商用車とトラック業界の世界市場規模の分析

商用車とトラック業界の世界市場シェア、動向や市場規模について分析をしています。東風汽車、 ボルボ、第一汽車、ダイムラー、マン、アショック・レイランド、タタといった世界大手の商用車及びトラックメーカーの動向も掲載しています。

市場シェア

「商用車メーカーの台数ベースの世界市場シェア」によれば、2017年ー2018年の商用車の台数ベースの世界市場シェア1位は、ドイツのダイムラーです。同社は三菱ふそうトラック・バスを傘下に持ち、北米ではフレイトライナー・ブランドで展開しています。

2位は、日本のいすゞ自動車です。3位はドイツのフォルクスワーゲン(マンとスカニアを合計すると実質的には世界1位です)、4位はトヨタ、5位は乗用車でも大手の中国の中国の東風トラックス、6位はインドのタタとなっています。

中国系の商用車メーカーは、情報の開示が限定的であり、商用車ではなく、トラックの販売台数でのランキングとなっている点には注意が必要です。

また2019年にいすゞがボルボからUDトラックスを買収しております。

市場規模

民間調査会社のグランドビューリサーチによれば世界の商用車市場の2017年の推定市場規模は、1兆3200億ドルと推計されています。また、民間調査会社のブランドエッセンスマーケットリサーチによれば世界の商用車市場の2017年の推定市場規模は約1兆3365億ドルと推計されています。

トラックの用途別種類

トラックの種類は大きく分けて、平ボディ、バン型車、ダンプの3種類があります。 平ボディは色々なものが平積みできるという特徴があり、バン型は密閉型の荷入れを活用し保冷や冷凍等の用途でも使えます。ダンプは砂利や土砂を運ぶ際に用いられます。なお、積載量によって、小型トラック(2t・3tトラック)、中型トラック(4tトラック)、大型トラック(10tトラック)という区分もあります。

日本のトラックメーカー

国内のトラックメーカーは4社、すなわち、いすず自動車、日野自動車、三菱ふそうトラックバス、UDトラックスです。これらのトラックメーカーの中で、日野自動車はトヨタの傘下に入り、三菱ふそうはダイムラー傘下、またUDトラックスはボルボ傘下(2019年にいすゞが買収)、と独立したトラックメーカーはいすず自動車のみとなっています。

いすゞがボルボからUDトラックスを買収し、1社気を吐いているものの、ダイムラー、ボルボ、VWを筆頭に、中国系の東風、FAWに押されています。

一方、乗用車の分野では、世界トップクラスであるトヨタと筆頭に、ホンダ、ルノーの提携している日産等上位を占めています。乗用車では圧倒的な強みを見せる日本の自動車メーカーですが、技術的な差別化が難しい、商用車では海外勢に押され気味ということがわかります。

トラック業界の主要メーカー一覧

Dongfeng Motor(東風汽車)

中国に本拠を置く国有大手自動車メーカーの一角です。乗用車からトラック等の商用車までフルラインナップで提供しています。トラックに関してはVolvo傘下のUDトラックスと合弁会社を設立しました。

いすゞ(Isuzu)

日本を代表するトラックメーカーです。1990年代末にかけいすゞが経営危機となった際、一時米GMの傘下に入りましたが、現在はトヨタと資本提携を行なっています。三菱ふそうは、ダイムラー傘下となり、また日野は2018年にVWと提携を行いました。2019年にUDトラックスを買収し、国内商用車は3社体制となりました。

Volvo Group (ボルボ)

ボルボグループはスウェーデンに本拠を置くトラック・建機メーカーです。1928年にトラックメーカーとして設立されて以降、現在もトラックの売上がグループ全体の約60%超を占めるなど、最大の事業部門となっています。2019 年の売上規模は3兆3千億円程度です。

ボルボ売上高推移

ボルボ売上高推移
出所:同社

同社は、トラックの分野では、ボルボ・トラックス、ルノー・トラックス、マック・トラックスの4種類のブランドを有し地域ごとに展開しています。またインドでは合弁会社アイシャー・モーターズ (Eicher Motors)、中国ではドンフェントラックを展開し、各地域ごとに使い分けています。

ボルボ地域別売上高

ボルボ地域別売上高
出所:同社

日本では、日産から買収した旧日産ディーゼル(現UDトラックス)がボルボグループの主軸となっていますが、2019年に日本のいすゞへ売却をしました。
販売台数ベースでは約23万台のトラックを年間販売しています。ブランド別ではボルボとルノーブランドのトラックが売れ筋であり、大型トラックに強みを持っていることがうかがえます。

ボルボのトラック販売台数

ボルボのトラック販売台数

ボルボのもう一つの柱である建機部門は、全体の売上の約20%を占めており、売上規模では約1兆円となります。ブランドは、ボルボ、SDLG、Terex Trucksの3ブランドで展開をしています。
年間約8万6千台の建機を販売しており、ここでもボルボブランドの建機が最も売れています。地域別の最大の市場は中国となっています。建機1台当たりの価格は、1100万円程度と計算されます。

建機販売台数

建機販売台数
出所:同社

同社の3本目の柱はバス部門となっています。バスは、ボルボバスという名称で、85ヶ国、1500のディーラー網を通じて世界展開しています。Volvo、Prevost、Nova Bus、UDバス等のバスブランドを保有しています。電動化バスも積極的に推進しています。売上構成比では全体の約8%、約3千700億円弱の規模です。年間約10千台のバスを販売しており、1台約3千万程度の価格であることが計算できます。
また、ボルボ・ペンタでは、船舶や産業機器向けのエンジンを販売しております。全体の売上の約3%、約1千億円の売上規模で、年間約4万個のエンジンを販売しております。その他には、販売金融事業も保有しています。

ボルボは上場会社であり、株主構成をみるとインダストリバルデン (Industrivarden AB) が最大議決権保有株主となっています。富裕ファミリーであるLundberg(ルンドベル)一族が大株主でもあるインダストリバルデンは、Investor ABと並ぶスウェーデンの長期投資を行うファンドです。
一方、2位の株主は、アクティビストであるCevian Capitalが入っており、利益率の向上を求めた事業再編の動きが活発化する可能性があります。

ボルボ株主

ボルボ株主構成
出所:同社

格付けは、投資適格の水準を維持しています。乗用車メーカーのボルボは現在は中国の浙江吉利控股集団(Zheijiang Geely Group Holding)傘下にあります

1999年 ボルボの乗用車部門のフォードへの売却
2000年 ボルボによるルノートラックスの買収
2007年 日産ディーゼルの子会社化
2007年 インガソルランドからの道路舗装用建機事業の買収
2012年 航空機事業のボルボエアロを英GKNへ売却
2013年 米国建機レンタル会社のBlueline Rentalの売却
2019年 UDトラックスのいすゞへの売却

First Automobile Works Group(第一汽車)

中国に本拠を置く国有大手自動車メーカーの一角です。乗用車からトラック等の商用車までフルラインナップで提供しています。トラックに関してはトヨタ自動車と合弁会社を設立しました。

Beijing Automotive Group(北京汽车工业控股)

中国政府系の総合自動車メーカーです。トラックに関してはいすゞやDaimlerと合弁会社を設立しています。

China National Heavy Duty Truck Corp(中国重型汽车集团)

中国政府系のトラック専業メーカーです。

Daimler AG(ダイムラー)

ドイツに本拠を置く大手自動車メーカーです。トラック分野でも大手です。三菱ふそうトラック・バスを傘下に保有しています。

Traton(トレイトン)

独Volkswagen(フォルクスワーゲン)傘下のトラック事業を統括するホールディング会社です。2019年に子会社上場しています。傘下にマン、スカニアを擁しています。2020年に16.8%の株式を保有している米トラック大手のナビスター・インターナショナルの買収を発表しました。

MAN(マン)

1758 年に創業したルール地方の鉄工所にルーツがある、ドイツに本拠を置くエンジン・機械メーカーです。トラック・バス等の商用車、船舶・産業用エンジン等を手掛けています。現在は独Volkswagen(フォルクスワーゲン)傘下です。MAN Diesel & Turbo(マンディーゼル&ターボ)は、MANグループの動力エンジニアリング部門です。1981 年には、船舶エンジンの老舗であるデンマークBurmeister & Wain(B&W)のディーゼルエンジン部門を買収し、船舶エンジンの分野では主要ライセンサーとして圧倒的な地位を占めています。メンテナンス等のサービスもグローバルで展開しています。

Scania(スカニア)

スウェーデンに本拠を置く大手トラックメーカーです。現在は独Volkswagen(フォルクスワーゲン)傘下です。

Hino Motors(日野自動車)

トヨタ自動車傘下のトラックメーカー。2018年にVWとの提携を発表。

Tata Group(タタ)

タタは、1868年にペルシャ系ゾロアスター(拝火、インドではパルシーとも言われる)教徒であるジャムシェトジー・タタ氏がムンバイで設立した木綿貿易会社が発祥です。インド西部のムンバイに本拠を置きます。インド三大財閥の一角です。規模ではインド最大級で、塩からソフトまでと言われ、鉄鋼、自動車、ホテル、紅茶、ITサービス、時計、宝飾品、電力、通信、化学、食品、小売などに至る多岐分野で事業を展開する財閥です。海外100ヶ国で事業を展開し、約70万人の従業員と1000億ドル超の売上を計上しています。日本に企業では、三菱商事、新日鐵住金、日立製作所、スズキ、NTTグループ等と提携をしています。リライアンス、アーディティヤ・ビルラー・グループを擁するビルラグループを含めインド3大財閥と評されます。初代ジャムセトジー・タタ、二代目ドラブジ・タタ、三代目ノウロジ・サクラトヴァラ、四代目JRD・タタに続き、現在は五代目となるラタン・タタ氏がグループの総帥です。

タタ事業概略

タタ事業概略
出所:同社AR

タタ・サンズとタタ・インダストリアルズが、各グループ会社の最大株主として、強い影響力を有しています。タタ・サンズは、タタ一族の慈善財団が66%、シャポルジ・バロンジ・グループが18%の議決権を保有しています。2012年にパロンジ家出身のサイラス・ミストリー氏がラタン・タタ氏を引き継ぎ、グループの総帥となりましたが、経営方針の違いから解任され、2016年にラタン・タタ氏が復活しました。現在は、ファミリー出身でないナタラジャン・チャンドラセカラン氏が率いています。

タタグループ 持ち分比率

タタグループ 持ち分比率
出所:同社

事業構成は大きくIT、鉄鋼、自動車・トラック、化学、飲料に分かれています。

IT:

タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が中核です。全世界で包括的な IT の受託サービスを提供しています。TCSはタタ・グループの中で最大である39万人超の従業員を有しています。利益貢献もグループ中最大である。米国でのIT技術者の就労ビザ問題を抱えています。

鉄鋼:

タタ製鉄が中核です。インド内では最大です。日本製鉄と提携しています。2007年に120億ドル(約1兆1千億円)で英蘭コーラスCorus(コーラス、GBR/NLD)を買収しました。2016年に英国の航空、自動車、原油・ガス向けの特殊鋼事業を英鉄鋼商社リバティハウスに売却しております。2017年9月に欧州事業の独鉄鋼大手ティッセン・クルップとの統合を発表しましたが、英国の欧州連合(EU)離脱決定のあおりで売却が頓挫しました。ティッセンとの提携に活路を見いだすという機転に、同氏の経営手腕に対する評価は一気に高まりました。高止まりしている固定費用の削減が課題となっています。

自動車:

タタ自動車が中核です。売上高は約5兆円弱規模です。売上高がグループ最大です。商用車、乗用車、高級車、スポーツ・ユーティリティ(SUV)、バス、軍用車両を展開しています。2017年は、インド国内の約5000のディーラーを通じて、約1200万台超の販売しています。商用車では50以上、乗用車では11のモデルを販売しています。販売台数ベースの売上構成比は、乗用車26%、SUV36%、小型商用車は約286万台の23%、中大型商用車は約170万台の14%となっています。売上比率では、インド国内のタタ自動車が約1兆円、ジャガー・ランドローバーといった高級・SUVが約4兆円と好調です。一方、乗用車は超低価格車「ナノ」が低迷し、インド国内向け苦戦。独フォルクスワーゲン(VW)との戦略提携もとん挫してしまいました。タタ自動車(乗用車と商用車)部門のEBITDAマージンは約6%に対して、ジャガー・ローバー部門は約13%です。タタ自動車の規模及びマージンの改善が今後の課題と言えます。

タタ自動車の販売台数

タタ自動車の販売台数
出所:同社

商用車部門は韓国の大宇の商用車部門を買収(現タタ大宇)しました。商用車のインド国内の商用車の年間販売台数である880万台における市場シェアは約45%超を有しており、インド最大の商用車メーカーです。ウルトラ1518、シグナ3718、エース・ゴールド等が主要ブランドに強みがあります。乗用車の国内市場シェアは約6%程度です。

タタ商用車の実績

タタ商用車の実績
出所:同社AR

エース、マジック、シグナ

タタ商用車

タタ商用車
同社AR

商用車・トラックの内訳をみると、中・大型トラックがインド国内の市場シェアの55%を占めていることがわかります。

タタの商用車地域別売上高

タタの商用車地域別売上高
出所:同社AR

イギリス、韓国、タイ、南アフリカ、インドネシア、豪州、スロバキアで製造工場を保有しています。約5万台を輸出しており、商用車の輸出先としては、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、南アフリカ、インドネシアで約80%を占めます。タタ大宇は約9000台を韓国で生産し、韓国内の市場シェアは約22%程度です。アルジェリアやベトナム向けの輸出が多いです。乗用車部門は高級セダンを展開するジャガーとレンジ・ローバーを展開しています。バス部門は、スペインのイスパノ・カロセーラを買収(現タタ・イスパノ)しました。売上高は近年堅調に推移しています。

タタ自動車売上推移

タタ自動車売上推移
出所:同社

化学:

タタ化学が主軸です。ソーダ灰業界では世界大手クラスです。製塩も行っています。

飲料:

タタ・グローバル・ビバレッジが主軸です。紅茶及びコーヒーに強みを持ちます。紅茶はTata Tea、テトリー(Tetley)ブランドを展開しています。2019年の紅茶事業の売上高は520億インドルピーで、1ルピー=0.013ドルの為替レートで米ドル換算売上高は7億ドルです。

ホテル事業:インディアン・ホテルズ(IHCL)が中核です。タージブランドのホテルを展開するもの、現状は事業の再構築に取り組んでいます。宝石事業、エアコン事業は、タイタン、ボルタスが展開しています。電力事業、時計・宝石事業、エアコン・空調ではインド国内では市場シェアトップです。その他、タタ電力が電力事業、タタ・コミュニケーションズがデータセンター・通信事業、タージホテルズでホテル事業、ボルタスがエアコン販売を展開しています。

タタの事業の業界ランキング

タタの事業の業界ランキング
同社AR

タタ財閥―躍進インドを牽引する巨大企業グループ
富を創り、富を生かす―インド・タタ財閥の発展
インド財閥経営史研究
インド財閥のすべて (平凡社新書)

Ashok Leyland(アショック・レイランド)

インドに本拠を置く商用車メーカーです。日産と提携しています。英国に本拠を置くHinduja Group(ヒンドゥージャ・グループ)傘下にあります。

CNHインダストリアル/Iveco(イヴェコ)

CNHインダストリアルは、2013年のCNHグローバルとフィアット・インダストリアルとの経営統合の結果誕生しました。現在はニューヨーク証券取引所とミラノ証券取引所に株式を上場しています。従業員数は約6万人を超え、65ヶ所超の工場、50超のリサーチ拠点を有し、全世界180ヶ国で事業を展開しています。2017年の売上高は262億ドル、営業利益率は約5.8%です。フィアット創業家が大株主となっています。
事業領域としては、CASEブランドで展開する建設機械、New Holland(ニューホランド)及びCASEブランドで展開する農業機械、商用車・トラックのIveco(イベコ)、旧ルノーの流れを汲むHeuliez Bus(ユーリエ・バス)、IVECO BUS (イベコバス、以前は Irisbus(アイリスバス)ブランド)、1864年から続く老舗消防車メーカーであるMagirus(マギルス)、エンジン・車軸・変速機等を製造するFPT Industrial(フィアット・パワートレイン・インダストリアル)となっています。なお、CNHグローバルは、1999年にNew Holland(ニュー・ホランド)とCase Corporation(ケース・コーポレーション)が経営統合し誕生しています。
エリア別の売上比率では、欧州・中東・アフリカ(EMEA)が、一番多く約50%超、北米の20%超、アジア、南米と続きます。中央アジアにおける製造拠点は、中国、ウズベキスタン、インディア、パキスタン、ロシア、トルコにあります。

CNH地域別売上高

CNH地域別売上高
出所:同社AR

事業別の売上比率では、農機(AG)が39%と最大。続き商用車・トラック事業(CV)の37%、エンジン(PT)の15%、建機(CE)の9%となっています。

CNH商品別売上構成

CNH商品別売上構成
出所:同社AR

農機の売上高は111億ドルです。営業利益率は8.5%と全社平均を上回っています。農機カテゴリーでは、トラクターが農機売上の58%を占め、コンバインの21%を大きく上回っています。地域別では、欧州と北米が4割弱とほぼ拮抗しています。主な競合先としては、John Deere(ジョン・ディア)、AGCO(アグコ)、Claas(クラース)、 the Argo Group(アルゴ・グループ)、Deutz Fahr Group(ドイツファール・グループ)やクボタがあげられます。
建機の売上高は約26億ドルです。営業利益率は0.8%です。地域別では、北米が約過半を占め、最も大きな販売先となっています。大型建機と中小型建機をバランスよく取り扱っています。主な競合先としては、Caterpillar(キャタピラー)、Komatsu(コマツ)、JCB(JCバンフォード・エクスカベターズ)、日立建機、Volvo(ボルボ)等が挙げられます。
商用車・トラック部門の売上高は約104億ドルです。営業利益率は2.6%です。製品別ではトラックが約8割、地域別では欧州が約8割の販売先となっています。欧州でのトラックの市場シェアは約12.8%です。

CNHの商用車市場シェア

CNHの商用車市場シェア
出所:同社AR

トラックの主要競合先としてはDaimler (ダイムラー、同社はMercedes-Benz、三菱ふそう、Freightliner(フレイトライナー)、 Western Star(ウェスターン・スター)、Setra(ステラ)、Bharat-Benz(ブハラット・ベンツ)ブランドで展開)、Volkswagen (MANとScaniaブランドで展開)、Paccar (パッカー、同社はDAF、Kenworth(ケンワース)、Ken Mex、Peterbiltブランドを展開)、Volvo Group (同社はボルボ、ルノー、MACK、UDトラックスブランドで展開)、Navistar(ナビスター)、消防車ではRosenbauer International(ローゼンバウワー・インターナショナル)、 Rheinmetall(ラインメタル)、米国のOshkosh(オシュコシュ)等があげられています。

トランスミッション・エンジン部門の売上高は44億ドルです。営業利益率は約8.3%。売上に占める製品の割合では、エンジンが約9割と最大です。外部への販売割合は約56%(グループ内売上は約44%)です。エンジンは年間約60万機、変速機は7万機、車軸は19万本販売しています。同社によれば主要競合先としては、Cummins(カミンズ)、 Daimler(ダイムラー)、Deutz(ドイツ)、Perkins(パーキンス)、John Deere(ジョン・ディア)、Volvo(ボルボ)とヤンマーがあげられています。
主要株主は、フィアットの創業家のアニェッリ家が所有するエクソール(Exor NV)であり、議決権ベースで約4割程度の株式を保有しています。エクソールは、CNHインダストリアルに加え、FCA(フィアット・クライスラー)、再保険のパートナーRe、フェラーリ、ユベントス、エコノミストの大株主でもあります。

フィアット―イタリアの自動車産業を支え続ける巨人 (ワールド・カー・ガイド・DX)
イタリアの起業家ネットワーク―産業集積プロセスとしてのスピンオフの連鎖
トランスミッション・バイブル 2 (モーターファン・イラストレーテッド特別編集)

Navistar International(ナビスターインターナショナル)

米国に本拠を置くトラック大手です。2016年にVWと資本提携しています。

PACCAR(パッカー)

米国のワシントンに本拠を置くトラック大手です。

陝西汽車(Shaanxi Automobile Group)

陝西省に本拠を置く商用車・トラックメーカーです。

トヨタ

日本を代表する自動車メーカーです。ピックアップやハイエース等の小型商用車に強みを持ちます。ダイハツと日野ブランドでも展開しています。

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