キオンの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

Kion(キオン)はドイツに本拠を置く大手フォークリフトメーカーです。2006年に独産業ガス大手のリンデ(Linde)グループよりKKRとゴールドマンサックスが買収後、2012年にフランクフルト証券取引所に上場しました。
2016年にマテリアルハンドリング大手のDematicを買収し工場オートメーションを強化しています。Linde Material Handling (リンデ・マテリアル・ハンドリング)、STILL(スティル)、Fenwick(フェンウィック)、OM STILL(オー・エム・スティル)、Baoli(バオリ)、Voltas(ヴォルタス、インドの大手地場フォークリフトメーカー)等のブランドで世界展開しています。

業績推移(年次)

2021年度
売上高は前年度比23.41%増の10,294百万ユーロになりました。営業利益は103.85%増の795百万ユーロになりました。新型コロナ明けに伴い工場等でのフォークリフトやオートメーションの需要が高まったことが増収増益の背景です。

2020年度
売上高は前年同期比で5.3%減少しました。営業利益も前年同期を下回る3億9,000万ユーロとなりました。

キオンの業績推移

キオンの業績推移

業績推移(四半期)

2022年7-9月
売上高は前年同期比5.48%増の2,706百万ユーロになりました。営業利益は-131百万ユーロになりました。営業利益率は-4.85%になりました。

2022年4-6月
売上高は前年同期比8.08%増の2,802百万ユーロになりました。営業利益は-47.22%の117百万ユーロになりました。営業利益率は4.17%になりました。

2021年10-12月
売上高は前年同期比17.90%増の2,761百万ユーロになりました。営業利益は45.94%増の171百万ユーロになりました。

2021年7-9月
前年同期比増収増益となりました。倉庫や工場でのフォークリフトの需要が高まったことが主要因です。

キオンの四半期業績推移

キオンの四半期業績推移

EPS成長

堅調な業績を背景に、2021年度の希薄化後のEPSも増加しました。

キオンの希薄化後EPSの推移

キオンの希薄化後EPSの推移

事業構成

キオンの事業はインダストリアルトラック(フォークリフト)とサプライチェーンソリューションズ(マテリアルハンドリング)に大きく分かれます。

キオンの事業構成(2021年度)

キオンの事業構成(2021年度)

株主構成

現在はShandong Heavy Industry (山東重工業)傘下の中国のエンジンメーカーWeichai Power(潍柴濰柴動力股份有限公司)が筆頭株主です。

株主構成(直前期末時点)

株主構成(直前期末時点) 出所:マーケットスクリーナー

市場シェア

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