サムスン電子の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

サムスン電子の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Samsung(サムスン電子)は、韓国を代表する総合電機メーカーです。スマホ、半導体、テレビ、白物家電など、最終商品まで手掛けていることが強みです。垂直統合型の半導体チップメーカーとして、DRAM、NAND型フラッシュメモリ、SSDの自社製造を手掛けています。また半導体受託生産も行っております。最終製品のスマホやテレビにも強みを持ちます。OLEDや液晶パネルの製造はサムスンディスプレイ、リチウムイオン電池はサムスンSDI、電子部品はサムスン電気、造船はサムスン重工、バイオ製薬の製造はサムスンバイオロジックスで手掛けています。2016年には車載音響機器大手のハーマンを買収しました。

業績推移(年次)

2021年度は、売上高は前年度比17.8%増の279兆ウォン、営業利益は43.3%増の51兆5700億ウォンと増収増益になりました。半導体と折りたたみ式のスマートフォンが好調でした。
2017年以降売上高は横ばいが続きます。EBITDAマージンは10%超の二桁を維持しています。メモリー半導体ではサムスン電子独り勝ちの状況が続きます。

サムスン電子の業績推移
サムスン電子の業績推移

業績推移(四半期)

2022年第2四半期(4‐6月)
売上高は前年同期比21.25%増の77,203,607百万ウォンになりました。営業利益は12.18%増の14,097,045百万ウォンになりました。営業利益率は18.26%になりました。中小型パネルやシステム半導体の需要が堅調で、前年同期比増収増益になりました。

2022年第1四半期(1‐3月)
売上高は前年同期比18.95%増の77,781,498百万ウォンになりました。営業利益は50.50%増の14,121,409百万ウォンになりました。営業利益率は18.16%になりました。

2021年10-12月
半導体需要とスマートフォンの売上増加で増収増益になりました。

サムスン電子の四半期業績推移

サムスン電子の四半期業績推移

EPS成長

好調な業績に支えられ2019年以降希薄化後EPSは成長しています。

サムスン電子の希薄化後EPSの推移
サムスン電子の希薄化後EPSの推移

売上構成

スマホ、半導体、家電、ディスプレイ、車載音響は主力事業となります。

サムスン電子の売上構成(2021年度)
サムスン電子の売上構成(2021年度)

半導体は、ASML製のEUV(極端紫外線)露光への設備投資が台湾の半導体受託大手であるTSMCに遅れ、結果として回路線幅最先端の5ナノでの量産化が遅れました。TSMCに委託するiPhoneとギャラクシーで性能に差がつくと、スマホの売上にも影響がでる可能性があります。

ファンドリ(半導体製造受託)分野にも積極的に投資を行い、台湾のTSMCを追い上げています。5nmプロセスでの製造の量産化に成功しています。但し、サムソンへの製品の製造委託をすることは、最終製品も手掛けるサムスンへ技術が流出する懸念もあり、規模ではTSMCに劣っています。

液晶はサムスンディスプレーが担当しています。2012年にSamsung Mobile Display(サムスン・モバイル・ディスプレー)を吸収し、中小型から大型の液晶を製造・販売しています。テレビ向けが中心ですが、有機ELパネルの分野では、スマートフォン向け商品に強みを持ちます。江蘇省のCSOTとの液晶合弁事業の持分を売却し、大型液晶ディスプレーからの撤退を検討しております。

Samsung SDI(サムスンSDI)は、サムスンのグループ企業です。ノートPC、スマホの分野でのリチウムイオン電池に強みを持ちます。車載用のリチウムイオン電池は主にBMWに供給しています。車載用のリチウムイオン電池も強化をしており、主にBMWに供給しています。サムスン向けにフラットパネルや半導体向け部材も供給しております。

通信基地局では、エリクソン、ノキア等の欧州勢、ファーウェイ等の中国勢を追い上げる立場にいます。液晶テレビでは長らく世界最大手の地位を維持しています。CMOSイメージセンサー分野では先行するソニーを追い上げています。プリンター事業はHPへ売却し撤退しました。

サムスン電子が保有するサムスングループ株式(2021年2月時点)

社名事業内容サムスン電子持分
サムスン重工造船16%
ハーマン車載音響機器の製造100%
サムスン電気電子部品の製造24%
サムスンSDIリチウムイオン電池の製造20%
サムスンディスプレイOLEDや液晶パネルの製造85%
サムスンSDSシステムインテグレーター23%
サムスンバイオロジックスバイオ製薬受託製造32%
©ディールラボ

直近のM&A(合併買収)

内部成長に重点を置き、大型のM&Aからは距離を置いています。

2016年 ハーマンインターナショナルを買収

株主構成

4位に2020年に死去した李健熙の妻であるHong Ra-hee氏が入っています。

サムスン電子の株主構成(直前期末時点)
サムスン電子の株主構成(直前期末時点)

直近1年間の株価リターン

サムスン電子とインデックスの株価リターン比較

2022年09月28日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
サーバーの都合によりデータが表示されない場合があります。その際はリロードもしくは時間を置いて再度ご訪問下さい。

市場シェア

市場シェア

スマートフォン業界の世界市場シェアの分析

スマートフォン業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。サムスン電子、アップル、Huawei (華為技術、ファーウェイ) 、Xiaomi(シャオミ、小米) 、OPPO、vivoといった大手スマホメーカーの動向も掲載しています。
市場シェア

コンデンサ・キャパシタ業界の世界市場シェアの分析について

コンデンサ・キャパシタ業界の世界市場シェアや市場規模の動向について分析をしています。村田製作所、サムスン、ヤゲオといったコンデンサ・キャパシタメーカー大手の動向も掲載しています。
市場シェア

ソリッドステートドライブ(SSD)業界の世界市場シェアの分析

ソリッドステートドライブ(SSD)業界の世界シェアと市場規模について分析をしています。サムスン電子、サンディスク、ライトン、キングストン等のSSD世界大手の動向も掲載しています。
市場シェア

CMOS・画像イメージセンサー業界の世界市場シェアの分析

CMOS・画像イメージセンサー業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。業界首位はソニーですが、オムニビジョンやサムスン電子が激しく追い上げています。低画素の分野ではファブレスのギャラクシーコアといった中国メーカーとの競合も生まれつつあります。
市場シェア

テレビメーカー・液晶テレビメーカーの市場シェアと売上高ランキング

テレビメーカーの業界の世界市場シェア・売上高ランキング・市場規模について分析をしています。サムスン電子、LGエレクトロニクス、TCL、ハイセンス、スカイワース、ソニー、シャープといった世界大手テレビメーカーの概要も掲載しています。
市場シェア

掃除機業界の世界シェアと市場規模の分析

掃除機業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。テクトロニック 、ビッセル 、ダイソン、パナソニック、アイロボット等世界大手の掃除機メーカーの動向も掲載しています。
市場シェア

リチウムイオン電池の市場シェアの分析

リチウムイオン電池業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。LG化学、CATL、アンプレックステクノロジー(TDK)、パナソニック、サムスンSDI、BYDといった世界大手のリチウムイオン電池メーカーの概要や動向も掲載しています。
市場シェア

EV電池・車載電池業界の世界市場シェアの分析

EV電池・車載電池業界の世界シェア、業界ランキング、市場規模の情報について分析をしています。中国政府からの潤沢な補助金で拡大を続ける寧徳時代新能源科技(CATL)、比亜迪(BYD)、国軒高科(Guoxuan High-Tech)、天津力神(Lishen)等の有力中国メーカーに対し、パナソニック、LG化学、サムスンが対抗しています。
市場シェア

DRAM業界の市場シェア・売上高ランキング・市場規模・再編

DRAM業界の世界市場シェア・売上高ランキング・市場規模・M&A(合併買収)について分析。業界の有力なプレーヤーであるサムスン電子、SKハイニックス、マイクロン、南亜科技の概要や動向についても記載。
市場シェア

NAND型フラッシュメモリー業界の市場シェアと売上高ランキング

NAND型フラッシュメモリー業界の世界市場シェア・売上高ランキング・市場規模・M&A(合併買収)について分析。サムスン電子 、キオクシア 、ウェスタンデジタル(旧サンディスク) 、SKハイニックスといったNAND型フラッシュメモリー会社の概要や動向も掲載。