ABインベブの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

アンハイザー・ブッシュ・インベブは、2008年ベルギーのインベブ(インターブリューとアンベブの合併会社)とアンハイザー・ブッシュが合併して誕生した世界最大のビール会社です。ちなみにインターブリューはベルギーのアルトワ(Artois)とPiedboeufとの合併会社、アンベブ (AmBev)はブラジルのラーマ (Brahma) とアンタルチカ (Antarctica) の合併会社でした。主要ビールブランドはバドワイザー、レーベンブロイ(Löwenbräu)、ステラ・アルトワ(Stella Artois)、ベックス(Becks)、コロナ(Corona)等があります。中国ではハルビンビールを、メキシコではコロナで有名なグルポ・モデロ(但し、米国でのコロナの販売権はワイン大手の米コンステレーション・ブランズ が保有)を買収しています。日本ではアサヒと提携しています。2015年には英SABミラーを買収しました。その後ミラークアーズをモルソンクアーズへ、欧州・東欧・豪州のビール事業をアサヒへ、華潤の持分をハイネケンに売却しました。常に次の一手が注目されています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比15.83%増の54,304百万ドルになりました。営業利益は46.72%増の13,043百万になりました。移動制限の緩和とともに飲食店などでのビール需要が回復していることが主因です。

アンハイザー・ブッシュ・インベブの業績推移
アンハイザー・ブッシュ・インベブの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比5.72%の15,091百万ドルになりました。営業利益は11.85%の3,890百万になりました。営業利益率は25.78%になりました。

2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比9.25%の14,792百万ドルになりました。営業利益は16.95%の3,802百万になりました。営業利益率は25.70%になりました。ブランドのプレミアム化やBeyond Beer戦略が奏功し、増収増益になりました。D2C領域(ビールサーバーやビール小売店、ビールデリバリー)等の分野も強化しています。

2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比7.66%の13,235百万ドルになりました。営業利益は12.90%の3,071百万になりました。営業利益率は23.20%になりました。

2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比11.21%増の14,198百万ドルになりました。営業利益は-15.27%の3,451百万になりました。移動制限の解除で需要は増大していますが、穀物相場の上昇やサプライチェーンの混乱が続きコストが増加しました。

アンハイザー・ブッシュ・インベブの四半期業績推移

アンハイザー・ブッシュ・インベブの四半期業績推移

EPS成長

好調な業績を反映して、2021年度の希薄化後EPSは増加しています。

アンハイザー・ブッシュ・インベブの希薄化後EPSの推移
アンハイザー・ブッシュ・インベブの希薄化後EPSの推移

売上構成

ビールが事業の主軸となっています。

ビール事業は、バドワイザー、コロナ、ステラを含む500以上のビールブランドで展開しています。
Artois、Beck's、Hoegaarden、Leffe、Michelob Ultra、Aguila、アンタークティカ、バドライト、ブラフマー、キャス、キャッスル、キャッスルライト、クリスタル、ハルビン、ジュピラー、モデロ・エスペシアル、Quilmes、Victoria、Sedrin、Skolなどがあります。

M&A(合併買収)

ビール業界の再編
©ディールラボ

株主構成

ABI財団は、Ambev創業家とInterbrew創業家が共同で運営する組織です。EPSはInterbrew創業であるVan Damme家、Mévius家、Spoelberch家の持ち分を保有しています。BRCはAmbev創業家の持ち分を保有しています。おおむね議決権の過半程度をベルギーとブラジルの創業家が保有しています。

アンハイザー・ブッシュ・インベブの株主構成
アンハイザー・ブッシュ・インベブの株主構成

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