コンデンサ・キャパシタ業界の世界市場シェアの分析について

コンデンサ・キャパシタ業界の世界市場シェアや市場規模の動向について分析をしています。村田製作所、サムスン、ヤゲオといったコンデンサ・キャパシタメーカー大手の動向も掲載しています。

コンデンサ・キャパシタ業界の世界市場シェア(2019年)

最新業界別売上高世界ランキング第8巻」に記載のコンデンサメーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、1位は村田製作所、2位はサムスン電機、3位は太陽誘電    となります。

  • 1位 村田製作所    26%
  • 2位 サムスン電機    12%
  • 3位 太陽誘電    8%
  • 4位 TDK    7%
  • 5位 ヤゲオ    2%

市場規模

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、コンデンサ・キャパシタ業界の2019年の世界市場規模を200億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にしたデータは以下の通りです。調査会社のリサーチアンドマーケッツよると、2017年の同業界の市場規模は178億ドルです。2023年にかけて年平均4.69%での成長を見込みます。また調査会社のグローバルマケットインサイツによると、2018年の同規模は190億ドルです。2025年にかけて4%での成長を見込みます。

世界の主要なコンデンサ・キャパシタの動向

村田製作所

1944年に創業した京都に本社を置く電子部品の世界的なメーカーです。チップ積層セラミックコンデンサ、EMI除去フィルタ、表面波フィルタ、酸化銀電池、セラミック発振子、ショックセンサや高周波関連備品といった分野に強みを持ちます。

サムスン電機(SAMSUNG ELECTRO-MECHANICS、サムスン・エレクトロ・メカニクス)

韓国に本拠を置くサムソングループの電子部品会社です。コンデンサ、インダクタ、チップ型抵抗(chip register)といったの各種電子部品を製造しています。

サムスングループについて

Samsung(サムスン電子)は、韓国を代表する総合家電メーカーです。スマホ、半導体、テレビ、白物家電など、最終商品まで手掛けていることが強みです。2016年に車載向けの音響に強いHarman Internationalを買収しています。スマートフォンの分野でも世界トップクラスです。NANDフラッシュメモリー、SSD、DRAMでも世界1位を長らく維持しています。通信基地局では、エリクソン、ノキア等の欧州勢、ファーウェイ等の中国勢を追い上げる立場にいます。液晶テレビでは長らく世界最大手の地位を維持しています。CMOSイメージセンサー分野では先行するソニーを追い上げています。プリンター事業はHPへ売却し撤退しました。

ファンドリ(半導体製造受託)分野にも積極的に投資を行い、台湾のTSMCを追い上げています。但し、サムソンへの製品の製造委託をすることは、最終製品も手掛けるサムスンへ技術が流出する懸念もあり、規模ではTSMCに劣っています。

液晶はサムスンディスプレーが担当しています。2012年にSamsung Mobile Display(サムスン・モバイル・ディスプレー)を吸収し、中小型から大型の液晶を製造・販売しています。テレビ向けが中心ですが、有機ELパネルの分野では、スマートフォン向け商品に強みを持ちます。江蘇省のCSOTとの液晶合弁事業の持分を売却し、大型液晶ディスプレーからの撤退を検討しております。

Samsung SDI(サムスンSDI)は、サムスンのグループ企業です。ノートPC、スマホの分野でのリチウムイオン電池に強みを持ちます。車載用のリチウムイオン電池は主にBMWに供給しています。車載用のリチウムイオン電池も強化をしており、主にBMWに供給しています。サムスン向けにフラットパネルや半導体向け部材も供給しております。
サムスンSDIの直近の売上高と営業利益率(括弧内)は以下の通りです。

2018年 9兆1582億ウォン(7.8%)
2019年 10兆974億ウォン(4.6%)

ヤゲオ(YAGEO)

1977年にPierre Chen氏によって創業された台湾に本拠を置く電子部品会社です。台湾証券取引所に上場しています。

TDK

日本を代表する電子部品メーカーです。コンデンサ、センサー、デバイス等も含め多種多様な電子部品を製造・販売しています。

太陽誘電

1950年に設立された独立系のコンデンサメーカーです。チタン酸バリウム磁器コンデンサが祖業です。受動部品に強く、インダクタ、無線モジュール、エルナー製品などを手掛けています。

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