Accenture(アクセンチュア)は、2002年に当時の世界4大会計事務所のアーサー・アンダーセンより分社化して誕生した米国を代表するコンサルティング会社です。戦略策定から実行、ITシステム構築、アウトソーシングされたオペレーションの実行まで幅広いサービスを提供しています。デジタル広告分野の急進を受け、デジタルマーケティング戦略強化の一環としてインタラクティブ領域も強化しています。
業績推移(年次)
2021年度
売上高は505億ドルで、2020年度と比較して米ドルで14%増収でした。営業利益は76 億 2,000 万ドルで同 15.1%増益でした。コンサルティング及びアウトソーシング事業が好調です。

アクセンチュアの業績推移
業績推移(四半期)
2022年第2四半期(12ー2月)
売上高は前年同期比24.47%増の15,047百万ドルになりました。営業利益は前年同期比24.68%増の2,062百万ドルになりました。営業利益率は13.7%になりました。
2022年第1四半期(9ー11月)
売上高は、米ドルおよび現地通貨で27%増加し、約150億ドルとなりました。コンサルティング及びアウトソーシング事業ともに好調でした。

アクセンチュアの四半期業績推移
EPS・配当額・配当性向の推移(四半期)
2022年第2四半期(12ー2月)
希薄化後EPSは前年同期比13.90%増の2.54ドルになりました。1株当たりの配当は前年同期比10.23%増の0.97ドルになりました。配当性向は38.19%になりました。
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アクセンチュアのEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)
事業構成
コンサルティングとITサービスの受託(アウトソーシング)が主要事業となります。両事業がカバーするセクターは大きくメディア・テクノロジー、フィナンシャルサービス、ヘルス・公共サービスへと分かれます。
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アクセンチュアの売上構成(2021年度)
コンサルティング
企業のストラテジー策定やコンサルティングを行います。新しい市場、製品、サービスの特定と開発、販売と顧客体験の向上、コスト構造の最適化、人的パフォーマンスの最大化、意思決定の改善に向けたデータ活用、リスク軽減とセキュリティ強化、最新の変更管理プログラムの導入、大規模クラウド移行からの価値の創出、より強靭なサプライチェーン、スマートで接続性の高い製品やプラットフォームによる製造と業務のデジタル化などコンサルティング領域は多岐に亘ります。
コンサルティング領域には、従来広告代理店が担っていた企業のコミュニケーション戦略の策定も含まれます。成長、製品、カルチャーのデザイン、テクノロジーとエクスペリエンスのプラットフォーム、クリエイティブ、メディア、マーケティング戦略、キャンペーン、コンテンツ、チャネルオーケストレーションなど、アイデア出しから実行まで幅広く対応しています。
アウトソーシング
クラウド、システムインテグレーションとアプリケーションマネジメント、セキュリティ、インテリジェントプラットフォームサービス、インフラサービス、ソフトウェアエンジニアリングサービス、データと人工知能、そしてアドバンストテクノロジーセンターを通じたグローバルデリバリーにまたがる革新的で包括的なサービスとソリューションを提供します。また、財務・会計、調達・購買、サプライチェーン、マーケティング・営業などの特定の企業機能や、プラットフォームの信頼性・安全性、銀行、保険、医療サービスなどの業界固有のサービスに関するビジネスプロセスを、クライアントに代行して運用します。
主なM&A(合併買収)
同業のコンサルティング会社、セキュリティやクラウドソフト開発会社などを積極的に買収しています。
2013年 購買分野のBPOを手掛けるProcurianを買収
2015年 旅行の予約などのシステムを手掛けるNavitaireをAmadeusへ売却
2021年 エンジニアリング分野のコンサルティングを手掛けるumlaut(アムラウト)を買収
直近1年間の株価リターン
2022年07月03日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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