Visaの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Visa(ビザ)は1958年に設立された米国に本拠を置く世界最大級のクレジットカード会社です。発祥母体はバンクオブアメリカのクレジットカード部門です。自らは、イシュアーやアクワイアラーにならず、VISAブランドライセンスを各国のカード会社に付与し、VisaNetを通じた決済手数料を収益基盤としています。2008年にニューヨーク証券取引所に上場しました。

業績推移(年次)

2021年度は前年度比増収増益となりました。決済件数、処理件数、クロスボーダー件数が前年同期比で 増加し、売上高(ネット)が10%増加しました。

Visaの業績推移
Visaの業績推移

業績推移(四半期)

2022年4ー6月
売上高は前年同期比18.68%増の7,275百万ドルになりました。営業利益は前年同期比2.07%増の4,148百万ドルになりました。営業利益率は57.0%になりました。個人消費が底堅く推移し、夏休みでの消費増も追い風となり、前年同期比増収増益になりました。

ビザの四半期業績推移

ビザの四半期業績推移

EPS成長率(年次)

2021年度の希薄化後EPSは2020年度比増加しています。

希薄化後EPSの推移
希薄化後EPSの推移

EPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

2022年4ー6月
希薄化後EPSは前年同期比35.59%増の1.60ドルになりました。1株当たりの配当は前年同期比18.75%増の0.38ドルになりました。配当性向は23.75%になりました。

2022年1ー3月
希薄化後EPSは前年同期比47.83%増の1.70ドルになりました。

ビザのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

ビザのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

売上構成

Visa決済やVisaのネットワークを通じた決済が主要サービスとなります。

Visaの売上構成
Visaの売上構成

データプロセッシング
決済が発生した場合にビザのネットワークと通じてアクセプタンス、クリアリング、セトルメントといったアクションが発生した場合に発生する収入です。

サービス
ビザを使って支払が行われた際に発生する収入です。

国際取引
クロスボーダーの取引は行われた際に発生する収入です。

その他
ビザブランドのライセンスフィーなどが含まれます。

直近のM&A(合併買収)

決済ソリューション強化に向けたM&Aを行っています。

2015年 Visaヨーロッパを買収
2021年 金融管理ツールの開発をするTink AB(ティンク)を買収
2021年 国際為替取引を提供Currency Cloud Group(カレンシークラウドグループ)を買収

市場シェア

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