Electrolux(エレクトロラックス)は、1919年に設立されたスウェーデンを代表する家電メーカーです。祖業の掃除機に加え、調理家電、食洗機、洗濯機や冷蔵庫の分野で強みを持ちます。エレクトロラックスブランドに加えAEG、Zanussi(ザヌシー)、Frigidaire(フリジデア)といったブランドでも展開をしています。
2021年度は、消費者需要の回復と製品価格の見直しを行った結果、前年度比増収増益になりました。
2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比13.95%増の35,244百万ユーロになりました。営業利益は-385百万ユーロになりました。営業利益率は-1.09%になりました。
2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比11.37%増の33,749百万ユーロになりました。営業利益は-71.76%の560百万ユーロになりました。営業利益率は1.66%になりました。
2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比3.76%増の30,118百万ユーロになりました。営業利益は-31.43%の1,575百万ユーロになりました。営業利益率は5.23%になりました。
2021年第4四半期(10-12月)
前年同期比増収減益になりました。インフレの進行によって原料費用が増加していることが減益の主因です。
2021年第3四半期(7-9月)
前年同期比減収減益となりました。供給・物流制約の影響や部材価格の上昇が影響しました。
2021年度は、好調な業績に伴い希薄化後のEPSが増加しました。
キッチン、ランドリー、小型家電、ホームケア&サービスが主要事業です。
テイスト事業
調理器、コンロ、オーブン、フード、電子レンジ、冷蔵庫、冷凍庫といったキッチン家電の製造販売を行っています。
ケア事業
洗濯機、食器洗い乾燥機といった製品の製造販売を行っています。
ウェルビーイング事業
掃除機、空調機器、給湯器、ヒートポンプ、家庭用小型電気といった製品の製造販売を行っています。
ブランドポートフォリオの拡充や地域補完を目指したM&Aを積極的に行っています。
2015年 GEの家電事業の買収を発表(その後断念)
2016年 ワインセラー大手のVintecを買収
2017年 飲料ディスペンサー機器製造のグラインドマスター・セシルウェアを買収
2017年 米国の調理家電メーカーであるAnova Applied Electronicsを買収
2019年 業務用エスプレッソマシンメーカーの仏UNICを買収
2020年 業務用家電事業をElectrolux Professionalとして分社化
2021年 家電修理会社の仏La Compagnie du SAVを買収
スウェーデンを代表するウォーレンバーグ家(ヴァレンベリ、Wallenberg)率いるファミリーオフィースであるインベストールABが大株主です。