グラクソスミスクラインの事業構成と製品別の市場シェアの分析

グラクソスミスクラインは、1999年にスミスクライン・ビーチャムとグラクソ・ウエルカムが経営統合して誕生した英国に本拠を置く大手製薬メーカーです。中枢系の医薬品に強みを持ちます。医薬品、ワクチンとコンシューマヘルスケアが事業の柱となっています。コンシューマヘルスケアの歯磨き粉では、アクアフレッシュ(Aquafresh)センソダイン(Sensodyne、日本名シュミテクト)や抗炎症剤「ボルタレン」などが主力製品です。2018年に米ファイザーと一般用医薬品(大衆薬)事業の統合を発表、GSKコンシューマヘルスケアが誕生しました。飲料事業(ルコゼード、ライビーナ)をサントリー食品に、抗がん剤事業をノバルティスに160億ドルで売却しました。

売上構成

2016年以降売上高及び営業利益ともに成長しております。2020年度はHIV、呼吸器系、腫瘍系の医薬品とコンシューマーヘルスケア事業の売上が好調で、COVID-19による成人の予防接種への影響があったものの、増収増益となりました。

グラクソスミスクラインの業績推移

グラクソスミスクラインの業績推移

製品別の売上構成

グラクソスミスクラインの製品別売上構成

グラクソスミスクラインの製品別売上構成

呼吸器系治療薬: Nucala、Relvar/Breo、Trelegyなど。吸入コルチコステロイド(ICS)や長時間作用型ムスカリン拮抗薬(LAMA)とLABAの二重気管支拡張薬などの新薬開発にも力を入れています。
HIV治療薬:Tivicay、 Triumeq、Dovatoなど。ファイザーと塩野義製薬との合弁事業であるViiV Healthcareを通じて事業を展開しています。
免疫炎症治療薬:Benlysta、Duvroqなど
ガン治療薬:Zejula、Blenrepなど
その他医薬品:抗感染症、アレルギー、中枢神経系、皮膚科、呼吸器系、泌尿器系などの技術的に確立した医薬品
髄膜炎ワクチン:Bexseroなど
インフルエンザワクチン:Fluarix/FluLavalなど
帯状疱疹ワクチン:Shingrixなど
その他ワクチン:Infanrix、Pediarix、Boostrixなど
オーラルヘルス:アクアフレッシュ(Aquafresh)、センソダイン(Sensodyne、日本名シュミテクト)
痛み止め:Voltaren(ボルタレン)、Panadol、Advilなど
サプリメント:Centrum、Caltrate、Emergen-Cなど
呼吸器系大衆薬:風邪薬のContac(コンタック)、Robitussin、Theraflu、 アレルギー・鼻腔疾患用製品のFlonase(フロナーゼ)など

過去M&A

2018年 米国のがん治療薬大手であるTESAROを買収
2014年 ノバルティスがグラクソスミスクラインのガン治療薬事業を買収
2013年 飲料事業(ルコゼード、ライビーナ)をサントリー食品に売却
2012年 バイオ医薬品企業のHuman Genome Sciencesを買収

GSKのM&Aマルチプル分析

GSKのM&Aマルチプル分析

製品別の市場シェア

市場シェア

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市場シェア

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