花王の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

花王は、1940年に日本有機として設立された日本を代表する化粧品・日用品メーカーです。ビューティケア、ファブリック&ホームケア、ケミカルとヒューマンヘルスケアの4事業を柱に展開しています。アタック、ハイター、ビオレ、メリーズブランドなどのブランドを有しています。2005年にカネボウから化粧品事業を買収しています。

業績推移(年次)

過去5年間は売上高の成長が止まり、営業利益率も横ばいが続きます。国内トップクラスの実力を背景にどのような成長戦略を実行するかが問われています。

2021年度
売上高は3%増の1兆4187億円、営業利益は18%減の1435億円になりました。営業利益の減少は原料高や家庭用のハンドソープや消毒液の販売減が主因です。

花王の業績推移

花王の業績推移

業績推移(四半期)

2022年7~9月
売上高は前年同期比13.89%増の393,809百万円になりました。営業利益は-39.51%の23,256百万円になりました。営業利益率は5.91%になりました。原料価格高騰が減益の大きな要因となりました。

2022年4~6月
売上高は前年同期比9.16%増の387,106百万円になりました。営業利益は-22.48%の30,709百万円になりました。営業利益率は7.93%になりました。

2022年1~3月
売上高は前年同期比8.18%増の346,795百万円になりました。営業利益は-25.81%の22,952百万円になりました。営業利益率は6.62%になりました。

2021年第4四半期
前年同期比増収減益となりました。素材や衛生用品の売上は増加しましたが、原料高によって営業利益率は低下しました。2022年度は、原料費高騰を吸収するべく、日用品などの小売り価格の値上げを予定しています。

花王の四半期業績推移

花王の四半期業績推移

EPS成長

2018年以降希薄化後のEPSの減少が続きます。

花王の希薄化後EPSの推移

花王の希薄化後EPSの推移

売上構成

日用品と化粧品が事業の大きな柱となっています。

花王の売上構成(2021年度)

花王の売上構成(2021年度)

主要セグメント

化粧品
カウンセリング化粧品・セルフ化粧品などの開発製造販売を行っています。

スキンケア・ヘアケア
洗顔料・スキンケア製品、ハンドソープ・手指消毒液・ヘアサロン向け製品などの開発製造販売を行っています。

ハイジーン
生理用品、業務用衛生製品などの開発製造販売を行っています。

リビングケア
衣料用洗剤・台所用洗剤・住居用洗剤などの開発製造販売を行っています。

ケミカル
油脂製品、機能材料、スペシャリティケミカルの開発製造販売を行っています。

主要ブランド一覧

スキン・ヘアケア

花王石鹸ホワイト、ビオレ、アジエンス、エッセンシャル、メリット、ケープ、ブローネ、リライズ

化粧品

アフィニーク、アルブラン、アリィー、オーブ、ビューティ ワークス、ブランシールスペリア、コフレドール、キュレル、デュウ、ドルティア、エロイカ、エスト、エビータ、エクセレンス、フリープラス、フレッシェル、カネボウ、ケイト、リクイール、リサージ、リサージ メン、ルナソル、モルトンブラウン、プリマヴィスタ、ラファイエ、サラ、センサイ、ソフィーナ ボーテ、トワニー、バルカン

洗剤

アタック、ニュービーズ、エマール、ハミング、ワイドハイター、フレア フレグランス、キュキュット、マジックリン、ハイター、リセッシュ、クイックル

おむつ・生理用品

ロリエ、メリーズ、リリーフ

市場シェア

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