掃除機業界の世界シェアと市場規模の分析

掃除機業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。テクトロニック 、ビッセル 、ダイソン、アイロボット等世界大手の掃除機メーカーの動向も掲載しています。

市場シェア

最新業界別売上高世界ランキング第4巻」に記載の掃除機メーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 ダイソン 23 %
2位 エレクトロラックス 11 %
3位 iRobot 10 %
3位 TTI 8 %
4位 ビッセル 7 %
5位 ミディア 5 %
6位 パナソニック 4 %
7位 フィリップス 4 %

掃除機メーカーの世界シェア1位はイギリスのダイソン、2位はスウェーデンのエレクトロラックス、3位は香港のTTI(テクトロニック)を抜いて、お掃除ロボットのルンバシリーズで成長著しいiRobotとなります。

市場規模

調査会社ユーロモニターによれば、2019年の掃除機業界の世界市場規模は165億ドルです。調査会社のグランビューリサーチによれば、2018年の同業界の市場規模は92億ドルです。2019年から2025年にかけて年平均9.1%で市場が拡大すると見込まれます。また調査会社GfKジャパンによれば、日本国内の2018年の掃除機販売台数は810万台です。調査会社の富士経済によれば、2018年の世界の掃除機の販売台数は9000万台です。当サイトでは掃除機業界の市場規模を120億ドルとして市場シェアを算定しています。

世界の主要な掃除機メーカーの一覧

TTI(Techtronic Industries、テクトロニック・インダストリーズ)

TTI(Techtronic Industries、テクトロニック・インダストリーズ)は香港に本拠を置く1980年創業の電動工具、園芸用機器や掃除機等のブランド運営会社です。過去日本のリョービより北米の電動工具事業を買収して事業を拡大しています。掃除機はHoover、Oreck、VAX等のブランドを展開しています。香港証券取引所に上場しています。日本のリョービが大株主でもあります。

 

Electrolux(エレクトロラックス)
スウェーデンを代表する家電メーカーです。食洗機、掃除機、洗濯機や冷蔵庫の分野で強みを持ちます。

BISSELL(ビッセル)
米国に本拠を置く掃除機メーカーです。Bissell一族によって運営されている同族会社です。

Dyson
James Dyson氏率いる英国に本拠を置く世界的な掃除機メーカーです。サイクロン方式による高い吸引力が特徴です。

フィリップス

Philips(フィリップス)は、オランダに本拠を置く、家電・ヘルスケアメーカーであり、1891年にヘラルド・フィリップスによって設立されました。照明事業が祖業で、かつては半導体事業等も手掛けていましたが、近年、事業の再構築を行い、現在では医療機器、パーソナルヘルスケアの分野に注力しています。祖業でもある照明・ランプ事業は、フィリップスライティング(現シグニファイ)として分社化をしました。医療機器の分野では画像診断領域に強みを持ちます。家電はキッチン向けやシェーバー等のパーソナルケア向けの商品ラインアップを強化しています。掃除機、コーヒーメーカー、アイロン等の小型家電も手掛けています。パーソナルケアではシェーバーや電子歯ブラシが強いです。電子歯ブラシはソニッケア(Sonicare)ブランドで高機能帯をブラウンのオーラルBと二分しています。

BSH
ドイツに本拠を置くボッシュの家電子会社です。キッチン回りの家電等に強みを持ちます。元々はボッシュとシーメンスが双方の家電事業を統合して誕生しました。現在はボッシュの100%子会社です。

iRobot
お掃除ロボットを世界に広めた米国のロボットメーカーです。ルンバシリーズで世界展開しています。軍事用のロボットも開発しています。

パナソニック

パナソニックは日本を代表する電機メーカーです。過去松下電工や三洋電機と統合し、総合電機メーカーとして世界的なプレゼンスを有します。アプライアンス、オート、インダストリアル、通信ソリューションで事業部制をひいております。

家電:東芝やシャープ等他の日本電機大手が苦戦するなかで家電分野でグローバル展開を目指しています。低コスト戦略のアジア勢、プレミアム戦略の欧米勢と競合しています。掃除機は国内トップクラスのシェアを誇り、今後成長が見込まれるロボット掃除機分野へも参入しています。電気シェーバーはラムダッシュブランドで展開しています。
車載電池:テスラとの米ネバダ州でのギガファクトリー、日本、中国の大連工場(遼寧省)での3極の生産体制を構築しています。テスラ以外にもトヨタと協業し、全方位戦略で中国勢を迎えうっております。装置産業化した事業におけるパワーゲームを制することができるか、に注目が集まります。
小型用リチウムイオン電池:ノートPC、スマホ向けの電池事業にも強みを持ちます。
エアコン空調:1957年からエアコン事業を展開しております。日本国内では最大手クラスです。エオリアブランドで展開をしています。
自動車部品:音響機器(カーオーディオ)やカーナビゲーション等の電子機器の分野に強みを持ちます。次世代コックピットやコネクティッドと言われている自動車のCASE対応では総合力を発揮できる立場におります。
乾電池:1931年から乾電池の生産をしています。ナショナルハイトップブランドで一世を風靡し、現在はEvoltaで世界展開しています。

Neato(ネイト)
米国に本拠を置くお掃除ロボットメーカーです。ロジクールの創業者がCEOを務めています。

ECOVACS(エコバックス)
中国に本拠を置くお掃除ロボットメーカーです。窓掃除や空気清浄ロボットも開発しています。

その他、家電メーカーのシャープ、東芝、サムスン、LG、ダイソン等がお掃除ロボット分野に参入しています。

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