山崎製パンの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

山崎製パンは、1948年に飯島藤十郎氏によって設立された日本を代表する製パンメーカーです。ヤマザキパンや山パンの略称で親しまれています。食パン・菓子パンや和菓子類等の分野で事業を展開しています。デイリーヤマザキでコンビニ事業も行っています。子会社の不二家は洋菓子に注力しています。飯島家が大株主となっています。

業績推移(年次)

2021年度は、売上高が前年度比3.8%増の1兆530億円、営業利益が同5.3%増の182億円と増収増益になりました。子会社の不二家、ヤマザキビスケット、東ハトなどが好調でした。

山崎製パンの業績推移
山崎製パンの業績推移

業績推移(四半期)

2022年第3四半期(7-9月)
売上高は前年同期比5.62%増の263,876百万円になりました。営業利益は3.90%増の1,600百万円になりました。営業利益率は0.61%になりました。

2022年第2四半期(4-6月)
売上高は前年同期比3.51%増の268,525百万円になりました。営業利益は5.21%増の6,811百万円になりました。営業利益率は2.54%になりました。

2022年第1四半期(1-3月)
売上高は前年同期比2.75%増の259,727百万円になりました。営業利益は15.76%増の6,861百万円になりました。営業利益率は2.64%になりました。食パンや菓子パンが好調に推移しました。

2021年第4四半期(10-12月)
小麦などの原料高の影響もあり、前年同期比増収減益になりました。

山崎製パンの四半期業績推移

山崎製パンの四半期業績推移

EPS成長

2021年度は、好調な業績を背景に希薄化後EPSが増加しました。

山崎製パンの希薄化後EPSの推移

山崎製パンの希薄化後EPSの推移

売上構成

パン、菓子、コンビニ事業が主力セグメントとなっています。

山崎製パンの売上構成(セグメント別)
山崎製パンの売上構成(セグメント別)

パン事業
シンボルマーク「太陽マーク」のパンが主力です。「ロイヤルブレッド」「超芳醇」「ダブルソフト」「ゴールドシリーズ」「ふんわり食パン」「ヤマザキゴールドシリーズ」「ランチパック」などの製品を製造販売しています。

菓子事業
和菓子、洋菓子、肉まん、シュークリーム、ショートケーキ、ビスケット、スナック菓子などを子会社の不二家、東ハト、ヤマザキビスケットなどと展開しています。

流通事業
コンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」を中心に展開しています。

M&A(合併買収)

パンや菓子領域の拡充のためのM&Aを積極的に行っています。

2001年 ヴィ・ド・フランスを倍異臭
2006年 東ハトを買収
2008年 不二家の連結子会社化
2016年 モンデリーズと業務提携を解消

株主構成

飯島家が筆頭株主になっています。

山崎製パンの株主構成(直前期末時点)
山崎製パンの株主構成(直前期末時点) 出所:四季報

市場シェア

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