BOE(京東方科技集団)は、1951年に北京電子管廠として設立された、中国重慶に本拠を置く政府系の大手液晶・有機ELパネルメーカーです。サムスン電子との取引が多いです。モニターやノートパソコン、タブレット向けの液晶パネルに強みを持っています。第10.5世代の大型パネル工場(合肥)や武漢で工場を設立しました。有機ELにも注力しており、重慶に約8千億円の有機ELパネル工場の新設をしています。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比61.79%増の219,310百万元になりました。営業利益は前年度比473.34%増の34,525百万元になりました。コロナ禍でパネルを使うパソコンやタブレット端末の需要が増えたことに加え、米中対立から、中国スマホ大手が中高級機種向けにBOE製の採用を増やしたことが増収増益の主因です。

業績推移(四半期)
2022年7-9月
売上高は前年同期比-26.79%の41,134百万元になりました。営業利益は前年同期比-141.34%の-4,464百万元になりました。営業利益率は-10.85%になりました。
2022年4-6月
売上高は前年同期比-29.50%の41,134百万元になりました。営業利益は前年同期比-95.22%の561百万元になりました。営業利益率は1.36%になりました。
2022年1-3月
売上高は前年同期比0.40%増の50,476百万元になりました。営業利益は前年同期比-42.88%の4,251百万元になりました。営業利益率は8.42%になりました。
2021年10-12月
売上高は前年同期比65.46%増の56,031百万元になりました。営業利益は前年同期比39.49%増の5,060百万元になりました。

BOEテクノロジーの四半期業績推移
EPS成長(年次)
業績の回復を反映して、2021年度の希薄化後EPSは増加しています。

売上構成
ディスプレイ、スマートIoT、スマート医療が主要セグメントになっています。
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M&A(合併買収)
- 2021年 南京中電熊猫信息産業集団有限公司(CECパンダ)の液晶パネル工場を買収
株主構成
中国政府が筆頭株主なっています。
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