Tyson Foods(タイソン・フーズ)は、1935年に設立された世界最大手の食肉加工会社です。鶏肉、牛肉、豚肉を万遍なく手掛けています。2001年に当時世界最大手の牛肉加工会社の米IBS(アイビーエス)を買収しました。また、2017年にはアドバンスピエール・フーズを買収し、加工食品事業も強化しています。
業績推移(年次)
2021年度は前年度比増収増益になりました。売上高は、主に各セグメントにおける平均販売価格の上昇により、2020年度比9%増の470億ドルとなりました。営業利益は、鶏肉および豚肉セグメントの営業利益の減少があったものの、牛肉の好調な業績とペット用おやつ事業の売却益により、2020年度比で増加しました。

業績推移(四半期)
2022年2四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比16.08%の13,117百万ドルになりました。営業利益は60.56%の1,156百万になりました。営業利益率は8.8%になりました。
2022年1四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比23.64%増の12,933百万ドルになりました。営業利益は106.38%増の1,455百万になりました。牛肉、豚肉、加工食品など全分野で移動制限解除に伴う需要増が見られました。人件費の高騰やサプライチェーンの制約が今後の懸念材料です。
2021年4四半期(7ー9月)
前年同期比増収増益でした。売上高はインフレ圧力を相殺するために進めた価格政策が奏功し、約20%増加しました。営業利益は、牛肉事業が引き続き好調であったことにより、増益となりました。

タイソンフーズの四半期業績推移
EPS成長率
2019年度以降、3年連続で希薄化後EPSは順調に増加しています。

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比74.05%増の2.28ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比2.22%増の0.46ドルになりました。配当性向は20.18%になりました。
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タイソンフーズのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)
売上構成
食肉事業が主力となります。冷凍冷蔵といった加工食品も強化しています。
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食肉の中では、牛肉が最も規模が大きく、鶏肉、豚肉と続きます。
直近のM&A(合併買収)
取り扱う食肉の種類拡大や補完性、もしくは下流領域の強化に向けたM&Aを行っています。
2001年 IBSを買収
2013年 Don Julio Foodsの買収
2014年 Hillshire Brandsの買収
2017年 アドバンスピエール・フーズの買収
2021年 ペット用おやつ事業をゼネラルミルズへ売却
直近1年間の株価リターン
2022年07月03日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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