P&G(プロクター&ギャンブル)は、米国に本拠を置く世界最大級の日用品メーカーで、1837年にウィリアム・プロクター氏とジェームズ・ギャンブル氏によって設立されました。日用品業界屈指の商品開発力・マーケティング力を誇っています。取り扱っている分野は、トイレタリー、ファミリーケア、ファブリックケア、ホームケア、ヘアケア、スキンケア、オーラルケアといった広範囲の消費財で、いずれもブランド力のある商品を展開しているのが特徴です。
売上構成

P&Gの2020年度売上構成©ディールラボ
セグメント概略
おむつ:
おむつの分野では、パンパースブランドを世界的に展開し、業界最大級となっています。製紙・パルプの分野では、ペーパータオル「バウンティ」やティッシュペーパー「パフス」を展開し、クリネックスブランドのキンバリークラーク等と競っています。
おむつの分野では、パンパースブランドを世界的に展開し、業界最大級となっています。製紙・パルプの分野では、ペーパータオル「バウンティ」やティッシュペーパー「パフス」を展開し、クリネックスブランドのキンバリークラーク等と競っています。
ファブリック&ホームケア:
洗濯用洗剤のアリエール、柔軟剤のレノア、食器用洗剤のジョイ、エアケアのファブリーズ、柔軟剤のDowny(ダウニー)を展開しています。日用品・トイレタリー分野においては、ユニリーバやコルゲートを抑え、世界シェアトップを誇っています。
洗濯用洗剤のアリエール、柔軟剤のレノア、食器用洗剤のジョイ、エアケアのファブリーズ、柔軟剤のDowny(ダウニー)を展開しています。日用品・トイレタリー分野においては、ユニリーバやコルゲートを抑え、世界シェアトップを誇っています。
ヘアケア・化粧品:
ヘアケアのPantene(パンテーン)、ヴィダルサスーン、h&sを展開しています。化粧品分野においては、SK-II等の強力なブランドを有しており、業界内の世界シェアで上位に位置しています。香水分野では、ブランド系各社と提携し、大手の一角を占めています。主なブランドに、HUGO BOSS(ヒューゴボス)、Lacoste Fragrances(ラコステ・フレグランス)、Puma(ピューマ)、Naomi Campbell(ナオミ・キャンベル)、Escada Fragrances(エスカーダ・フレグランス)、Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)等があります。2015年、フレグランスブランドの「Hugo」「Gucci」、カラーコスメティックブランドの「COVERGLRL」「Max Factor」、ヘアカラービジネスの「Wella」「Clairol」をコティに売却しました。
ヘアケアのPantene(パンテーン)、ヴィダルサスーン、h&sを展開しています。化粧品分野においては、SK-II等の強力なブランドを有しており、業界内の世界シェアで上位に位置しています。香水分野では、ブランド系各社と提携し、大手の一角を占めています。主なブランドに、HUGO BOSS(ヒューゴボス)、Lacoste Fragrances(ラコステ・フレグランス)、Puma(ピューマ)、Naomi Campbell(ナオミ・キャンベル)、Escada Fragrances(エスカーダ・フレグランス)、Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)等があります。2015年、フレグランスブランドの「Hugo」「Gucci」、カラーコスメティックブランドの「COVERGLRL」「Max Factor」、ヘアカラービジネスの「Wella」「Clairol」をコティに売却しました。
オーラルケア&髭剃り:
オーラルケアの分野では、Oral Bやクレストなどのブランドを展開し、歯磨き粉・マウスウォッシュともに世界シェアで上位に位置しています。
電動歯ブラシでは、子会社のブラウンがフィリップスと世界シェア1位を争っています。シェーバー・カミソリ業界では、シェーバーはBraun(ブラウン)が、カミソリは2005年に買収したGillette(ジレット)が世界シェア上位に位置しています。
ご参考:P&Gによるジレット買収の案件ハイライト
2005年にP&Gが髭剃り大手のジレットを買収しました。P&Gは女性用美容機器に強みがあり、一方、ジレットは男性用髭剃りに強みがあります。傘下に電動シェーバーも保有しています。P&Gは買収によって男性用と女性用美容機器の分野で一気に存在感を示すことができました。当時のジレットは、ジレットモデルという消耗品(カミソリ)の買い替えモデルを確立し、超高収益企業ででした。
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P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡
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