レノボの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析


レノボ(Lenovo)は、1984年に柳伝志(リュウ・チュアンジ)氏が設立した中国を代表するパソコンメーカーです。旧IBMのPC事業(thinkpad)を買収し、一躍有名になりました。日本でもNECや富士通のパソコン事業を買収しています。

業績推移(年次)
2020年度
売上高は前年度比19.77%増の60,742百万ドルになりました。営業利益は51.49%増の2,180百万ドルになりました。営業利益率は3.59% になりました。過去10年で最速の収益成長率を達成しました。3つの事業グループはすべて2桁台後半の収益成長を達成しました。

2021年度
売上高は前年度比17.91%増の71,618百万ドルになりました。営業利益は41.31%増の3,081百万ドルになりました。営業利益率は4.30%になりました。主要事業すべてが好調な業績となりました。

2022年度
売上高は前年度比13.50%減の61,947百万ドルになりました。営業利益は13.37%減の2,669百万ドルになりました。営業利益率は4.31% になりました。厳しい市場環境下でも堅調な業績を維持しました。多様な成長エンジンがデバイス市場の低迷を部分的に相殺し、PC以外の売上高構成比が過去最高の43%となりました。

2023年度
売上高は前年度比8.21減の56,864百万ドルになりました。営業利益は24.84%減の2,006 百万ドルになりました。営業利益率は3.53%になりました。マクロ経済の課題に直面し、売上高と利益は前年同期比で減少しましたが、下半期には売上高が前年同期比で増加に転じ、純利益率も改善しました。

2024年度
売上高は前年度比21.48%増の69,077百万ドルになりました。営業利益は7.90増の2,164百万ドルになりました。営業利益率は3.13%になりました。スマートフォン事業の売上高は前年同期比12ポイント増となり、中国国外市場では第4位となりました。

レノボ(Lenovo)の業績推移

レノボ(Lenovo)の業績推移

業績推移(四半期)
2024年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比19.56%増の18,796百万ドルになりました。営業利益は688百万ドル 、営業利益率は3.66%になりました。スマートフォン販売台数が過去最高を記録し、中国を除くグローバル市場でトップ5入りを果たしました。

2024年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比22.78%増の16,984百万ドルになりました。営業利益は331百万ドル、営業利益率は1.95%になりました。関税の影響にもかかわらず、主要事業全体で2桁成長を達成しました。スマートフォン事業の売上高は前年同期比12ポイント増となり、中国国外市場では第4位となりました。

2025年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比21.90%増の18,830百万ドルになりました。営業利益は785百万ドル、営業利益率は4.17%になりました。AI関連のイノベーションを推進し、研究開発投資を前年比2桁成長で拡大しました。

2025年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比14.58%増の20,452百万ドルになりました。営業利益は643百万ドル 、営業利益率は3.14%になりました。すべての販売地域で前年同期比2桁の売上高成長を記録しました。

2025年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比18.13%増の22,204百万ドルになりました。営業利益は948百万ドル 、営業利益率は4.27%になりました。過去最高の売上高を記録、AIが主要な成長エンジンになりました。

レノボ(Lenovo)の四半期業績推移

レノボ(Lenovo)の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比31.93%増の10.62 ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比2.68%増の4.98ドルになりました。配当性向は46.89%になりました。

レノボ(Lenovo)のEPS・1株配当・配当性向の推移

レノボ(Lenovo)のEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想
2026年3月
今期の収益82,141百万ドルを見込んでいます。

売上構成
セグメントは、インテリジェントデバイス、インフラストラクチャーソリューション、ソリューションサービスに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

レノボ(Lenovo)のセグメント別売上構成(2025年度)

レノボ(Lenovo)のセグメント別売上構成(2024年度)

インテリジェントデバイス
PC、スマートデバイスグループ、モバイルビジネスグループで構成されるグローバル事業です。製品、ソリューション、ソフトウェア、サービスは、PC やスマートフォンからスマートコラボレーション、拡張現実 (AR/VR) ソリューションまで多岐にわたります。

インフラストラクチャーソリューション
あらゆる規模の組織にスマート・インフラストラクチャー・ソリューションを提供しています。データセントリックのスマート技術を、最先端のクラウド コンピューティング、分析と人工知能技術などを利用して、小売、製造、都市設計、ヘルスケア、金融などの分野に適用します。

ソリューションサービス
Lenovo の IT ソリューションとサービスのすべてを TruScale ブランドとして提供します。
上記に含まれない事業を行っています。

M&A情報


2005年 IBMのパソコン部門を買収
2011年 PC および家庭用電化製品を製造する Medion(ドイツ) を買収
2011年 ドイツの電子機器製造会社 Medion を買収
2012年 クラウドを利用してのソフト会社 Stoneware を買収
2014年 携帯電話製造などで有名なMotorola(米)を買収
2022年 PCCW(香港)のITソリューション事業買収
2023年 らくらくスマートフォン ブランドなどを手掛ける FCNT Ltd (日本)の資産を買収

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