SKハイニックスは、韓国の大手半導体メーカーです。2001年に韓国政府による公的管理を経て現在は通信大手のSKテレコム傘下となりました。NAND型フラッシュメモリやDRAMでサムスンと競合しています。
2020年に90億ドルでインテルからNAND型フラッシュメモリとSSD事業を買収することに合意しました。インテルはデータセンター向けに強く、SKハイニックスはスマホ向けに強いために補完関係が期待できます。またSKハイニックはキオクシアが上場をすると同社の15%を取得することができます。キオクシア・SK連合は、独走するサムスンに比肩する大きさとなります。
2020年12月に同社はNANDの積層化において176層商品を発表しました。128層よりも効率的にデータ保存ができます。メモリ以外ではCMOSイメージセンサーの事業も展開しています。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比34.79%増の42,997,792百万ウォンになりました。営業利益は前年度比147.53%増の12,366,548百万ウォンになりました。半導体需要増に加え、インテルの中国・大連のソリッド・ステート・ドライブ事業を買収を完了し大幅な増収増益になりました。

業績推移(四半期)
2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比-6.97%の10,982,883百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-60.90%の1,630,939百万ドルになりました。営業利益率は14.85%になりました。
2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比33.81%増の13,811,001百万ドルになりました。営業利益は前年同期比55.60%増の4,192,567百万ドルになりました。営業利益率は30.36%になりました。
2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比43.11%増の12,155,653百万ドルになりました。営業利益は前年同期比113.40%増の2,826,323百万ドルになりました。営業利益率は23.25%になりました。
2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比55.36%増の12,376,609百万ドルになりました。営業利益は前年同期比339.88%増の4,176,117百万ドルになりました。

SKハイニックスの四半期業績推移
EPS成長
好調な業績を反映して、2019年度の希薄化後EPSは増加しています。

売上構成
DRAMとNANDフラッシュメモリーが主軸となります。
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M&A(合併買収)
- 2017年 キオクシアに出資
- 2020年 SKハイニックスがインテルのNANDフラッシュメモリー及びSSD事業を90億ドルで買収
- 2021年 半導体受託生産会社のキーファンドリーを買収
株主構成
SKグループのSKスクウェアが大株主になっています。
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