キャンベルスープの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Campbell Soup(キャンベルスープ)は、1869年に設立された加工食品メーカーです。社名のキャンベルの濃縮スープやV8ブランドの野菜ジュースといった強力なブランドを擁しています。オーストラリアのビスケット最大手アーノッツ・ビスケットを売却し、スープ、飲料、スナックなどの分野に経営資源を集中させています。

業績推移(年次)

2022年度
売上高は前年度比1.01%増の8,562百万ドルになりました。営業利益は前年度比-24.72%の1,163百万ドルになりました。営業利益率は13.58%になりました。

キャンベルスープの業績推移

キャンベルスープの業績推移

業績推移(四半期)

2022年8-10月
売上高は前年同期比15.16%増の2,575百万ドルになりました。営業利益は前年同期比15.96%増の436百万ドルになりました。営業利益率は16.93%になりました。

2022年5-7月
売上高は前年同期比6.09%増の1,987百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-58.64%の170百万ドルになりました。営業利益率は8.56%になりました。

2022年2-4月
売上高は前年同期比7.36%増の2,130百万ドルになりました。営業利益は前年同期比8.09%増の294百万ドルになりました。営業利益率は13.80%になりました。販売価格の上昇や堅調な需要を背景に増収増益となりました。

2021年11月-2022年1月
売上高は前年同期比-3.07%増の2,209百万ドルになりました。営業利益は前年同期比-19.45%増の323百万ドルになりました。原材料費の上昇もあり減益になりました。

2021年8-10月
前年同期比減収減益となりました。巣籠り需要の一巡によって小売店の在庫調整の影響が出ています。

キャンベルスープの四半期業績推移

キャンベルスープの四半期業績推移

EPS成長率

2019年度以降、希薄化後のEPSは安定的に推移しています。

希薄化後EPSの推移

希薄化後EPSの推移

売上構成

スープとスナックが主力となります。

キャンベルスープの売上構成(2021年度)
キャンベルスープの売上構成(2021年度)

スープ事業
キャンベルスープなどの加工食品を製造・販売しています。

その他食品事業
Pregoブランドのパスタソース、缶詰チキンなどの加工食品を製造・販売しています。

飲料事業
V8 ジュース、トマトジュースなどを製造・販売しています。

スナック事業
クッキー、クラッカー、焼きたてベーカリー、冷凍製品、プレッツェル、サンドイッチクラッカー、ポップコーンなどのスナックを展開しています。

直近のM&A(合併買収)

M&Aを通じた事業ポートフォリオの入れ替えを積極的に行っています。

2015年 Garden Fresh Gourmetを買収
2017年 スナック大手Snyder's-Lanceを49億ドルで買収
2017年 飲料メーカーのPacific Foodsを買収
2019年 アーノッツ・ビスケットをKKRに売却
2019年 Garden Fresh Gourmetを売却

株主構成

メアリーマローン氏やベネットドランス氏はキャンベルスープ創業ファミリーのメンバーです。第5位株主に物言う株主のThird Pointが入っています。

キャンベルスープの株主構成(直前期末時点)
キャンベルスープの株主構成(直前期末時点)出所:マーケットスクリーナー

市場シェア

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