1914年にアレキサンダーワッカー博士によって設立されたドイツに本拠を置く化学メーカーです。アセトアルデヒドの合成においてワッカー法を生み出しました。多結晶シリコン以外にもシリコーンの分野に強みを持ちます。日本では旭化成と旭化成ワッカ-シリコーンで事業を展開しています。シリコンウエハを手掛けていたシルトロニックは2021年にグローバルウェーハズに売却しました。
業績推移
2021年度
売上高は前年度比32.29%増の6,208百万ユーロになりました。営業利益は331.62%増の1,134百万ユーロになりました。営業利益率は18.27%になりました。

ワッカーケミーの業績推移
売上構成
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ワッカーケミーの売上構成(2021年度)
シリコーン:シリコーンオイル、シラン、シロキサン、ケイ酸塩、シーラント、ゴム、樹脂向けのシリコーンの製造販売をしております。
ポリマー:ポリ(酢酸ビニル)、可溶性塩化ビニルのコポリマー、ターポリマー、ポリマー分散液などの開発製造を行っています。
CDMO:治療用タンパク質、ワクチン、微生物製品の受託製造を行っています。
多結晶シリコン:太陽光パネルや半導体向けのシリコン原料の開発製造を行っています。
主なM&A
2021年 グローバルウェーハズに関連会社のシルトロニックを売却
2010年 富士フィルムにPlanar Solutionsの持分を売却
株主構成
ワッカー家で概ね7割を保有している、同族会社です。