シンジェンタの事業構成と製品別市場シェアの分析

シンジェンタはスイスに本拠を置く世界的な農薬・種子メーカーです。2000年にノバルティスとゼネカのアグリ事業が統合して誕生しました。農薬や種苗に強みを持ちます。2016年に中国の国有化学メーカーの中国化工集団(ケムチャイナ)が買収しました。

ケムチャイナによるシンジェンタの買収ハイライト

2016年2月 中国の国有化学会社の中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの種子大手のシンジェンタに買収提案。シンジェンタ取締役会は買収に同意。
ケムチャイナからの提案に先立ち2015年には同業の米モンサントからも買収提案があったが、その際はシンジェンタは拒否。
シンジェンタはケムチャイナと組むことで中国市場での事業拡大を志向。
一方ケムチャイナはシンジェンタの種子・農薬技術の獲得が可能となる。
買収価格は430億ドル(約5兆1600億円)
シンジェンタの直近株価に対して20%のプレミアム
シンジェンタの直近の業績は堅調

業績推移

シンジェンタの2020年度の連結売上高は、2019年度の135億8,200万ドルに対し、142億8,700万ドルとなり、前年比5%の増加となりました。2020年度の営業利益は、2019年に比べて9%増加しました。

シンジェンタの業績推移

シンジェンタの業績推移

売上構成

農薬の割合が約8割、種子が約2割の売上構成となっています。

シンジェンタの売上構成(2020年度)

シンジェンタの売上構成(2020年度)

製品別の売上構成

さらに製品別の売上構成で見てみると、農薬の中でも除草剤や殺菌剤の割合が大きいことがわかります。

シンジェンタの製品構成(2020年度)

シンジェンタの製品構成(2020年度)

シンジェンタの製品別の市場シェア

市場シェア

種苗・種子業界の世界市場シェアの分析

種苗・種子会社の世界市場シェアと市場規模と再編について分析をしております。シンジェンタ 、モンサント、Limagrain(リマグラン) など世界の主要な種苗会社の動向も掲載しております。バイエルによるモンサント買収等、種子の業界は大再編時代を迎えております。
2021.05.30
市場シェア

農薬業界の世界市場シェアの分析

農薬業界の市場規模と世界市場シェアや世界大手農薬メーカーの動向について分析をしています。伝統的に農薬ビッグ6といわれるモンサント、バイエル、ダウ、デュポン、BASF、シンジェンタが大手でしたが、2015年以降のバイエルによるモンサント買収、ダウとデュポンの経営統合(コルテバ・アグリサイエンス)、ケムチャイナのシンジェンタ買収等によって業界順位が大きく変動しています。
2021.06.02