ゼネラルミルズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

General Mills(ゼネラルミルズ)は米国に拠点を置く1866年創業の食品メーカーです。発祥は小麦粉等を扱う製粉会社です。1928年に株式を上場しました。シリアル、缶詰スープ、インスタント食品、冷凍食品、スナック、クッキー、アイスクリーム、栄養バー等の事業を展開し、なかでもハーゲンダッツやチェリトス等のブランドが有名です。スープはProgressoブランドで展開しています。米国内でも売上比率が高く、国際展開を模索しております。ペットフード事業には2018年に自然食系ペットフードで有名なブルーバッファローを買収して参入しています。

業績推移(年次)

2022年度
売上高は前年度比4.78%増の18,993百万ドルになりました。営業利益は前年度比9.50%増の3,589百万ドルになりました。営業利益率は18.90%になりました。

2021年度
前年度増収増益となりました。巣籠り消費を受けシリアルや冷凍食品事業などが成長しています。

ゼネラル・ミルズの業績推移

ゼネラル・ミルズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年9ー11月
売上高は前年同期比3.92%の5,221百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-0.76%の822百万ドルになりました。営業利益率は15.7%になりました。

2022年6ー8月
売上高は前年同期比3.91%増の4,718百万ドルになりました。営業利益は前年同期比26.71%増の1,107百万ドルになりました。営業利益率は23.5%になりました。

2021年3ー5月
売上高は前年同期比8.12%増の4,891百万ドルになりました。営業利益は前年同期比79.80%増の1,045百万ドルになりました。営業利益率は21.4%になりました。

2021年12ー2月
売上高は前年同期比0.39%増の4,538百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-2.05%の842百万ドルになりました。原材料費や物流費の増加が減益の主因です。

2021年9ー11月
前年同期比増収減益となりました。売上高は値上げの効果などもり増加する一方で、営業利益は買収統合費用などが嵩みました。

ゼネラルミルズの四半期業績推移

ゼネラルミルズの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

ゼネラル・ミルズのEPS・1株配当・配当性向の推移

ゼネラル・ミルズのEPS・1株配当・配当性向の推移

売上構成

ゼネラルミルズの売上構成(2022年度)

ゼネラルミルズの売上構成(2022年度)

シリアル

チェリオスブランドでシリアルを展開しています。ケロッグ等と競合しています。

スナック

Betti Crocker(ベティ・クロッカー)、Nature VALLEY(ナチュラル・バレー)、ピルズベリー、アニーズ、チェックス、ビスクイック等のブランドを展開しています。栄養バー分野では世界シェア首位級です。

ヨーグルト

2011年にヨープレイトを買収し、強化を図っています。

加工食品

プログレッソブランドで野菜スープや冷凍野菜、冷凍パン生地、冷凍ピザに強みを持ちます。2015年に冷凍野菜事業をB&G Foodsに売却しました。

アイスクリーム

ハーゲンダッツブランドを有しており、アイスクリーム業界の世界シェアでは世界上位に位置します。

主要なM&A

2000年 ドーナツやクッキー大手のPillsburyをディアジオから買収
2011年 ヨーグルト大手の仏ヨープレイトを買収
2012年 ブラジルのシリアル大手Yokiを買収
2014年 自然有機食品大手のAnnie'sを買収
2015年 冷凍野菜事業をB&G Foodsに売却
2016年 栄養バーのEPIC Provisionsを買収
2021年 欧州Yoplait事業をSodiaalへ売却、カナダYoplaitの買収
2021年 タイソンフーズからペット用おやつ事業を買収

市場シェア

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