アイスクリーム業界の世界市場シェアの分析
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アイスクリーム業界の世界市場シェアの分析

アイスクリーム業界の世界市場シェアと市場規模について分析しています。ユニリーバ、ネスレ、ゼネラルミルズ(ハーゲンダッツ)、ロッテといったアイスクリーム世界大手の動向も掲載しています。

【アイスクリーム業界について】

発展途上国におけるコーン、サンドイッチ、ポップなどのインパルスアイスクリームの需要の高まりが市場の成長を牽引すると予想されています。消費者の健康意識の高まりによる、低脂肪のアイスクリームや乳製品を含まないアイスクリームの登場が需要を刺激すると予想されています。新型コロナウイルスの流行により、必需品ではないアイスクリームの消費量は一時的に減少しましたが、2022年以降は外食・観光需要の回復により市場は再び拡大しています。

近年では、プレミアムアイスクリームの需要が世界的に増加しており、特にアジア市場での伸びが顕著です。また、低糖質・高たんぱく・プラントベースなど健康志向カテゴリーの成長が続いています。メーカー各社は多様化するニーズに応えるために新種のフレーバー開発に加え、環境配慮型の包装やサステナビリティ対応にも注力しています。

【アイスクリーム業界の世界市場シェア+ランキング】

アイスクリーム業界の2025年度の売上高⇒参照したデータの詳細情報を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2025年のアイスクリーム業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はマグナムアイスクリーム(ユニリーバ)、2位はフロネリ、3位はYili(伊利集団)となります。

アイスクリーム会社におけるアイスクリーム部門の数値抽出ができない場合は、ランキングから外しております。

アイスクリーム業界の市場シェア(2025年) ©2026 Deallab
*2025年度未発表のため、2024年度の数値

順位 Company name
(English)
企業名(日本語) 市場シェア
1位 Magnum Ice Cream Company(Unilever) マグナムアイスクリーム(ユニリーバ) 11.16%
2位 Froneri フロネリ 7.85%
3位 Yili 伊利集団株式会社 1.81%
4位 General mills* ゼネラルミルズ 1.77%
5位 Lotte* ロッテ 1.02%
アイスクリームの世界市場シェアと業界ランキング(2025年) ©2026 Deallab
*2025年度未発表のため、2024年度の数値

1位は、Magnum Ice Cream Company(Unilever)です。
Magnum Ice Cream Company は、ユニリーバが2024年にアイスクリーム事業の分離を発表したことにより誕生した独立企業です。Magnum、Cornetto、Ben & Jerry’s など世界的ブランドを束ねる専業メーカーとして再編され、ブランド投資や製造体制の最適化が進んでいます。分社化によって意思決定の迅速化と市場対応力が強化され、2025年は世界最大のアイスクリーム企業としての地位を確立しています。

2位は、Froneri(フロネリ)です。
Froneri は、ネスレと英国 R&R Ice Cream が2016年に統合して誕生した世界第2位のアイスクリームメーカーです。欧州、中東、南米、豪州、フィリピン、南アフリカなど幅広い地域で事業を展開し、北米を除く世界各国における Häagen-Dazs ブランドの製造・販売も担っています。 2020年にはネスレの北米以外のアイスクリーム事業を統合し、グローバル規模でのブランドポートフォリオと製造ネットワークを強みに、世界市場での存在感を高めています。

3位は、Yili(伊利集団)です。
Yili(内蒙古伊利実業集団)は、中国・内モンゴル自治区に本拠を置くアジア最大級の乳業メーカーです。アイスクリーム、ヨーグルト、粉ミルク、チーズなど幅広い乳製品を展開し、中国国内では多くのカテゴリーでトップシェアを誇ります。アイスクリーム事業は2025年も二桁成長を維持し、アジア最大のアイスクリームメーカーとして世界ランキングでも上位に位置づけられています。

4位は、General Mills(ゼネラルミルズ)です。
General Mills は、1866年創業の米国大手食品メーカーで、シリアル、スナック、冷凍食品、缶詰スープ、栄養バーなど多岐にわたる食品事業を展開しています。アイスクリーム事業では、アメリカおよびカナダにおける Häagen-Dazs ブランドの製造・販売を担当しており、北米プレミアム市場で強い存在感を示しています。 安定した収益基盤を持ちながら、ペットフードなど成長分野への投資も進めており、事業ポートフォリオの強化を図っています。

5位は、Lotte(ロッテ)です。
Lotte は、韓国を代表するコングロマリットであり、日本のロッテ製菓と韓国のロッテコンフェクショナリーの両社が地域を分担しながらアイスクリーム事業を展開しています。日本では「爽」「雪見だいふく」「クーリッシュ」などの人気ブランドを展開し、韓国でも強固な市場基盤を持っています。国際比較では、日本ロッテの売上が最も整合的なデータとして扱われ、世界ランキングでも一定の存在感を示しています。

【アイスクリーム業界の世界市場規模】

当データベースでは、2025年のアイスクリーム業界の市場規模を827億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。

調査会社フォーチュンビジネスインサイツによると、2025年の同業界の市場規模は827億ドルです。2034年にかけて年平均7.23%で成長し、規模は1,520億ドルへと拡大することを見込んでいます。

市場規模 成長率見込み
2025 827億ドル
2026 869億ドル
2034 1,520億ドル 7.23%

アイスクリーム業界の市場規模の予想成長推移 ©2026 Deallab

【M&Aの動向】

2020年 フロネリはネスレからネスレの北米アイスクリーム事業を買収
2023年 ユニリーバが Yasso(ギリシャヨーグルトアイス)を買収
2024年 クルフィ・ウルグアイがFRONERIに買収される

【会社の概要】

Magnum Ice Cream Company(旧ユニリーバ・アイスクリーム)

Magnum Ice Cream Company は、ユニリーバが2024年に発表した大規模な事業再編により、アイスクリーム事業を分社化して誕生した世界最大級のアイスクリーム専業企業です。Magnum、Cornetto、Ben & Jerry’s、Wall’s、Carte d’Or など、世界的に認知度の高いブランドを多数保有しています。独立企業化により、ブランド投資や製造体制の最適化が進み、2025年以降の成長加速が期待されています。さらに詳しく

Froneri(フロネリ)

Froneri は、2016年にネスレと投資ファンド PAI パートナーズ傘下の英国 R&R Ice Cream が統合して誕生した世界第2位のアイスクリームメーカーです。欧州、中東、南米、豪州、フィリピン、南アフリカなど幅広い地域で事業を展開しています。2020年にはネスレから北米アイスクリーム事業(Häagen-Dazs US を含む)を買収し、世界的なプレゼンスを大きく拡大しました。多国籍ブランドとローカルブランドを組み合わせたポートフォリオが強みです。さらに詳しく

Yili(伊利集団株式会社

Yili(内蒙古伊利実業集団)は、中国・内モンゴル自治区に本拠を置くアジア最大級の乳業メーカーです。アイスクリーム、アイスキャンデー、粉ミルク、ヨーグルト、チーズなど幅広い乳製品を展開し、中国国内では多くのカテゴリーでトップシェアを誇ります。潘剛 CEO のもとで積極的なブランド投資と海外展開を進めており、アイスクリーム事業は2025年も高成長を維持しています。さらに詳しく

General Mills(ゼネラルミルズ)

General Mills は、1866年に創業した米国の大手食品メーカーで、発祥は製粉業にあります。シリアル、スナック、冷凍食品、缶詰スープ、栄養バーなど多岐にわたる食品事業を展開しています。アイスクリーム事業では、米国における Häagen-Dazs ブランドの製造・販売を担い、プレミアム市場で強い存在感を示しています。2018年には自然派ペットフードの Blue Buffalo を買収し、事業ポートフォリオの多角化を進めています。さらに詳しく

Lotte(ロッテ)

Lotte は、韓国を代表するコングロマリットであり、日本のロッテ製菓と韓国のロッテコンフェクショナリーの両社が地域を分担しながらアイスクリーム事業を展開しています。日本では「爽」「雪見だいふく」「クーリッシュ」などの人気ブランドを展開し、韓国でも強固な市場基盤を持っています。国際比較では、日本ロッテの売上が最も整合的なデータとして扱われます。

日本国内のメーカー

日本国内のアイスクリーム市場では、江崎グリコ、明治、森永乳業、赤城乳業が上位シェアを競っており、季節性と新商品の投入スピードが市場の特徴となっています。

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