トヨタ自動車の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

トヨタ自動車は、1937年に豊田喜一郎氏などによって設立された日本を代表する自動車メーカーです。かつては世界首位を米GMと競い、現在はVW(フォルクスワーゲン)やルノー・日産・三菱自動車連合と首位を競っています。2016年にダイハツ工業を完全子会社化し小型車の開発を強化しています。商用車では日野トラックとの連携を深めています。CASEや燃料電池といった今後の自動車業界の技術革新に備え、マツダやスズキとも業務提携を行い、緩やかな連合体制を構築しています。トヨタ車体の親会社でSUBARUは持分法適用会社です。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比15.30%増の31,379,507百万円になりました。営業利益は36.31%増の2,995,697百万円になりました。営業利益率は9.55%になりました。販売価格の増加や原価低減によって、営業利益は過去最高益を達成しました。

トヨタ自動車の業績推移

トヨタ自動車の業績推移

 

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(7-9月)
売上高は前年同期比22.16%増の9,218,232百万円になりました。営業利益は-24.96%の562,789百万円になりました。営業利益率は6.11%になりました。円安の影響で増収となったものの、原材料費の高騰もあり、前年同期比増収減益になりました。

2022年第1四半期(4-6月)
売上高は前年同期比7.00%増の8,491,116百万円になりました。営業利益は-41.99%の578,655百万円になりました。営業利益率は6.81%になりました。

2021年第4四半期(1-3月)
売上高は前年同期比5.50%増の8,112,466百万円になりました。営業利益は-32.76%の463,862百万円になりました。営業利益率は5.72%になりました。原材料費の増加によって、営業利益が減少しました。

2021年第3四半期(10-12月)
前年同期比減収減益となりました。台数の減少や労務費の増加が主因です。

トヨタ自動車の四半期業績推移

トヨタ自動車の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比23.22%増の205.23円になりました。1株当たりの配当は前年度比8.33%増の52.00円になりました。配当性向は25.34%になりました。

トヨタ自動車のEPS・1株配当・配当性向の推移

トヨタ自動車のEPS・1株配当・配当性向の推移

売上構成

主力事業は自動車事業となります。

トヨタ自動車の売上構成(2021年度)

トヨタ自動車の売上構成(2021年度)

ブランド
主力ブランドには、レクサス、クラウン、RAV4、カローラ、ヤリス、ハイラックス、カムリ、ハイランダー、タコマ、C-HR、ハイエース、アルファード 、ハリアー、ライズ、ルーミー、シエンタ
ヴォクシー、プロフィア、タントなどがあります。

直近のM&A(合併買収)

乗用車以外の分野、自動車バリューチェーンの強化及び今後のCASEなどへの対応を図るために積極的にM&Aを行っています。

1998年 ダイハツ工業を子会社化
2001年 日野自動車を子会社化
2017年 マツダと業務資本提携
2019年 SUBARUと業務資本提携
2020年 住宅事業をパナソニックの住宅事業と経営統合しプライムライフテクノロジーズを設立
2020年 パナソニックの車載用角形電池事業(プライムプラネットエナジー&ソリューション)を買収
2021年 いすゞ自動車と資本提携

市場シェア

EN