上場前のグロース
ベンチャーキャピタルによるスタートアップへのグロースインベストは、プライベートエクイティやアクティビストファンドと並び、ファイナンス分野のエコシステム上重要な役割を演じています。
スタートアップによる新業態の創出は、業界再編の端緒とも言えます。アマゾンエフェクトに代表されるように、今までにないテックを基盤にした、従来とは異なるコスト構造のプレーヤーが、本屋という業態のアップデートにつながり、そして、キンドルの出現によって、本は紙で印刷する、「本=紙」という概念そのものの再定義へとつながりました。その間、わずか10年足らずです。
スタートアップが直面する解決したい社会課題を考察し、その想いに賛同したエンジェルやベンチャーキャピタルからの資金調達額やスタートアップが創出している新業態のカオスマップを投資ラウンド別に分析しています。
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代替卵 燃料電池 宇宙船 全個体電池 燃料自動車 翻訳テック 植物工場 空飛ぶクルマ CO2回収貯留利用(CCUS) 代替魚肉・代替シーフード 水素製造 自動運転 植物肉・培養肉 カーボンアカウンティング デジタル決済 後払い販売(BNPL) AI契約書レビュー マイクロファイナンス 再生医療(iPS細胞・幹細胞) ノーコード・ローコード ペロブスカイト型太陽電池 クラウド給与管理 AI文書作成 非上場株式の売買プラットフォーム
上場後のグロース
新業態を開拓したスタートアップが晴れてIPOをしても、そこがゴールではありません。成長にドライブをかけて、社会をより良くするインパクトを大きくしていくことが究極のゴールなのです。しかし、2017年以降の約半数の新規公開会社が、公開価格を下回る株価となっています。
データは2023年06月03日時点
また、日本の上場企業の多くが時価総額500億円未満で低迷していることからも分かるように、上場後に投資家に新たな株主になってもらうためには、自社のエクイティストーリーの丁寧な説明が必要となります。日本の場合、時価総額が1000億円程度ないと、通常は機関投資家の投資の対象とならず、その間は、個人が主だった株主となります。
ディールラボでは、「成長のキードライバー」と「ベンチマーク会社との比較」分析を通じて、時価総額500億円未満の上場会社が、時価総額1000億円に早期に到達するようにエクイティストーリーの新たな株主への浸透を図っています。