アサヒグループホールディングスは、1949年に設立された日本の大手ビール会社です。大阪麦酒会社が起源です。スーパードライで国内を席巻した成功モデルで海外事業を強化しています。SABミラーから、伊ペローニ(Birra Peroni )、蘭グロールシュ(Grolsch)、東欧5カ国のビール会社、豪州のCUBを立て続けに買収しました。国内でも買収に積極的で、カルピスやエノテカなどを買収しています。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は前年度比10.27%増の2,236,076百万円になりました。営業利益は60.01%増の211,900万円になりました。移動制限の緩和とともに国内飲食店など業務用ビール需要が回復していることや、オセアニアで好採算の飲食店向けが回復したことが、増収増益の主因です。

業績推移(四半期)
2021年第4四半期(10-12月)
売上高は前年同期比10.68%増の615,773百万円になりました。営業利益は131.21%増の39,632百万円になりました。移動制限の解除で需要は増大していますが、穀物相場の上昇やサプライチェーンの混乱が続きコストが増加しました。

EPS成長
好調な業績を反映して、2021年度の希薄化後EPSは増加しています。

売上構成
酒類、飲料、食品と国際事業の主軸となっています。
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ビール・発泡酒
スーパードライ、スタウト、Peroni、Grolsch、Meantime、Pilsner Urquell、Carlton & United Breweries、オリオン、スタイルフリー、クリアアサヒ、極上、ザ・リッチなど
チューハイ・焼酎・ワイン
もぎたて、ウイスキーハイボール、サントネージュ、エノテカ、ニッカウヰスキーなど
ソフトドリンク
WONDA、三ツ矢サイダー、Schweppes、十六茶、おいしい水、ウィルキンソン、H2O、バヤリース、カルピスなど
食品
ミンティア、Dear-Natura、ベビーフード事業、レストランチェーン(なだ万)など
M&A(合併買収)
- 2009年 中国の青島ビールへの出資
- 2009年 豪州のシュエップス・オーストラリアの買収
- 2011年 ニュージーランドの酒類大手インディペンデントリカーの買収
- 2011年 マレーシアの飲料大手ペルマニスの買収
- 2012年 カルピスを買収
- 2014年 マレーシアの乳業大手エチカデイリーズの買収
- 2014年 なだ万を買収
- 2015年 エノテカを買収
- 2016年 グロルシュやペローニ等のオランダ、イタリア、英国のビール事業をSABミラーより買収
- 2016年 東欧5カ国(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア)のビール会社をSABミラーより買収
- 2017年 青島ビールの持分を売却
- 2019年 豪州のCUBを買収
- 2020年 ハイネケンに豪州ビール事業の一部とリンゴ酒事業を売却
直近1年間の株価リターン
2022年05月18日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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