食料価格指数(Food Price Index)は、FAO(国際連合食糧農業機関)が公表している5つの商品グループ(穀物・植物油・乳製品・食肉・砂糖)バスケットの国際価格の月次推移を示す指標です。2014年から2016年にかけての商品グループの平均輸出シェアで加重した価格指数の平均値で構成されています。
原材料となる各商品グループの価格の上昇は、最終消費者の加工食品の値上げ圧力となり、インフレーションの先行指標となります。
価格推移
2022年4月
FAO食料価格指数は平均158.5ポイントでした。3月に記録した過去最高値から1.2ポイント(0.8%)低下したものの、昨年の同月の値を36.4ポイント(29.8%)上回りました。植物油のサブインデックスが大幅に悪化したことが下落の主因です。
2022年3月
FAO食料価格指数は平均159.3ポイントで、2月から17.9ポイント(12.6%)上昇し、1990年の開始以来の最高値を更新しました。構成する商品グループの中では植物油、穀物、食肉の値上がりを反映しています。
食料価格指数が関連する業界