三菱ケミカルの事業構成と世界市場シェアの分析

三菱ケミカルホールディングスは、日本の最大手の化学メーカーです。三菱レイヨンや大陽日酸を買収し、機能性化学分野の強化を図っています。アクリル樹脂の分野では、ダウケミカルやエボニックといった、大手化学メーカーを抑え、世界最大級の規模となっています。また、炭素繊維分野では、傘下の三菱レイヨンがパイロフィルの商標で炭素繊維を世界展開し、自動車会社とも開発を加速させています。電池材料では、正極材からは撤退し、電解液と負極材を強化しています。水処理膜事業では、MBR膜に強く、ステラポアーブランドで展開をしています。

2020年の事業戦略において、今後の戦略領域として、積層セラミックコンデンサ向けの高機能フィルム、生分解性ポリマー、食品包装フィルム(エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂)、養殖向け酸素ガス、食品成分、インプラント材料、エンプラ、炭素繊維複合材料、産業ガス、アクリル樹脂、医療用医薬品、Muse細胞等の再生医療があげられています。

業績推移

2020年度の売上高は、前年度に比べ3,230億円減(マイナス9.0%)の3兆2,575億円となりました。営業利益は非経常項目においてヘルスケア分野に関連する減損損失等を計上したことにより前年度に比べ968億円減(マイナス67.1%)の475億円となりました。

2017年度以降営業利益率が低下してことが気にかかります。

三菱ケミカルの業績推移

三菱ケミカルの業績推移

売上構成

2021年に開示セグメントの変更が行われました。

2020年度の売上構成

三菱ケミカルの2020年度売上構成

三菱ケミカルの2020年度売上構成

 

2019年度の売上構成

三菱ケミカル2019年度売上構成

三菱ケミカルの2019年度売上構成
©ディールラボ

機能商品
ポリマーズ&コンパウンズ:パフォーマンスポリマーズ、サステイナブルポリマーズ、アセチルポリマーズ、コーティング材、添加剤・ファイン
フィルムズ&モールディングマテリアルズ:パッケージング、工業フィルム、ポリエステルフィルム、炭素繊維、アドバンスドマテリアルズ、アルミナ繊維
アドバンストソリューションズ:アクア・インフラ、ライフソリューション、半導体、エレクトロニクス、電池材料

ケミカルズ
MMA、石化(石化基盤、ポリオレフィン、基礎化学品)、炭素

ヘルスケア
医薬品、ライフサイエンス

その他
エンジニアリング、運送及び倉庫業

主要なM&A

2016年 北米のエンジニアリングプラスチック加工会社であるPiper Plasticsを買収
2017年 イタリアの炭素繊維複合材料メーカーであるCPCを買収
2018年 Praxair社の欧州事業を49億ユーロで買収
2018年 半導体製造装置洗浄会社であるドイツのCleanpart Groupを買収
2019年 ドイツのリンデの北米HyCO事業の一部を買収

三菱ケミカルの事業別の世界市場シェア

市場シェア

負極材業界の世界市場シェアの分析

負極材業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしております。負極材大手メーカーである璞泰來、BTR、杉杉集団、昭和電工マテリアルズ、三菱ケミカルの動向も記載しております。
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市場シェア

電解液業界の世界市場シェアの分析

電解液業界の世界市場シェアと市場規模の分析をしています。電解液大手の広州ティンチマテリアルテクノロジー、キャプチェム・テクノロジー、MUアイオニックソリューションズ(宇部興産と三菱ケミカルの合弁会社)、ドンワーエンタープライズ、三井化学の動向を記載しています。
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化学業界の世界市場シェアの分析

化学業界の世界市場シェア、業界ランキングや市場規模について分析をしています。中国中化(シノケム)、BASF 、ダウ、デュポン 、Sinopec(シノペック)、SABIC(サウジ基礎産業公社)、ライオンデルバセル、三菱ケミカルといった世界の主要化学メーカーの概要や動向も掲載しています。
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炭素繊維メーカーの世界市場シェア、業界ランキング、市場規模やM&Aによる再編について分析をしています。東レ、帝人、三菱ケミカルの御三家に対してドイツのSGLカーボン、台湾プラスチック、米ヘクセル、中国の中複神鷹や中恒炭素繊維などが攻勢をかけています。
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産業・工業用ガスの世界市場シェアと市場規模と業界再編

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