Exxon Mobil(エクソンモービル)は、1870年に創業した米に本拠を置く石油メジャーです。1999年にエクソンとモービルが合併しエクソン・モービルとなりました。
原油・ガスの探査と生産を在来型から深海まで行い、重油、シェール、LNGなど幅広い分野の上流権益を保有しています。中下流では石油化学コンビナートやガソリンスタンドを展開している垂直統合型のビジネスモデルが特徴です。
脱炭素の流れの中で総合エネルギー会社への脱皮を模索中です。2021年には環境系の物言う株主エンジン・ナンバーワンが取締役会の議席を獲得しました。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比54.95%増の276,692百万ドルになりました。営業利益は前年度比増益の23,233百万ドルになりました。原油価格が上昇し、上流権益での収益が拡大しました。
2020年度
化学事業は堅調だったものの、上流と下流事業が数量の減少と価格の低迷が影響し、減収減益となりました。

エクソンモービルの業績推移
業績推移(四半期)
2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比58.27%増の71,892百万ドルになりました。営業利益は前年同期比増益の7,926百万ドルになりました。原油高の追い風が吹いています。
2021年第3四半期(7-9月)
上流部門は産出量は減少しているものの、原油価格が上昇し、増収総益となりました。

エクソンモービルの四半期業績推移
EPS成長
好調な業績を反映して2021年度の希薄化後EPSは増加しました。

エクソンモービルの希薄化後EPSの推移
売上構成
事業構成は大きく、上流権益開発、石油化学とガソリン燃料や潤滑油の販売となります。
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エクソンモービルの売上構成(2021年度)
ガス・油田の権益開発はアンゴラ、モザンビーク、アゼルバイジャン、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、カタール、ロシア、タイ、イギリス、米国などで行っています。
石油化学は米国、ベルギー、イギリス、フランス、オランダ、サウジアラビア、中国、シンガポール、タイなどに石油化学コンビナートを有しています。
燃料潤滑油の販売はガソリンスタンドなどを通じて行い、米国、欧州、アジアで展開しています。
株価パフォーマンス
2022年07月03日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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