杉杉集団の市場シェアと売上構成の分析

杉杉集団の市場シェアと売上構成の分析

杉杉集団(シャンシャン)は、1992年に設立された繊維を発祥とする中国のコングロマリットです。2009年に伊藤忠商事と提携を行いました。正極材については戸田工業との合弁事業で展開しています。電池材料分野では、正極材以外にも負極材、電解液を手掛けています。2020年にLGから偏光板事業を買収しました。アウトレット、太陽光や病院事業も展開しています。

業績推移

近年事業構成を従来の繊維・アパレルからリチウム電池材料へとシフトしております。

2021年度
売上高は前年度比151.94%増の20,699百万元になりました。営業利益は前年度比1496.12%増の4,674百万元になりました。営業利益率は22.58%になりました。

杉杉集団の業績推移

杉杉集団の業績推移

売上構成

売上構成はリチウムイオン電池の3部材といわれる正極材、負極材、電解液の割合が大きくなっています。

杉杉集団の売上構成(2021年)

杉杉集団の売上構成(2021年)

株主構成

杉杉集団の創業者のYong Gang Zheng(鄭永剛)氏が、上場後も大株主となっています。

杉杉集団の株主構成(直前期末時点)

杉杉集団の株主構成(直前期末時点) 出所:マーケットスクリーナー

事業別の市場シェア

市場シェア

負極材業界の世界市場シェアの分析

負極材業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしております。負極材大手メーカーである璞泰来(プータイライ)、BTR、杉杉集団、昭和電工マテリアルズ、三菱ケミカルの動向も記載しております。
市場シェア

正極材業界の世界市場シェアの分析

正極材業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。正極材大手メーカーである日亜化学、杉杉集団、住友金属鉱山、L&F、アモイタングステン、ユミコアといった会社の動向についても掲載をしています。
市場シェア

電解液業界の世界市場シェアの分析

電解液業界の世界市場シェアと市場規模の分析をしています。電解液大手の広州ティンチマテリアルテクノロジー、キャプチェム・テクノロジー、MUアイオニックソリューションズ(宇部興産と三菱ケミカルの合弁会社)、ドンワーエンタープライズ、三井化学の動向を記載しています。
市場シェア

偏光板・光学フィルム業界の世界市場シェアの分析

偏光板業界の世界シェアと市場規模について分析をしています。日東電工、住友化学、LG化学といった大手偏光板メーカーの概要や動向も掲載しています。