コナグラブランズの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Conagra Brands(コナグラブランズ)は、1919年に設立された米国に本拠を置く冷凍食品メーカーです。トマトソースのHunt's、ココアのSwiss Miss、パスタのBertolli、チキンナゲットのBanquetといったブランドで展開しています。冷凍フライドポテトにも強みがあります。

業績推移(年次)

2019年度
売上高は前年度比20.16%増の9,538.4百万ドルになりました。営業利益は23.76%増の1,179.6百万ドルになりました。営業利益率は12.37%になりました。2018年に買収したピナクル・フーズの売上分増加などが影響し、増益増収となりました。

2020年度
売上高は前年度比15.89%増の11,054.4百万ドルになりました。営業利益は22.68%増の1,447.1百万ドルになりました。営業利益率は13.09%になりました。コロナウイルスの流行により、家庭向け食品(冷蔵・冷凍食品を含む)の売上が伸びたほか、M&Aによる恩恵も受け、増益増収となりました。

2021年度
売上高は前年度比1.18%増の11,184.7百万ドルになりました。営業利益は22.74%増の1,776.2百万ドルになりました。営業利益率は15.88%になりました。コロナ禍で家庭向け食品に引き続き需要があり、増益増収を達成しました。

2022年度
売上高は前年度比3.14%増の11,535.9百万ドルになりました。営業利益は24.22%減の1,346百万ドルになりました。営業利益率は11.67%になりました。インフレーションによる食品価格の高騰が打撃を与え、増収減益となりました。

2023年度
売上高は前年度比6.42%増の12,277百万ドルになりました。営業利益は20.11%減の1,075.3百万ドルになりました。営業利益率は8.76%になりました。高い生産性と輸送費の低下で全セグメントで増収となった一方、インフレーションの影響が大きく全体で減益となりました。

コナグラブランズの業績推移

コナグラブランズの業績推移

業績推移(四半期)

2022年3ー5月
売上高は前年同期比6.22%増の2,910百万ドルになりました。営業利益は214.1百万ドル、営業利益率は7.36%になりました。コロナパンデミックで落ち込んでいた需要の戻りが影響し、フードサービス事業が大きく伸びました。

2022年6ー8月
売上高は前年同期比9.46%増の2,904.3百万ドルになりました。営業損失は21.3百万ドル、営業利益率は-0.73%になりました。冷蔵&冷凍事業でビッグアイブランドの減損を計上したことや大幅な営業損失を出したこと及びのれんが響き、全体でも営業損失となりました。

2022年9ー11月
売上高は前年同期比8.30%増の3,312.9百万ドルになりました。営業利益は549.6百万ドル、営業利益率は16.59%になりました。急激に進むインフレーションに対する価格戦略などが功を奏し、増収を達成しました。

2022年12月ー2023年2月
売上高は前年同期比5.93%増の3,086.5百万ドルになりました。営業利益は490百万ドル、営業利益率は15.88%になりました。食品&スナック事業では電子レンジポップコーンやパスタ缶、冷蔵&冷凍事業ではプラントベースタンパク質製品、朝食向け冷凍ソーセージなどのシェアを伸ばしました。

2023年3ー5月
売上高は前年同期比2.18%増の2,973.30百万ドルになりました。営業利益は57百万ドル、営業利益率は1.92%になりました。食品&スナック事業では、アジア料理用ソースやパスタ缶、肉系のスナック及び食用種の分野でシェアを伸ばしました。

コナグラブランズの四半期業績推移

コナグラブランズの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比22.83減の1.42ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比5.60%増の1.32ドルになりました。配当性向は92.96%になりました。

コナグラブランズのEPS・1株配当・配当性向の推移

コナグラブランズのEPS・1株配当・配当性向のグラフ

業績予想

2023年7月
2023年度の決算発表と同時に、2024年度の通期の業績見通しを発表しました。売上高は前年度比1%、調整後EPSは2.70〜2.75ドルを見込んでいます。

売上構成

セグメントは、食料品&スナック、冷蔵&冷凍、国際、フードサービスに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

コナグラブランズの売上構成(2022年度)

コナグラブランズの売上構成(2023年度)

食料品&スナック
常温保存可能な食料品やスナックの製造及び米国内での販売が、当事業に該当します。ブランドの一例として、ActⅡ(電子レンジポップコーン)、Hunt’s(ケチャップやBBQソースなど)、Swiss Miss(ホットココアやホットチョコレート)、La Choy(アジア料理向け食品)などがあります。

冷蔵&冷凍
冷蔵・冷凍用食品の製造及び米国内での販売が、当事業に該当します。ブランドの一例として、Gardein(代替肉)、Banquet(冷凍食品)、Helthy Choice(健康志向冷凍食品)などがあります。

国際
米国外での食料品・スナックおよび冷蔵・冷凍食品の販売をおこなっています。コナグラブランズは、米国内での販売が大半を占めますが、カナダ、メキシコ、中国、フィリピンにも事務所や工場を構えています。

フードサービス
米国内でレストランを始めとした外食産業やフードサービス向けに食品を卸しています。

M&A情報

商品補完を目指したM&Aを積極的に行っています。2008年に分社化したガビロンは2012年丸紅に買収されましたが、2022年にはカナダの穀物大手バイテラに売却されています。

2008年 穀物商社事業を投資グループに売却し、ガビロンとして分社化
2014年 製粉事業をカーギルとCHSの製粉事業と統合
2016年 食品成分ディストリビューターのJM Swankをプラチナエクイティに売却
2017年 ポップコーンブランドのBoomchickapopをTPGから買収
2017年 高タンパクおやつを製造するThanasiを買収
2018年 冷凍朝食メーカーのSandwich Bros. of Wisconsinを買収
2018年 冷凍食品メーカーのピナクル・フーズを109億ドルで買収
2019年 店舗直送モデルのおやつ事業をUtz Quality Foodsに売却
2019年 食用油のWessenブランドをRichardson Internationalに売却
2021年 ピーナツバターブランドPeter PanをPost Holdingsに売却
2021年 全卵の代替製品ブランドEgg BeatersをPost Holdingsに売却

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