コーヒー業界の世界市場シェアの分析

コーヒー会社・コーヒー業界の世界市場シェアとランキングと市場規模の情報を分析しています。ネスレ、JDEピーツ、チボー、JMスマッカー、キューリグドクターペッパー等の世界の主要コーヒー会社一覧も掲載しています。

市場シェア

コーヒー各社の売上高を分子に、市場規模を分母にして、2021年のコーヒー業界の世界市場シェアを簡易に算出すると、1位はネスレ、2位はJDEピーツ、3位はキューリグドクターペッパーとなります。⇒参照したデータの詳細情報

コーヒー業界の市場シェアと業界ランキング(2021年)

順位会社名市場シェア
1位ネスレ4.44%
2位JDEピーツ1.89%
3位キューリグドクターペッパー1.12%
4位チボー0.83%
5位ルイージ・ラバッツァ0.62%
6位JMスマッカー0.60%
7位ストロース・グループ0.25%
8位UCC上島珈琲0.20%
9位クラフトハインツ0.20%
10位味の素AGF0.18%
コーヒー業界の市場シェアと業界ランキング(2021年) ©ディールラボ

コーヒー業界の市場シェア(2021年)
コーヒー業界の市場シェア(2021年)

ネスレが首位を維持しています。

JDEピーツはヤコブ・ダウ・エグバーツやモンデリーズのコーヒー事業が経営統合して誕生し、ネスレを追い上げています。

3位は米国のキューリグドクターペッパーとなります。

市場規模

当サイトでは、2021年のコーヒー業界の市場規模4196億ドルとして市場シェアを計算しております。

調査会社のスタティスタによれば、2019年、2020年と2021の同市場規模は、4218億ドル、3442億ドルと4196億ドルとなっています。2025年にかけて7.64%で成長し、同年には5408億ドルへと拡大することを見込んでいます。

調査会社リサーチアンドマーケッツによると、2020年の同業界の市場規模は4659億ドルです。⇒参照したデータの詳細情報

市場規模成長率見込み
2021年4196億ドル7.64%
2020年3442億ドル~4659億ドル
2019年4218億ドル
コーヒー業界の市場規模の推移 ©ディールラボ

コーヒー豆の種類

コーヒー豆には、高級品種のアラビカ種とマス向け品種のロブスタ種の大きく2種類あります。アラビカ種は主にカフェやコーヒー店向けに販売されています。高地栽培かつ病気や気候変動に弱いため、生産量が安定しません。一方でロブスタ種は低地栽培もできることから量産しやすく、インスタントコーヒーなどの主成分となります。

コーヒーの先物価格の推移

コーヒーの需要は増加している一方で、コーヒーの供給地は限定的かつ天候によって生産量も左右します。

新型コロナウィルスは2020年は価格が落ち込みましたが、在宅勤務の定着とともにインスタントコーヒーの需要も伸び、2021年に入ると価格が上昇しています。2022年も先物価格は高値水準を維持しています。


世界の主要なコーヒー会社の動向

Nestle(ネスレ)

ネスレは、1866年に薬剤師のアンリ・ネスレ氏によって設立されたスイスに本拠を置く世界最大級の総合食品・飲料メーカーです。食品ではパスタのブイトーニやコンソメのマギー等、飲料ではネスカフェやミロ、乳製品、菓子類ではKitKatやCrunch等のチョコレートのブランドにて世界展開しています。2018年以降、アクティビストファンドであるサードポイントからの要請で、事業ポートフォリオの再構築を急いでいます。2019年には、投資ファンドのEQTパートナーズ、アブダビ投資庁およびPSPインベストメントに、同社のスキンヘルスケア事業を売却しました。スキンヘルスケア事業は、Proactive(プロアクティブ)やCetaphil(セタフィル)などのにきび防止用の洗顔料、保湿剤などのスキンケア用品などを展開しています。2021年にはKKRから栄養補助食品大手ザ・バウンティフル・カンパニーの主要ブランドであるネイチャーズバウンティ、ソルガー、オステオバイフレックスを買収しました。さらに詳しく

JDE Peet’s(JDEピーツ)

ヤコブ・ダウ・エグバーツで有名なD.E Master Blenders、Keurig Green Mountain(キューリグ・グリーンマウンテン)、Mondelez Internationalのコーヒー事業が統合して誕生したコーヒー会社です。JABホールディングス傘下から2020年に上場を果たしました。2017年にマレーシアのコーヒー大手オールドタウンも買収しています。キューリグ、スタンプタウン、ピーツ等のブランドで展開しています。

Peet'sコーヒー
海外ではよく見かけるPeet’sコーヒー

JABホールディングス
ドイツに本拠を置く投資ファンドです。投資ファンドはドイツ消費財メーカーのBenckiser創業一族が運営しています。

Tchibo(チボー)

ドイツに本拠を置くコーヒー会社です。Herz一族による同族会社です。チボーブランドでコーヒーを展開しています。

J. M. Smucker Company(JMスマッカー)

J. M. Smucker Company(JMスマッカー)は、1897年に設立された米国に本拠を置く食品メーカーです。コーヒー、ペットフード、ジャム、アイスクリーム、マーガリン、ジュース、ピーナツバターを製造しています。Smucker’s のジャム、フォルジャーズ (Folgers)のコーヒー、Milk-BoneやRachael Ray Nutrishのドッグフードが有名です。 2018年にペットフードのAinsworth Pet Nutritionを買収する一方で、ベーキング事業をBrynwood Partnersへ売却しています。さらに詳しく

Luigi Lavazza(ルイージ・ラバッツァ)

イタリアに本拠を置くコーヒー会社です。Lavazza一族による運営です。

STRAUSS GROUP(ストラウス・グループ)

イスラエルに本拠を置くコーヒー会社です。コーヒー以外にも食品事業を手掛けています。中東欧では圧倒的な存在感があります。

Kraft Heinz(クラフトハインツ)

Kraft Heinz(クラフトハインツ)は、旧クラフトフーズの北米事業を引き継いだ会社です。北米に特化しています。クラフトチーズ、冷凍食品や飲料等を展開しています。2015年にバフェット氏率いるパークシャー・ハサウェイや投資ファンド傘下のトマトケチャップ等で有名な食品メーカーHeinz(ハインツ)と経営統合しクラフトハインツが誕生しました。パスタソースはClassicoを軸に展開しています。事業構成としては、調味料・ソース事業、チーズ・乳製品事業、常温保存食事業、肉・魚食品、冷蔵・冷凍食品に分かれます。2021年にナッツ事業をHormel Foodsへ売却しました。さらに詳しく

ハインツのトマトケチャップ(2022年7月撮影 by ディールラボ)

ハインツのトマトケチャップ(2022年7月撮影 by ディールラボ)

Keurig Dr Pepper(キューリグドクターペッパー)

ドクター・ペッパー・スナップルグループ(Dr Pepper Snapple Group)から2018年に名称変更した米国に本拠を置く炭酸飲料大手です。キャドバリー・シュウェップスに買収されたのち、ドクター・ペッパー・スナップルグループとして独立・上場しました。炭酸飲料のセブンアップ、カナダドライ、サンキスト、ドクターペッパー等の数多くの商品ラインナップを有しています。2018年にJABホールディングス傘下のカプセルコーヒー大手であるキューリグ・グリーン・マウンテンと経営統合を発表し、キューリグ・ドクター・ペッパーが誕生しました。コーヒー分野ではネスレなどと競合しています。さらに詳しく

参照したデータの詳細情報について


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