テレビメーカー・液晶テレビメーカーの世界シェアと市場規模の分析

テレビメーカーの世界市場シェアと市場規模について分析しています。サムスン、LGエレクトロニクス、TCL、ハイセンス、スカイワース、ソニー等世界大手テレビメーカー概要も掲載しています。

市場シェア

調査会社T4によれば、2019年の販売数量ベースのテレビメーカーの世界市場シェアは以下の通りとなります。⇒参照したデータの詳細情報

1位 サムスン 10%
2位 LG 6%
3位 TCL 3%

4位 ハイセンス 2%
5位 ソニー 1.2%
6位 スカイワース 1.2%

1位のサムスンと2位のLGは不動の1位と2位です。3位、4位は中国メーカーであるTCLとハイセンスです。5位はソニーが順位をあげています。

市場規模

調査会社のリポートリンカーによれば、2020年のテレビ製造業界の市場規模は3157 億ドルです。2020年から2027年に年平均5.9%での成長を見込みます。その中でも液晶テレビの市場規模は2027年に3023億円まで成長すると見込まれます。一方調査会社のT4によれば、2018年の同業界の市場規模は2243億ドルです。

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テレビメーカーの主要企業の動向

サムスン電子(Samsung Electronics)

Samsung(サムスン電子)は、韓国を代表する総合電機メーカーです。スマホ、半導体、テレビ、白物家電など、最終商品まで手掛けていることが強みです。垂直統合型の半導体チップメーカーとして、DRAM、NANDフラッシュメモリ、SSDの自社製造を手掛けています。また半導体受託生産も行っております。最終製品のスマホやテレビにも強みを持ちます。OLEDや液晶パネルの製造はサムスンディスプレイ、リチウムイオン電池はサムスンSDI、電子部品はサムスン電気、造船はサムスン重工、バイオ製薬の製造はサムスンバイオロジックスで手掛けています。2016年には車載音響機器大手のハーマンを買収しました。

LGエレクトロニクス(LG Electronics)

LGグループは1952年にク・インフェ氏によって設立された韓国を代表する財閥グループです。1958年にLuckyとGoldStarが経営統合をして設立されました。電機事業、化学事業、通信事業が3本柱です。子会社は、家電メーカーのLGエレクトロニクス、電子部品の製造を手掛けるLGイノテック、液晶ディスプレイを手掛けるLGディスプレイ、総合化学メーカーのLG化学など多岐にわたります。

電機事業(LGエレクトロニクス):冷蔵庫等の白物家電業界では上位に位置しています。電子レンジや食洗機、スマートフォンや家庭用エアコン等を含む家電業界でも、フィリップスやハイアールと並び、世界上位に位置しています。テレビ製造や液晶パネル分野(LGディスプレイ)でも、サムスンと並び世界上位に位置しています。車載向け機器も手掛け、2018年にはオーストリアの自動車照明大手であるZKWを買収しました。

LGディスプレイ:韓国LGエレクトロニクス傘下の液晶メーカーです。サムスンディスプレイと双璧です。テレビ向け液晶に強みがあります。中小型液晶分野では日本の液晶メーカーとも競合しています。2008年まで蘭フィリップスと提携していました。テレビ向けの大型有機ELに強みを持ちます。

化学事業(LG化学):シリコンウエハ業界、偏光板業界やリチウムイオン電池業界では、日系企業と並び、世界トップクラスのシェアを維持しています。リチウムイオン電池にも注力をしており、スマートフォン向けや現代/起亜、ルノー向けの車載用に開発が進められています。水処理膜の分野ではRO膜に強みを持ちます。2014年に米国の水処理膜メーカーであるNanoH2Oを買収しました。

株主構成:創業ファミリーであるクー一族が、持株会社であるLGの株式を約50%保有しています。LGを通じて、LG化学、LGエレクトロニクス等のグループ会社の持分を保有し、緩やかなLGグループを構成ししています。

TCL集団(TCL Corporation)
中国を代表する家電メーカーです。テレビは仏の有力テレビメーカーの旧トムソン(現テクニカラー)と合弁会社を設立し急成長をしました。

ハイセンス(Hisense、海信)
1969年創業の山東省青島に本拠を置く家電メーカーです。1997年に上海証券取引所に上場をしています。Hisense、Ronshen、Kelonといったブランドでエアコン、冷蔵庫、食洗器、テレビ等を展開をしています。Hisense Visual Technology(ハイセンス・ビジュアル・テクノロジー)がテレビの製造・販売を行っています。

スカイワース(Skyworth、創維)
中国シンセンに拠点を置く家電メーカーです。香港証券取引所に上場しています。

ソニー

ソニーは、日本を代表する総合電機メーカーです。ソフトウェアとハードウェアが融合したエコシステム構築を目指しています。ゲーム機器、音楽、金融、映画、音響やテレビ等のエレクトロニクス、イメージセンサーで事業を展開しています。
イメージセンサー分野では、
ルネサンスの山形工場を買収する等圧倒的な強みを持ちます。2015年には東芝の大分工場の一部を買収しました。競合他社を引き離すために、2019年以降3年間で約6000億円の設備投資を実施し、現状強みを発揮するスマホ更なる需要(複眼化)に対応しつつ、今後の主戦場になると考えられる車載や産業機器向けの分野を伸ばす予定です。日米欧の3極での拠点構築に積極的です。
テレビでは、ブラウン管の時代からテレビ事業の競争力を保っております。液晶パネルの製造は製造しておらず、EMSの台湾ホンハイ(Hon Hai Precision)へのOEM比率を高めています。
ゲーム機では、プレイステーション・シリーズを展開し、ハードと課金の両面で成長しております。
ビデオカメラでは、ハンディカムで一世風靡しました。スマホでのビデオ利用に押され同市場も縮小しているなか、デジタルカメラはミノルタの一眼レフを買収しています。ミラーレスやプロ向けの機種に注力をしています。さらに詳しく

シャープ
日本を代表する家電メーカーです。液晶分野に強みを持ちます。堺工場に大型の設備投資を行っています。

Vizio(ビジオ)
米国に本拠を置くテレビメーカーです。ファブレス方式で自社で工場を持たないことが特徴です。2005年の設立後、量販店ルートを中心に米国で存在感を示しました。2016年中国の動画配信大手の楽視網信息技術(LeEco)が買収しました。

主要業界団体
JEMA 一般社団法人 日本電機工業会
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)