アボットラボラトリーズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

アボットラボラトリーズ(Abbotto Laboratories)は、1888年に創業した米国に本拠を置く医療機器・診断薬・栄養補助食品メーカーです。心血管治療関連に強みがあります。ベビーフードや後発医薬品も展開しています。2016年に米医療機器メーカーでペースメーカーやカテーテル器具に強いセント・ジュード・メディカルを買収しました。ベビーフード事業にはGo & Grow、EleCare、PediaSureといったブランドがあります。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比24.47%増の43,075百万ドルになりました。営業利益は前年度比53.97%増の8,425百万ドルになりました。営業利益率は19.56%になりました。新型コロナウイルス感染症検査関連事業が好調で、前年同期比増収増益となりました。

2020年度
前年度比増収増益となりました。新型コロナウィルスの診断薬事業が好調でした。

アボットラボラトリーズの業績推移

アボットラボラトリーズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第3四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比-4.74%の10,410百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-30.48%の1,770百万ドルになりました。営業利益率は17.0%になりました。

2022年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比10.11%増の11,257百万ドルになりました。営業利益は前年同期比70.69%増の2,376百万ドルになりました。営業利益率は21.1%になりました。

2022年第1四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比10.11%増の11,257百万ドルになりました。営業利益は前年同期比71.55%増の2,388百万ドルになりました。営業利益率は21.2%になりました。

2021年第4四半期(10ー12月)
前年同期比増収減益となっています。新型コロナウイルス感染症検査関連が好調な一方で、人件費の増加などから営業利益は横ばいでした。

2021年第3四半期(7ー9月)
前年同期比増収増益となっています。新型コロナウィルスの迅速検査システムが好調です。

アボットラボラトリーズの四半期業績推移

アボットラボラトリーズの四半期業績推移

EPS成長

好調な業績に伴い希薄化後EPSも2017年以降増加しています。

アボットラボラトリーズの希薄化後EPSの推移

アボットラボラトリーズの希薄化後EPSの推移

事業構成

医薬品事業、栄養製品、診断機器及び医療機器が主要事業となります。

アボットラボラトリーズの売上構成

アボットラボラトリーズの売上構成

医薬品事業
ジェネリック医薬品の製造販売を行っています。

栄養製品
成人・小児用栄養製品の製造販売を行っています。

診断測定機器

医療機器
リズム管理、電気生理、心不全、血管、心臓、神経調節、糖尿病治療機器(血糖値測定機「フリースタイルリブレ」など)を開発しています。

M&A(合併買収)の動向

2013年 バイオ新薬事業を分社化(現アッヴィ)
2014年 先進国向け後発医薬品事業をマイラン(現ヴィアトリス)に売却
2016年 セントジュードメディカルを買収
2021年 低侵襲血栓除去システムを開発するWalk Vascularを買収

市場シェア

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