フレゼニウスは、ドイツに本拠を置くヘルスケアグループです。フランクフルト証券取引所に上場しています。病院運営、医療機器、ジェネリック医薬品が事業の3本柱となっています。病院運営ではドイツのレーン・クリニクムやスペイン病院大手であるキロンサルー(Quironsalud)を買収し成長しました。ドイツ国内では100以上の病院を展開しています。医療機器では、人工透析装置や人工腎臓等まで透析関連事業に強みを持ちます。輸液用ジェネリック医薬品、輸液治療薬、臨床栄養製品の開発製造、病院の建設エンジニアリングも手掛けています。
業績推移(年次)
2021年度は、全セグメントで増収になりましたが、原材料費や人件費が増加した結果、前年度比増収減益になりました。

業績推移(四半期)
2022年(7-9月)
売上高は前年同期比11.48%増の10,459百万ユーロになりました。営業利益は-12.00%の887百万ユーロになりました。営業利益率は8.48%になりました。
2022年(4-6月)
売上高は前年同期比6.78%増の10,018百万ユーロになりました。営業利益は-17.24%の845百万ユーロになりました。営業利益率は8.43%になりました。

フレゼニウスの四半期業績推移
EPS成長
2018年度以降、希薄化後EPSは減少していますが、2021年度は増加に転じました。

売上構成
医療機器、製薬、病院と病院建設が主力事業となっています。
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医療機器
腎臓病患者向けの製品・サービスを提供しています。
製薬
輸液用ジェネリック医薬品、輸液治療薬、臨床栄養製品などを開発製造しています。
病院
ドイツやスペインで外来センターや病院を展開しています。
M&A(合併買収)
厳選的にM&Aを行っています。
2016年 心臓血管疾患やがんの診断・治療を行うIDC Saludの買収
株主構成
創業家系のフレゼニウス財団が筆頭株主となっています。
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