マスターカードの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

マスターカードは、米国に本拠を置く世界最大級のクレジットカード会社です。VISAと双璧です。米銀のチェースマンハッタン銀行(現JPモルガンチェース)等の所属するカード会社を母体として発展しました。現在はビザと同様にニューヨーク証券取引所に上場しています。自らは、イシュアーやアクワイアラーにならず、MASTERブランドライセンスを各国のカード会社に付与しています。近年は、オープンバンキング、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、EC向け決裁システムなどの分野を強化するために、米国フィニティ、サイファートレース(Cipher Trace)、エカタ(Ekata)、Arcus Financial Intelligenceなどの買収を行っています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比23.42%増の18,884百万ドルになりました。営業利益は前年度比24.76%増の10,082百万ドルになりました。営業利益率は53.39%になりました。

マスターカードの業績推移

マスターカードの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7-9月
売上高は前年同期比15.47%増の5,756百万ドルになりました。営業利益は前年同期比14.54%増の3,112百万ドルになりました。営業利益率は54.1%になりました。

2022年4-6月
売上高は前年同期比44.21%増の7,189百万ドルになりました。営業利益は前年同期比28.92%増の3,018百万ドルになりました。営業利益率は42.0%になりました。

マスターカードの四半期業績推移

マスターカードの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移

2022年7-9月
希薄化後EPSは前年同期比12.20%増の2.76ドルになりました。1株当たりの配当は前年同期比11.36%増の0.49ドルになりました。配当性向は17.75%になりました。

マスターカードのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

マスターカードのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

売上構成

マスターカードの売上構成

マスターカードの売上構成

戦略

2020年 リアルタイム金融データ収集サービスのフィニシティ(Finicity)を買収
2020年 生体認証を行うトラストスタンプ(Trust Stamp)に出資
2020年 デジタル研究を行うサインジー(Signzy)に出資
2020年 データセキュリティ企業のエンベイル(Enveil)に出資
2021年 黒人とラテンコミュニティを対象としたデジタル銀行であるグリーンウッドに出資
2021年 モカフィ(Mobility Capital Finance)に出資
2021年 ブロックチェーンのデータ処理と行うサイファートレース(Cipher Trace)を買収
2021年 イーサリアム上のシステム開発を行うコンセンシス(ConsenSys)に出資
2021年 本人確認サービスを提供するエカタ(Ekata)を買収
2022年 セキュリティコントロールを行うピカス・セキュリティ(Picus Security)に出資
2021年 クレジットカードのインフラAPIを提供するデザーブ(Deserve)に出資
2021年 決済インフラのエピソードシックス(Episode Six)に出資
2021年 決済代行サービスを行うArcusを買収
2021年 ルワンダのECサービスを手掛けるカシャ(Kasha)に出資
2021年 保険おすすめサービスを提供するストライド・ヘルス(Stride Health)に出資
2021年 インパクト投資プラットフォームのシーノート(CNote)に出資
2022年 クレジットカード処理サービスを提供するZetaに出資

市場シェア

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