冷凍食品業界の世界市場シェアと市場規模の分析

世界の冷凍食品(冷凍野菜、冷凍ビザ、冷凍ギョウザ等)メーカーの世界市場シェアと市場規模の情報について分析をしています。ネスレ、ノマドフーズ、コナグラ・フーズ、 マケイン・フーズ、ニチレイ等世界大手冷凍食品メーカー概要も掲載しています。

冷凍食品メーカーの世界市場シェアランキング

最新業界別売上高世界ランキング第7巻」に記載の冷凍食品メーカー各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の結果となります。

1位 マケイン・フーズ 3.0%
2位 ネスレ 2.7%
3位 ノマドフーズ 1.0%
4位 ニチレイ 0.9%
5位 ゼネラルミルズ 0.7%
6位 コナグラブランズ 0.6%
(参考)マルハニチロ 0.2%

以上より、冷凍食品業界の2019年の世界市場シェアランキングの1位はマケイン・フーズ、2位はネスレ、3位はノマドフーズとなります。

市場規模

当サイトでは、調査会社等の公表データを参考にし、冷凍食品業界の2019年の世界市場規模を2500億ドルとして市場シェアを計算しております。参考したデータは以下の通りです。調査会社のマーケットアンドマーケッツによれば、2020年の同業界の市場規模は2443億ドルです。2025年までに、年平均5%での成長を見込みます。一方グランドビューリサーチによると、2019年の同業界の規模は2913億ドルです。

世界の主要な冷凍食品メーカーの動向

ネスレ(Nestle)

ネスレは、1866年に薬剤師のアンリ・ネスレ氏によって設立されたスイスに本拠を置く世界最大級の総合食品・飲料メーカーです。食品ではパスタのブイトーニやコンソメのマギー等、飲料ではネスカフェやミロ、乳製品、菓子類ではKitKatやCrunch等のチョコレートのブランドにて世界展開しています。2018年以降、アクティビストファンドであるサードポイントからの要請で、事業ポートフォリオの再構築を急いでいます。2019年には、投資ファンドのEQTパートナーズ、アブダビ投資庁およびPSPインベストメントに、同社のスキンヘルスケア事業を売却しました。スキンヘルスケア事業は、Proactive(プロアクティブ)やCetaphil(セタフィル)などのにきび防止用の洗顔料、保湿剤などのスキンケア用品などを展開しています。2021年にはKKRから栄養補助食品大手ザ・バウンティフル・カンパニーの主要ブランドであるネイチャーズバウンティ、ソルガー、オステオバイフレックスを買収しました。さらに詳しく

ノマドフーズ(Nomad Foods)
英国に拠点をおく冷凍食品メーカーです。Birds Eye、Findusやiglo等のブランドで展開しております。なお、イグルー(Iglo)は英国に本拠を置く大手冷凍食品メーカーで、元々はUnilever(ユニリーバ)の冷凍食品部門でした。2015年に同社が投資ファンドのペルミラより買収しております。

コナグラ・ブランズ(ConAgra Brands)
米国に本拠を置く冷凍食品メーカーです。冷凍フライドポテトに強みを持ちます。

マケイン・フーズ(McCain Foods)
カナダに本拠を置く冷凍食品メーカーです。冷凍フライドポテトを中心に冷凍野菜等も世界展開している非公開会社です。

ゼネラルミルズ(General Mills)

General Mills(ゼネラルミルズ)は米国に拠点を置く1866年創業の食品メーカーです。発祥は小麦粉等を扱う製粉会社です。1928年に株式を上場しました。シリアル、缶詰スープ、インスタント食品、冷凍食品、スナック、クッキー、アイスクリーム、栄養バー等の事業を展開し、なかでもハーゲンダッツやチェリトス等のブランドが有名です。米国内でも売上比率が高く、国際展開を模索しております。ペットフード事業には2018年に自然食系ペットフードで有名なブルーバッファローを買収して参入しています。さらに詳しく

日本の冷凍食品メーカー
日本の大手冷凍食品メーカーには、ニチレイ、マルハニチロ、テーブルマーク、味の素等があります。味の素は2014年に米のウィンザー・クオリティ・ホールディングス(Windsor Quality Holdings)を買収し、北米市場に参入をしました。

主要業界団体
日本冷凍食品協会

業界関連書籍
2020年版冷凍食品業界要覧