食品飲料業界

食品飲料業界の世界市場シェアと市場規模について分析を行っています。カーギル、ネスレ、ペプシコ、ADM、ルイドレファス、コカコーラ、モンデリーズ、クラフトハインツ等主要食品メーカー概略も掲載しています。

世界市場シェア

調査会社のフードエンジニアリングによる食品会社各社の2019年の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、以下の順位となります。

1位 ネスレ 3.8%
2位 ペプシコ 3.4%
3位 ABインベブ 2.6%
4位 JBS 2.4%
5位 タイソンフーズ 2.1%
6位 マーズ 1.9%
7位 コカ・コーラ 1.9%
8位 ADM 1.7%
9位 カーギル 1.6%
10位 ダノン 1.4%
11位 ハイネケン 1.4%
12位 モンデリーズ 1.3%
13位 クラフトハインツ 1.3%
14位 WHグループ 1.2%
15位 ユニリーバ 1.1%
16位 サントリー 1.1%

世界1位はネスレとなります。米国の豆乳大手であるホワイトウェーブを買収するなど、欧州・米国・アジアで事業を拡大しています。2位はペプシコです。飲料とスナック菓子の両軸での成長を目指しています。3位はビール業界からサブミラーを買収したアンハイザーブッシュ・インベブとなっています。ビール業界では断トツの1位です。4位と5位は食肉大手のJBSとタイソンが入っています。6位はM&Mチョコで有名なマーズです。7位は飲料大手のコカ・コーラです。8位、9位は食糧商社・穀物メジャーのADMとカーギルです。穀物の集荷・配送のトップ4の一角ですが、最近はダウンストリームの強化を図っています10位
にはヨーグルトの雄のダノンが入っています・
日本勢では、サントリーホールディングス/サントリー食品が1.4%で16位となっています。

市場規模

調査会社のBCCリサーチによれば、2020年の食品飲料業界の市場規模は1603億ドルです。2020年~2025年に年平均7.4%で成長すると見込まれます。同じく調査会社のスタティスタによれば、同業界の市場規模は2365億ドルです。2020年~2024年に年平均10.7%で成長すると見込まれます。
当サイトでは市場シェアの算定に際して、2000億ドルを食品飲料業界の市場規模としています。

世界の主要な食品メーカーの概略

Cargill(カーギル)

カーギルは、米国に本拠を置く1865年の食糧関連以外にも金融や製造業を営むコングロマリット企業です。穀物メジャー筆頭格でもあり、肥料、食肉、製塩、ココア等の分野でも圧倒的存在感を示します。売上高は食品業界最大級の10兆円を優に超える規模ではあるものの、カーギル家とマクミラン家が所有する非公開会社です。

  • 穀物取引事業:
    大豆や小麦等の集荷・輸送・販売を行う穀物取引分野では世界市場シェアは最大級の規模です。穀物メジャーと言われるADM、ブンゲ(バンジ)、ルイドレファスとともにABCDの一角を担っています。
  • 製塩事業:
    工業用の塩を製造販売しています。道路向けの凍結防止塩も手掛けています。製塩業界の世界シェアではK+Sや中国国家塩産業とともに世界トップ3の一角です。
  • 飼料事業:
    EWOSブランドで養殖向け飼料、Purina、Nutrena、Provimiで動物向け飼料を手掛けています。飼料業界の世界シェアでは、タイのチャロンポカパンや中国の新希望集団と上位の座を競っています。
  • カカオ・ココア事業:
    カカオの集荷、加工、ココアパウダー、チョコレートバターの販売までを手掛けています。カカオ・ココア業界の世界シェアでは、スイスのバリーカレボーやシンガポールのオラムインターナショナルと並ぶ業界最大手の一角です。
  • パーム油・製油事業:
    パーム油を含む油種の加工・販売を行っています。パーム油・製油業界の世界シェアでは、パーム油大手のウィルマ―インターナショナル、ADM、ブンゲ(バンジ)等と世界首位の座を競っています。
  • その他、カーギルはパスタソース業界、食肉分野、木綿取引、スターチ等の食品成分の分野でも事業を展開しています。

Nestle(ネスレ)

1866年に薬剤師のアンリ・ネスレ氏によって設立されたスイスに本拠を置く世界最大級の総合食品・飲料メーカーです。食品ではパスタのブイトーニやコンソメのマギー等、飲料ではネスカフェやミロ、乳製品、菓子類ではKitKatやCrunch等のチョコレートのブランドにて世界展開しています。2018年以降、アクティビストファンドであるサードポイントからの要請で、事業ポートフォリオの再構築を急いでいます。2019年には、投資ファンドのEQTパートナーズ、アブダビ投資庁およびPSPインベストメントに、同社のスキンヘルスケア事業の売却を検討を開始しました。スキンヘルス事業は、Proactive(プロアクティブ)やCetaphil(セタフィル)などのにきび防止用の洗顔料、保湿剤などのスキンケア用品などを展開しています。

事業構成

ネスレの商品構成は多岐に亘りますが、主な商品構成によって、以下のように分けられます。ネスレの各商品は、それぞれのカテゴリーで世界シェアが高いことも特徴です。

パスタ事業

著名なマギーとブイトーニのブランドで世界展開しています。スペインのエブロ・フーズやバリラ・グループ等のパスタメーカーとパスタ業界の世界シェア上位を争っています。

菓子・チョコレート事業

KitKatやCrunch等のチョコレートの分野で世界展開しています。ライバルのペプシコやモンデリーズと菓子・チョコレート業界の世界シェア上位を争っています。

ミネラルウォーター・飲料事業

ミネラルウォーターの分野ではヴィッテル、コントレックス、サンペレグリノ等を展開しています。フランスのダノンとの世界シェアの首位争いをしています。飲料分野では、麦芽飲料のミロシリーズを展開しています。

冷凍食品事業

ドレイヤーズやマキシボン等のアイスクリームやストーファーズ等の冷凍食品事業を展開しています。乳製品も含むアイスクリーム分野では世界シェア首位級です。冷凍食品事業の分野でもイグルーやコナグラ等を競合を抑えつつ世界シェア首位級となっています。アイスクリーム業界ではDreyer's等のブランドを有し、世界シェア上位に位置します。

コーヒー事業

インスタントコーヒーのネスカフェ、カプセル式コーヒーメーカー(ネスプレッソ)、Dolce Gusto、コーヒー専用カプセル、Nesquick、ミロ、ブライト等のコーヒー用クリーム等を総合的に展開しています。コーヒー業界の世界シェアはJABホールディングスやチボーを寄せ付けないダントツの一位です。2017年にはプレミアムコーヒー製造やカフェ運営を手掛け、サードウエーブ(第3の波)と称されるコーヒーブルーボトルを、2018年には72億ドルでスターバックスのコーヒーを店舗以外で売る権利を買収しました。コーヒー粉末のネスカフェ、家庭用エスプレッソ機器のネスプレッソに続く成長分野での投資を積極化しています。

ベビーフード事業

ベビーフード分野はCerelac、Gerber、NaturNes、NaturNes等のブランドで展開し、ダノンやミード・ジョンソン等のライバルとともに世界シェア上位に位置します。

ペットフード事業

ペットフードではピュリナワンといった著名ブランドを有しています。ペットフード業界の世界シェアでは米マーズとともに世界首位級です。

調味料とスープ事業

マギーブランドでドレッシングとスープを展開しています。調味料の分野ではユニリーバ、クラフトハインツ等を競合しています。スープの分野ではユニリーバやキャンベルスープ等と競合しています。

ネスレ関連書籍

週刊ダイヤモンド 2016年 10/1 号 [雑誌] (凄いネスレ) [雑誌]

知られざる競争優位

ネスレによる買収案件を時系列でまとめています。ネスレの前身は1866年設立のAnglo-Swiss Condensed Milk Companyと1867年設立のSociéité Anonyme Farine Lactée Henri Nestlé社です。

  • 1960年 イギリス調理用食品のクロス&ブラックウェルを買収
  • 1985年 米国の乳製品大手カーネーション・カンパニーを買収
  • 1988年 イタリアのパスタ大手のブイトーニ・ペルジーナグループを買収
  • 1988年 イギリスの菓子大手ロントリーを買収
  • 1992年 フランスの飲料大手ペリエを買収
  • 1993年 イタリアの冷凍食品のフィニタルジェルを買収
  • 1994年 米国のペットフード会社のアルポを買収
  • 1998年 英国ペットフード会社のSpillers Petfoods(スピラーズ)を買収
  • 2000年 米国栄養バーのPowerbarの買収
  • 2001年 米国アイスクリーム関連のIce Cream Partnersの買収
  • 2001年 米国のペットフード会社のラルストン・ピュリナを買収
  • 2002年 米国冷凍食品のChef America(シェフ アメリカ)の買収
  • 2003年 香港のミネラルウォーターのPower Waterを買収
  • 2004年 フィンランドのバリオから乳製品・アイスクリーム関連事業を買収
  • 2005年 フランスの機能性食品のプロティカを買収
  • 2005年 ドイツの冷凍食品のワグナーを買収
  • 2005年 オーストラリアの機能性飲料のムサシを買収
  • 2006年 米国アイスクリーム関連のDreyer's Grand(ドライヤーズ・グランド)を買収
  • 2006年 米国栄養剤メーカーのJenny Craigを買収
  • 2006年 スイスの医療用栄養剤事業をノバルティスから買収
  • 2007年 米国のベビーフード会社のGerber Products(ガーバー・プロダクツ)を買収
  • 2008年 韓国の飲料会社のプルムウォンウォーターを買収
  • 2010年 米国の冷凍ピザ事業をクラフトフーズから買収
  • 2009年 米国の紅茶大手のスウィートリーフティーを買収
  • 2011年 中国のスナック・キャンディ会社のHsu Fu Chi Internationalを買収
  • 2012年 ファイザーから米国の栄養食事業を買収
  • 2016年 イスラエルの栄養食会社のOsem Investmentへ出資
  • 2017年 プレミアコーヒー大手のブルーボトルを買収
  • 2018年 72億ドルでスターバックスのコーヒーを店舗以外で売る権利を取得

PepsiCo(ペプシコ)

米国に本拠を置く世界最大手の飲料・菓子メーカーです。飲料分野ではコカコーラと並ぶ世界最大手の一角です。菓子分野でも世界最大手級です。Lay's、Doritos、Cheetos、SunChips等が代表的なスナックブランドとなっています。

2005年 ベルギーのスナックメーカーのSnack Ventures Europeを米ジェネラルミルズ社より買収
2006年 ポーランドのスナック会社のStar Foodsを買収
2006年 米Hillshire Brandsより欧州にてナッツ事業を行うSara Lee社を買収
2006年 米国の飲料メーカーのNaked Juice Companyを買収
2006年 ニュージーランドのスナックメーカーのBluebird Foodsを買収
2007年 ウクライナの飲料会社のSandora社を買収
2008年 ロシアの飲料会社のLebedyansky社を買収
2011年 ロシアの食品・飲料会社のWimm-Bill-Dann Foods社を買収
2012年 ブラジルのクッキー・クラッカー大手のGrupo Mabel社を買収

Archer-Daniel Midland(ADM、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)

米国に本拠を置く穀物メジャーです。カーギルと双璧をなしています。下図の通り、穀物の保管・流通・プロセッシングという一連のバリューチェーンを保有し、全世界に幅広く流通網を確保しています。ニューヨーク証券取引所に上場しています。

ADMのバリューチェーン

ADMのビジネスモデル
出所:同社ホームページ

小麦の取扱や製粉事業にも強みがあります。同社アニュアルレポートによれば、2019年の年間製粉能力は2800万トンです。

食品成分の分野では2014年に香料大手のワイルドフレーバーズ(Wild Flavors)を買収しています。

上流の穀物トレーディングは穀物メジャーへの集約が進み、M&Aを通じて中流から下流領域の強化を図っています。

Bunge(ブンゲ)

米国に上場するカーギル、ADM、ルイドレファスと並ぶ1818年に創業の穀物商社の大手です。長らくBunge家が支配する同族会社でしたが、2001年にニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。事業部門は大きく5つにわかれ、大豆やとうもろこし等の取引を行うアグリビジネス部門、食用油やその製品を取り扱う食用油事業、製粉事業、製糖事業、肥料事業に分かれています。従業員数は3万人程度です。2010年代後半には資源商社大手であるグレンコアや同業のADMとの経営統合を検討もしていたと噂されています。

全体の売上の7割はアグリビジネス部門が担っています。他の大手穀物商社と同様に農家からの買付け、集荷、保管、運搬、輸出まで一貫して行えるバリューチェーンを保有していることが強みです。特に大豆の取扱いでは世界最大級です。

バンジの大豆事業

バンジの大豆事業
出所:同社AR

次に大きいのは、食用油事業です。全体売上の約15%を占める。食用油、ショートニング、マーガリン、マヨネーズ等を手掛けています。2017年にはマレーシアのIOI Loders Croklaanを買収し、事業拡大を図っています。この分野では、カーギル、スウェーデンの大手油脂メーカーであるAAK、ウィルマ―、ユニリーバ等と競合してます。

製糖事業は、全体の売上の約9%を占めます。製糖大国であるブラジルでのさとうきび事業、バイオエタノール事業が中心です。英国のABシュガー等と競合しています。

製粉事業や肥料事業は全体に占める割合は小さくなっています。

2004年 油糧種子大手のCereolを買収。
2008年 マーガリン大手のWalter Rauを買収。
2009年 マーガリン事業を食品成分会社のRaisio Groupから買収。
2013年 メキシコの製粉会社であるAltex(アルテックス)の買収
2015年 ブラジルの製粉会社であるMoinho Pacificoの買収
2017年 マレーシア油脂大手のIOI Loders Croklaanの株式70%を946百万ドルでパーム油大手のIOI Corpから買収
2018年 Grupo Minsaからの製粉事業の買収
2019年 北米の穀物エレベーター事業を全農へ売却
2019年 ブラジルのマーガリン・マヨネーズ事業をJBSへ売却

Louis Dreyfus Commodities(ルイ・ドレイファス・コモディティーズ)

1851年創業のスイス・ジュネーブに本拠を置く複合企業体です。発音はルイドレフュスとされる場合もあります。穀物メジャーの一角を担います。ドレファス家が支配する非上場会社です。穀物、油脂、米、コーヒー、綿、製糖、果物の取扱いに注力をしています。

Coca-Cola(コカ・コーラ)

米国に本拠を置く世界最大手級の飲料メーカーです。コカ・コーラブランドで全世界で展開しています。

1999年 キャドバリー社から南アフリカのソーダ事業を買収
2001年 米国の飲料メーカーのOdwalla社を買収
2005年 豪州のスープ・パッケージ食品大手のSPC Ardmona社を買収
2005年 トルコの飲料大手のEfes Sinai Tatrim社を買収
2006年 メキシコの飲料メーカーJugos del Valle社を買収
2007年 米飲料大手のFUZE Beverages社を買収
2007年 米国の機能性飲料メーカーのEnergy Brands社を買収
2011年 メキシコの飲料事業をGrupo Tampico社より買収
2011年 サウジアラビアの飲料・お菓子会社のAujan Industries社を買収
2015年 中国の機能性飲料会社のXiamen Culiangwang Beverage(カリアンワン)社を買収
2018年 英ウィットブレッドからカフェチェーンのコスタを買収

Anheuser-Busch InBev(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)

2008年ベルギーのインベブ(インターブリューとアンベブの合併会社)とアンハイザー・ブッシュが合併して誕生した世界最大のビール会社です。ちなみにインターブリューはベルギーのアルトワ(Artois)とPiedboeufとの合併会社、アンベブ (AmBev)はブラジルのラーマ (Brahma) とアンタルチカ (Antarctica) の合併会社でした。主要ビールブランドはバドワイザー、レーベンブロイ(Löwenbräu)、ステラ・アルトワ(Stella Artois)、ベックス(Becks)、コロナ(Corona)等があります。中国ではハルビンビールを、メキシコではコロナで有名なグルポ・モデロ(但し、米国でのコロナの販売権はワイン大手の米コンステレーション・ブランズ が保有)を買収しています。日本ではアサヒと提携しています。2015年には英SABミラーを買収しました。その後ミラークアーズをモルソンクアーズへ、欧州・東欧・豪州のビール事業をアサヒへ、華潤の持分をハイネケンに売却しました。常に次の一手が注目されています。

ABインベブはどうやって業界1位になったか?

ビール業界の再編

出所:業界再編の動向

Mondelez International(モンデリーズ)

Mondelez International(モンデリーズ)は米国に本拠を置く大手菓子・食品メーカーです。食品・菓子大手のKraft Foods より分社化して誕生しました。Kraft Foods(クラフトフーズ)は北米事業に特化しています。Oreo(オレオ)やRitz(リッツ)、Cadbury(カドベリー)等のチョコ・ビスケット・スナックブランドも取り扱っています。

1988年 フィリップモリスがクラフトフーズを買収
1989年 クラフトフーズとゼネラルフーズが経営統合
2000年 クラフトフーズとナビスコが経営統合
2005年 クラフトフーズがお菓子事業をWim Wrigley Jr社に売却
2006年 デルモンテがクラフトフーズからペット事業を買収
2006年 英United Biscuits社の南欧ビスケット事業を買収
2007年 アルトリアグループ(旧フィリップモリス)がクラフトフーズを分社化
2007年 クラフトフーズがダノンのビスケットとシリアル事業を買収
2008年 Post Cereals事業をRalcorp Holdings社へ売却
2009年 クラフトフーズが英食品大手のキャドバリー社を買収
2010年 クラフトフーズがネスレに米冷凍食品事業を売却
2012年 クラフトフーズがモンデリーズ・インターナショナルへ社名変更
2012年 米食品事をクラフトフーズとして分社化
2014年 コーヒー事業をJaccobs Douwe Egbertsへ事業統合
2014年 ベトナムKinh Do社のスナック事業を買収
2015年 味の素ジェネラルフーズの持分を味の素に売却
2015年 新クラフトフーズとハインツが経営統合

Kraft Heinz(クラフトハインツ)

Kraft Heinz(クラフトハインツ)は、旧クラフトフーズの北米事業を引き継いだ会社です。北米に特化しています。クラフトチーズ、冷凍食品や飲料等を展開しています。2015年にバフェット氏率いるパークシャー・ハサウェイや投資ファンド傘下のトマトケチャップ等で有名な食品メーカーHeinz(ハインツ)と経営統合しクラフトハインツ誕生しました。

1988年 フィリップモリスがクラフトフーズを買収
1989年 クラフトフーズとゼネラルフーズが経営統合
2000年 クラフトフーズとナビスコが経営統合
2005年 クラフトフーズがお菓子事業をWim Wrigley Jr社に売却
2006年 デルモンテがクラフトフーズからペット事業を買収
2006年 英United Biscuits社の南欧ビスケット事業を買収
2007年 アルトリアグループ(旧フィリップモリス)がクラフトフーズを分社化
2007年 クラフトフーズがダノンのビスケットとシリアル事業を買収
2008年 Post Cereals事業をRalcorp Holdings社へ売却
2009年 クラフトフーズが英食品大手のキャドバリー社を買収
2010年 クラフトフーズがネスレに米冷凍食品事業を売却
2012年 クラフトフーズがモンデリーズ・インターナショナルへ社名変更
2012年 米食品事をクラフトフーズとして分社化
2014年 コーヒー事業をJaccobs Douwe Egbertsへ事業統合
2014年 ベトナムKinh Do社のスナック事業を買収
2015年 味の素ジェネラルフーズの持分を味の素に売却
2015年 新クラフトフーズとハインツが経営統合

Danone(ダノン)

Danone(ダノン)はフランスに本拠を置く食品メーカーです。ダノンブランドのヨーグルトやエビアン・ボルビックブランドのミネラルウォーター、シリアルやビスケットで事業展開しています。日本では伊藤園、キリン、ヤクルト等と協業しています。

Associated British Foods(アソシエイティッド・ブリティッシュ・フーズ)

英国に本拠を置く食品成分・食品メーカーです。ベーキングパウダー、イースト菌やラクトース等の食品添加物に強みを持ちます。紅茶は英国王室御用達のトワイニングス(Twinings)ブランドを世界展開。トワイニングといえば、アール グレイ(EARL GREY、ベルガモットの香りが吹き付けられたさわやかな紅茶)が有名です。2019年のグローサリー事業の売上高は35億ポンドです。

ファストファッションはPrimarkブランド展開しています。

砂糖はAB SugarにてBritish Sugarブランドで展開しています。

1998年 米国の食品成分SPI Holdingsを買収

2002年 ノバルティスから食品・飲料事業を買収

2004年 豪州のBurns, Philips & Companyからイースト・ベーカリー大手のYeast and Bakery Ingredients Groupを買収

2005年 英国の小売りチェーンのLittlewoodsを買収

2006年 南アフリカの製糖メーカーのIllvo Sugarを買収(2016年完全買収)

2007年 英国のインド料理向け食品成分専業のPatak's Foodsを買収

2007年 中国の甜菜(ビートシュガー)大手のBo Tianを買収

2007年 オランダのイースト菌大手のGB Ingredientsを買収

2008年 スペインのパスタ大手のEbroグループから製糖メーカーのAzucarera Ebroを買収

2014年 英国のシリアル大手Dorset Cerealsを買収

 

Tyson Foods(タイソン・フーズ)

Tyson Foods(タイソン・フーズ)は世界最大手の食肉加工会社です。鶏肉、牛肉、豚肉を万遍なく手掛けています。2001年に当時世界最大手の牛肉加工会社のIBS(アイビーエス、米国)を買収しました。

JBS(ジェイビーエス)

Tyson Foodsと並ぶ食肉加工会社大手です。過去買収により拡大をし、2009年にブロイラー世界最大手のPilgrims Pride(ピルグリム・プライド、米国)を買収し業容を拡大しました。

Heineken Holdings(ハイネケンホールディングス)

ハイネケンは1860年代創業のオランダに本拠を置く大手ビール会社です。主要ブランドはハイネケン(Heineken)、Desperados、strongbow等があります。日本ではキリンと提携しています。2008年には、カールスバーグと共同で英国に本拠を置くビール大手のスコティッシュ・アンド・ニューキャッスルを買収しました。2018年には華潤ビールの持分を買収しています。

General Mills(ゼネラルミルズ)

米国に拠点を置く食品メーカーです。発祥は小麦粉等を扱う製粉会社です。ハーゲンダッツやチェリトス等のブランドが有名です。

ディアジオ(Diageo)

ディアジオ社は、1997年にギネスビールで有名なギネス社と食品・飲料大手のグランドメトロポリタン社が経営統合をして誕生した会社です。カナダのシーグラム社をペルノ・リカール社と共同買収して業容を拡大しています。主なブランドは、ウォッカのスミノフ(Smirnoff)、スコッチのジョニー・ウォーカー(Johnnie Walker)、ジンのゴードン、ビールのギネスです。中国の白酒メーカーの四川水井坊へも出資しています。日本においては2009年よりキリンと業務提携しました。2017年にジョージ・クルーニー氏が創業したテキーラ会社(Casamigos)を約10億ドルで買収、2019年はAviation Ginを買収しています。LVMHのモエヘネシーの34%の株式も保有しており、今後の業界再編の端緒として注目されています。

ディアジオのブランド一覧

Johnnie Walker、Smirnoff、Baileys、Guinness、Crown Royal、Yeni Raki、J & B、Buchanans、Windsor、Grand Old Parr、Bundaberg、Bell's、McDowell's、Ypioca、Cacique、Shui Jing Fang、Johnnie Walker 、The Singleton、Ketel One、Ciroc、Tanqueray Ten、Zacapa、Don Julio、Bulleit

業界関連図書

食品業界のページを作成するにあたり、以下の書籍を参考にさせて頂きました。
食品〈2018年度版〉 (産業と会社研究シリーズ) [単行本(ソフトカバー)]
2016年版冷凍食品業界要覧 [単行本(ソフトカバー)]
国内人口減少の中、東アジアを越える日本の食品企業 グローバル経営シリーズ [Kindle版]

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