SKグループの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

SKグループは、1953年に設立された韓国第3位の財閥グループです。崔泰源会長の強いリーダーシップの下でM&Aを通じて事業を拡大しています。半導体(SKハイニックス)、石油・電池(SKイノベーション)、通信(SKテレコム)、医薬品(SKバイオファーム)、医薬品受託(SKバイオサイエンス)、半導体素材(SKシルトロン)等の分野に強みがあります。2021年には、米国の燃料電池メーカーのプラグパワーに出資をし、水素プラントへの進出をしています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比21.66%増の98,325,016百万ウォンになりました。営業利益は前年度比691.75%増の5,187,837百万ウォンになりました。

SKの業績推移
SKの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比43.11%増の36,583,470百万ドルになりました。営業利益は前年同期比20.43%増の1,901,666百万ドルになりました。営業利益率は5.20%になりました。

2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比43.51%増の33,327,335百万ドルになりました。営業利益は前年同期比201.78%増の3,587,815百万ドルになりました。営業利益率は10.77%になりました。

2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比39.76%増の30,764,058百万ドルになりました。営業利益は前年同期比79.50%増の3,522,198百万ドルになりました。営業利益率は11.45%になりました。

2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比41.40%増の27,106,320百万ドルになりました。営業利益は前年同期比203.27%増の480,888百万ドルになりました。原材料費の上昇やサプライチェーンの制約によって第3四半期比で営業利益率が低下しています。

SKの四半期業績推移

SKの四半期業績推移

EPS成長

好調な業績を反映して、2021年度の希薄化後EPSは増加しています。

SKの希薄化後EPSの推移
SKの希薄化後EPSの推移

売上構成

SKは持ち株会社としての側面があり、傘下のSKイノベーション、SKテレコム、SKネットワークス、SKコンストラクション、SK E & Sが事業を運営しています。

SKのセグメント別売上構成(2021年度)

SKのセグメント別売上構成(2021年度)

SKグループの主要関連会社

SK Siltron(エスケー・シルトロン)

旧LG Siltron(エルジー・シルトロン)です。韓国のSKグループがLGより買収しました。韓国に本拠を置く太陽光発電パネル用の半導体ウエハメーカーです。

SK Hynix(SKハイニックス)

SKハイニックスは、韓国の大手半導体メーカーです。2001年に韓国政府による公的管理を経て現在は通信大手のSKテレコム傘下となりました。NAND型フラッシュメモリやDRAMでサムスンと競合しています。2020年に90億ドルでインテルからNAND型フラッシュメモリとSSD事業を買収することに合意しました。またSKハイニックはキオクシアが上場をすると同社の15%を取得することができます。キオクシア、SK連合は、独走するサムスンに比肩する大きさとなります。2020年12月に同社はNANDの積層化において176層商品を発表しました。128層よりも効率的にデータ保存ができます。メモリ以外ではCMOSイメージセンサーの事業も展開しています。さらに詳しく

SKイノベーション

韓国の石油・通信コングロマリットSKのグループ企業。セパレータにも強みを有します。

M&A(合併買収)

株主構成

創業家の崔泰源(Tae-Won Chey)氏含む崔ファミリーが大株主となっています。

SKの株主構成(直前期末時点)
SKの株主構成(直前期末時点) 出所:マーケットスクリーナー

市場シェア

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