オーラルケア・口腔用品業界の世界市場シェアの分析

オーラルケア・口腔用品業界の世界シェアと市場規模について分析をしています。コルゲート・パーモリーブ、P&G、フィリップス、ジョンソン&ジョンソン、ユニリーバ、ライオン、GSK、アース製薬といった大手オーラルケアメーカーの概要や動向も掲載しています。

世界シェア

オーラルケアメーカーの2020年度の売上高(⇒参照したデータの詳細情報)を分子に、後述する市場規模を分母にして、2020年のオーラルケア業界の世界シェアを簡易に計算すると、1位はコルゲート・パーモリーブとなります。

オーラルケアメーカーの世界市場シェアと業界ランキング

  • 1位 コルゲート・パーモリーブ 21.6%
  • 2位 P&G 16.8%
  • 3位 GSK 11.3%
  • 4位 ジョンソン&ジョンソン 4.7%
  • 5位 フィリップス 3.9%
  • 6位 ライオン 1.84%
  • 7位 ユニリーバ 1.76%
  • 8位 アース製薬 1.2%

オーラルケア・口腔用品業界の世界シェア(2020年)
オーラルケア・口腔用品業界の世界シェア(2020年)

2020年の世界1位はコルゲートとなりました。歯磨き粉と歯ブラシの両分野でコルゲートブランドの強さが光ります。2位はP&Gです。歯ブラシはブラウン、歯磨き粉とマウスウオッシュはクレストのブランドで世界展開をしています。3位はGSK(グラクソ・スミスクライン)です。シュミテクトをはじめとした歯磨き粉や入れ歯用のポリデントなどでグローバル展開をします。4位のジョンソン&ジョンソンはマウスウオッシュのリステリンが強く、5位フィリップスは電動歯ブラシに強みがあります。日本からはライオンやアース製薬が上位に入りました。

市場規模

当データベースでは、2020年のオーラルケア・口腔用品業界の市場規模を340億ドルとしております。参照した各種調査データは次の通りとなります。
調査会社のグランドビューリサーチによると、2020年の同業界の市場規模は317億ドルです。2028年にかけて年平均5.9%での成長を見込みます。調査会社のリサーチアンドマーケッツによると、2020年の同市場規模は362億ドルです。2028年にかけて年平均3.39%での成長を見込みます。⇒参照したデータの詳細情報

オーラルケア・口腔用品業界は、大きく歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ、入れ歯用品に分かれます。各市場規模の相対的な大きさをグラフ化すると以下の通りとなります。

オーラルケア業界の市場構造(2020年)

オーラルケア業界では歯磨き粉が最大の市場で、歯ブラシ、マウスウォッシュ、入れ歯と続きます。

オーラルケアメーカーの会社概要

コルゲート・パーモリーブ

コルゲートは米国に本拠を置くトイレタリー用品大手です。コルゲートブランドは歯磨き粉の代名詞となっています。オーラルケアの歯ブラシ、マウスウォッシュに加え、パーソナルケア、ホームケア、ペットニュートリションの分野でも強いです。パーソナルケアの分野では液体石鹸、石鹸、ボディウォッシュが、ホームケアの分野では柔軟剤、食器用洗剤は世界トップクラスです。ペットニュートリションはヒルズ(Hill’s)ブランドで展開し、主に動物病院で販売されています。

P&G

P&G(プロクター&ギャンブル)は、米国に本拠を置く世界最大級の日用品メーカーで、1837年にウィリアム・プロクター氏とジェームズ・ギャンブル氏によって設立されました。日用品業界屈指の商品開発力・マーケティング力を誇っています。取り扱っている分野は、トイレタリー、ファミリーケア、ファブリックケア、ホームケア、ヘアケア、スキンケア、オーラルケアといった広範囲の消費財で、いずれもブランド力のある商品を展開しているのが特徴です。さらに詳しく

フィリップス

Philips(フィリップス)は、オランダに本拠を置く、家電・ヘルスケアメーカーであり、1891年にヘラルド・フィリップスによって設立されました。照明事業が祖業で、かつては半導体事業等も手掛けていましたが、近年、事業の再構築を行い、現在では医療機器、パーソナルヘルスケアの分野に注力しています。祖業でもある照明・ランプ事業は、フィリップスライティング(現シグニファイ)として分社化をしました。医療機器の分野では画像診断領域に強みを持ちます。家電分野では、電子歯ブラシやシェーバー等のパーソナルケア向けの商品ラインアップを強化しています。電子歯ブラシはソニッケア(Sonicare)ブランドで高機能帯をブラウンのオーラルBと二分しています。2021年に家電事業の一部(掃除機、コーヒーメーカー、アイロン等の家電)を売却しました。さらに詳しく

ジョンソン&ジョンソン

Johnson & Johnson(ジョンソン&ジョンソン)は1887年にジョンソン三兄弟によって創設された米国に本拠を置く世界最大級の日用品・医療機器メーカーです。医療・衛生用品のバンドエイドや綿棒、スキンケア用のベビーローション、オーラルケアのリステリン、一般医薬品、外科関連の手術器具では圧倒的な強みを有しています。続きを読む

ユニリーバ

Unilever(ユニリーバ)はイギリスとオランダに本拠を置く世界を代表する消費財大手メーカーです。イギリスの石鹸会社のリーバ・ブラザーズとオランダのマーガリン会社のマーガリン・ユニが1930年に合併して誕生しました。紅茶、アイスクリーム、食品、化粧品やパーソナルケア分野において強力なブランドを保有しています。さらに詳しく

ライオン

1918年に小林富次郎氏が設立した小林商店が源流です。祖業は石鹸で、現在でも液体石鹸のキレイキレイをはじめとしてトイレタリーは同社の事業の柱となっております。オーラルケアもクリニカ、システマ、デンターといった有力ブランドで事業を展開しています。

GSK(グラクソ・スミスクライン)

1999年にスミスクライン・ビーチャムとグラクソ・ウエルカムが経営統合して誕生した英国に本拠を置く大手製薬メーカーです。中枢系の医薬品に強みを持ちます。医薬品、ワクチンとコンシューマヘルスケアが事業の柱となっています。コンシューマヘルスケアの歯磨き粉では、アクアフレッシュ(Aquafresh)センソダイン(Sensodyne、日本名シュミテクト)や抗炎症剤「ボルタレン」などが主力製品です。2018年に米ファイザーと一般用医薬品(大衆薬)事業の統合を発表、GSKコンシューマヘルスケアが誕生しました。飲料事業(ルコゼード、ライビーナ)をサントリー食品に、抗がん剤事業をノバルティスに160億ドルで売却しました。さらに詳しく

アース製薬

1892年に創業した日用品メーカーです。大塚製薬グループと資本提携をしています。殺虫剤などに強みを持ち、オーラルケア分野ではGSKと業務提携をしています。

参照したデータの詳細情報について


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