日本酸素ホールディングスの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

日本酸素ホールディングスの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

1918年に設立された国内産業ガス最大手です。三菱ケミカルホールディングスが筆頭株主です。2018年にリンデと経営統合を発表したプラクスエアの欧州事業を買収しています。産業ガスの市場はほぼ再編が終わりました。今後は、ガス分離・合成技術やガスアプリケーション等の新技術の獲得、医療ガスを含むメディカル事業(医療機器、在宅医療、病院設備等)といった新市場の拡充を目指しています。2020年に日本酸素ホールディングスが設立され持株会社体制へと移行しました。

業績推移(年次)

2020年度は産業ガスへの需要が減少したこともあり、前年度比減収減益となりました。

日本酸素HDの業績推移(FY2016~FY2020)
日本酸素HDの業績推移(FY2016~FY2020)

業績推移(四半期)

2021年第3四半期(10ー12月)は、経済の回復に伴いセパレートガス(酸素、窒素、アルゴン)の出荷量がそうかしました。一方で、インフレ下においてコストが増加し、前年同期比増収減益となりました。
2021年第2四半期(7ー9月)は、国内外の需要回復を受け第1四半期に比べ増収増益となりました。

日本酸素HDの四半期業績推移

日本酸素HDの四半期業績推移

事業構成

主力は産業ガスです。アジア、米国、欧州とバランスの取れた事業展開をしていることが特徴です。

日本酸素HDの売上構成(2020年度)
日本酸素HDの売上構成(2020年度)

ガス事業
酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、水素、ヘリウム、LPガス、電子材料ガス、アセチレン、医療用ガス、半導体材料ガス、高純度バルクガス、高純度ガス、医療用ガス、LPガス・LNG、ブタンガス、エアゾールガスなどの製造販売を行います。ガス製造機器も開発しています。

サーモス事業
真空断熱ステンレス魔法びん、真空断熱タンブラーなどの製造販売を行っています。

M&A(合併買収)の動向

産業ガスは地産地消する形がコスト競争力を持つため、地域補完を目指した買収を行っています。

2016年 Air Liquideから米国資産の一部を買収
2016年 オーストラリアの産業ガスメーカーのSupagasを買収
2018年 ディストリビューターの米Weld Specialtyを買収
2018年 Praxairの欧州事業を買収
2019年 Lindeから米国HyCO事業を買収

株主構成

三菱ケミカルの上場子会社にあたります。

日本酸素HDの株主構成(直前期末時点)
日本酸素HDの株主構成(直前期末時点)

株価パフォーマンス

日本酸素HDとインデックスの株価パフォーマンス比較

2022年11月27日の前営業日終値までの過去1年間の株価パフォーマンスを、インデックス(MSCIオールカントリー)の同期間のパフォーマンスと比較しています。
為替は現地通貨建(為替調整前)で計算をしております。
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市場シェア

グロースラウンド

水素製造業界の世界市場シェアとハイドロテック企業の分析

水素製造業界の世界シェアと市場規模の分析を行っています。水素製造大手である岩谷産業、エア・リキード、リンデ、エアープロダクツ&ケミカルズ、日本酸素ホールディングスに加え、水素製造ベンチャーであるエルゴサップ、H2PROやBayoTechの概要や動向についても記載しております。
市場シェア

産業・工業用ガスの市場シェア・売上高ランキング・市場規模・業界再編の分析

産業・工業用ガス業界の世界市場シェア・売上高ランキング・市場規模・M&A(合併買収)について分析をしています。エア・リキードが米国のエアガスを買収、リンデとプラクスエアの合併により、グローバルプレーヤー上位2社が覇権を競う時代になりました。