー、クラフトハインツ、ネスレ、ペプシコと競合しています。

主要なM&A(合併・買収)

1969年 キャドベリとシュエップスが経営統合
2006年 キャドベリシュエップス社がカーライルよりドクターペッパー/セブンアップ社を買収
2007年 飲料事業をドクターペッパー・スナップル社として分社化
2010年 クラフトフーズがキャドベリを買収
2018年 ドクター・ペッパー・スナップル・グループとキューリグ・グリーン・マウンテンが経営統合

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