ブンゲの売上構成と事業別市場シェアの分析

米国に上場するカーギル、ADM、ルイドレファスと並ぶ1818年に創業の穀物商社の大手です。長らくBunge家が支配する同族会社でしたが、2001年にニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。事業部門は大きく5つにわかれ、大豆やとうもろこし等の取引を行うアグリビジネス部門、食用油やその製品を取り扱う食用油事業、製粉事業、製糖事業、肥料事業に分かれています。従業員数は3万人程度です。2010年代後半には資源商社大手であるグレンコアや同業のADMとの経営統合を検討もしていたと噂されています。

売上高、営業利益、営業利益率の推移

年度売上高営業利益営業利益率
202041,4041,4273.45%
201941,140-1,027-2.50%
201845,7438431.84%
201745,7943020.66%
201642,6791,0532.47%
単位:百万ドル、ブンゲ売上高推移©ディールラボ

売上構成

ブンゲの2020年売上構成

ブンゲの2020年売上構成©ディールラボ

全体の売上の7割はアグリビジネス部門が担っています。他の大手穀物商社と同様に農家からの買付け、集荷、保管、運搬、輸出まで一貫して行えるバリューチェーンを保有していることが強みです。特に大豆の取扱いでは世界最大級です。

バンジの大豆事業

バンジの大豆事業
出所:同社AR

次に大きいのは、食用油事業です。全体売上の約23%を占めます。食用油、ショートニング、マーガリン、マヨネーズ等を手掛けています。2017年にはマレーシアのIOI Loders Croklaanを買収し、事業拡大を図っています。この分野では、カーギル、スウェーデンの大手油脂メーカーであるAAK、ウィルマ―、ユニリーバ等と競合しています。製糖事業は。製糖大国であるブラジルでのさとうきび事業、バイオエタノール事業が中心です。英のABシュガー等と競合しています。製粉事業や肥料事業は全体に占める割合は小さくなっています。

主要なM&A

2004年 油糧種子大手のCereolを買収。
2008年 マーガリン大手のWalter Rauを買収。
2009年 マーガリン事業を食品成分会社のRaisio Groupから買収。
2013年 メキシコの製粉会社であるAltex(アルテックス)の買収
2015年 ブラジルの製粉会社であるMoinho Pacificoの買収
2017年 マレーシア油脂大手のIOI Loders Croklaanの株式70%を946百万ドルでパーム油大手のIOI Corpから買収
2018年 Grupo Minsaからの製粉事業の買収
2019年 北米の穀物エレベーター事業を全農へ売却
2019年 ブラジルのマーガリン・マヨネーズ事業をJBSへ売却

株主構成

機関投資家が主要株主となっています。

ブンゲの株主構成

ブンゲの株主構成©ディールラボ

ブンゲのセグメント別市場シェア

市場シェア

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市場シェア

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