コルテバは、世界大手化学メーカーであるダウケミカル(Dow Chemical)とデュポン(E.I du Pont de Nemours)の2015年の経営統合に伴い、両社の農薬子会社が経営統合して、2019年に誕生しました。ダウケミカルの農薬事業は、米Rohm and Haas(ローム・アンド・ハース)の流れを汲むDow AgroSciences(ダウ・アグロサイエンス)でした。トウモロコシ、大豆、ひまわり、小麦などの種子と除草剤と殺虫剤といった農薬事業を手掛けます。
2021年度
売上高は前年度比10.11%増の15,655百万ドルになりました。営業利益は前年度比107.31%増の1,049百万ドルになりました。農薬や種子ともに需要が回復し、前年度比増収増益となりました。
2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比17.12%増の2,777百万ドルになりました。営業利益は-385百万ドルになりました。営業利益率は-13.9%になりました。販売数量と販売価格は上昇しましたが、為替高の影響、原料費の高騰、物流費の増加もあり、前年同期比増収減益になりました。
2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比11.11%増の6,252百万ドルになりました。営業利益は前年同期比28.26%増の1,298百万ドルになりました。営業利益率は20.8%になりました。
2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比10.12%増の4,601百万ドルになりました。営業利益は前年同期比51.41%増の698百万ドルになりました。営業利益率は15.2%になりました。種子は中南米で伸び、農薬は北米事業が堅調でした。
2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比8.48%増の3,479百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-49.60%の-63百万ドルになりました。営業損失は、原料などの価格上昇が原因です。
堅調な業績を反映して、2021年度の希薄化後EPSは前年度比増加しました。
2022年第3四半期(7-9月)
希薄化後EPSは-0.45ドルになりました。
農薬と種子が主力です。
種子事業
PioneerやBrevantといったブランドで、トウモロコシ、大豆やトウモロコシなどの種子の開発販売を行っています。
農薬事業
CLOSER、APROACH PRIMAやARIGOといったブランドで、除草剤、殺虫剤、窒素安定剤、牧草地・放牧地管理用除草剤などを開発販売しています。
2019年 コルテバアグリサイエンスが誕生