パソコン業界の世界市場シェアの分析

PC・パソコン業界の世界市場シェアと市場規模について分析をしています。レノボ、HP、デル、エイスース、アップルといった主要なPC・パソコンメーカーの概要や動向も掲載しています。

市場シェア

パソコンメーカー各社の2021年度の売上高(⇒参照したデータの詳細情報)を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2021年のPC・パソコン業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はアップル、2位はレノボ、3位はデルとなります。

PC・パソコンメーカーの市場シェアと業界ランキング(2021年)

順位会社名市場シェア
1位アップル25.6%
2位レノボ23.8%
3位デル23.5%
4位HP16.5%
5位エイスース4.3%
6位エイサー3.8%
7位マイクロソフト2.5%
PC・パソコンメーカーの市場シェアと業界ランキング(2021年)

パソコン業界の世界市場シェア(2021年)
パソコン業界の世界市場シェア(2021年)

2021年はアップルが金額ベースの市場シェアで初の世界1位となりました。数量ベースではレノボが引続き世界1位です。アップル、レノボ、デル、HPが4強といえ、5位以下を大きく引き離しています。

なお、調査会社のIDCによると、出荷ベースの2021年10-12月市場シェアは以下の通りです。

1位 レノボ 23.4%
2位 HP 20.1%
3位 デル 18.6%
4位 アップル 8.2%
5位 エイスース 6.6%

レノボによる富士通のパソコン事業買収後のパソコン国内市場シェアは、レノボグループが約4割(NECレノボが約25%程度、富士通が15%程度)、東芝、デル、HPが約10%前半で並びます。

市場規模

当サイトデータベースでは、2021年のパソコン業界の市場機を3699億ドルとしております。参照にした公表データは以下の通りです。

調査会社ザビジネスリサーチカンパニーによると、2021年の同業界の市場規模は3699億ドルです。2022年にかけて年平均10.9%で成長しています。
調査会社のリサーチアンドマーケッツによると、2020年のコンピュータ業界の市場規模は3314億ドルです。2021年にかけて10.9% での成長を見込みます。
調査会社ガートナーによれば、2020年と2019年のパソコン出荷台数は、それぞれ3億260万台と2億6123万台です。⇒参照したデータの詳細情報

市場規模成長率
2021年3699億ドル10.9%
2020年3314億ドル10.9%
コンピューター業界の市場規模推移 ©ディールラボ

パソコンの主要部品

パソコンメーカーの多くは、他社が製造するパソコン部品を購入して組み立てています。パソコン価格の大きな割合を占める部品には、CPU、HDD/SSD、メモリ、液晶モニターなどが挙げられます。各部品の市場シェアは以下のページでまとまっています。

【関連ページ】
ハードディスクドライブ業界の世界市場シェアの分析
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DRAM業界の世界市場シェアの分析
NAND型フラッシュメモリー業界の世界市場シェアの分析
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半導体業界の世界市場シェアと市場規模の分析

コンピューター関連の部品
コンピューター関連の部品

さらに詳しく業界を知るためのお薦め書籍

世界の主要パソコンメーカー

Lenovo Group(レノボ)

レノボ(Lenovo)は、1984年に柳伝志(リュウ・チュアンジ)氏が設立した中国を代表するパソコンメーカーです。旧IBMのPC事業(thinkpad)を買収し、一躍有名になりました。日本でもNECや富士通のパソコン事業を買収しています。さらに詳しく

Hewlett-Packard(HP、ヒューレット・パッカード)

HP(ヒューレット・パッカード)は、1939年にウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードによって設立された米国が誇るIT業界の巨人です。パソコン、プリンター、コピー機、ストレージの分野では世界最大級です。2015年に法人向けサーバー事業が中心の「Hewlett Packard Enterprise」と、PCやプリンティング事業が中心の「HP Inc.」へと分社化されました。さらに詳しく

Dell(デル)

マイケル・デル氏によって設立された米国に本拠をおくITソリューションプロバイダーです。BTO方式に基づく個人向けPCの直販モデルで世界を席巻しました。2013年に投資ファンドのシルバーレイクとMBOを実施しました。2015年にデータストレージや仮想化技術に強みを持つEMC等を買収し、サーバー等のハードウェアとソフトウェアの総合ITベンダーとして2018年に再上場を果たしました。さらに詳しく

Acer(エイサー)

台湾に本拠を置くPCメーカーです。OEMメーカーとして成長しています。米ゲートウェイやパッカードベル社を買収しPC業界の大手となりました。

ASUS(エイスース)

台湾に本拠を置くPC・タブレットメーカーです。UltrabookやタブレットのNexus7のメーカーとしても有名です。

Apple(アップル)

Apple(アップル)は、故スティーブ・ジョブズ氏が設立した米国を代表するメーカーです。Mac、iPhone、iPad、アップルウォッチといった革新的なハードウェア、独自のCPU、iTunesやiOSといった洗練されたソフトウェアが高度に融合させる独創的なビジネスモデルが特徴です。アップルペイで金融決済も手掛けることでアップル経済圏を構築しつつあります。さらに詳しく

Microsoft(マイクロソフト)

1975年にビル・ゲイツとポール・アレン氏によって設立されたソフトウェア会社です。オペレーションシステムのウィンドウズやドキュメントソフトのワード、計算ソフトをエクセルなどパソコンなどで必須のソフトを開発販売しています。ゲームの分野ではハードのゲーム機Xboxとネットワーク課金によって事業を成長させています。クラウドサーバーはAzureで展開しています。ソフトの販売から、クラウド型のサブスクリプションサービスへの移行も順調です。モバイル分野ではオペレーションシステムではグーグルのアンドロイドとアップルのiOSに差をつけられています。さらに詳しく

日本勢

東芝はダイナブックを、ソニーはバイオを投資ファンドへ売却しましたNEC富士通レノボにPC事業の過半の持ち分を売却しています。パナソニックはレッツノートを単独で展開しています。

NECについて

NECは、1889年にウェスタン・エレクトリック(現ノキアネットワークス)と岩垂邦彦氏によって設立された電話交換機や通信機器の製造を祖業とするITサービス会社です。1932年に住友財閥との関係が深まり、現在も住友グループの中核の会社です。1980年代に半導体分野で世界のトッププレイヤーとなりました。その後、事業構造をハードからソフト・ITサービスへと変化させ、現在はハードとソフトを組み合わせたソリューションプロバイダーに強みを持ちます。さらに詳しく

富士通について

富士通は、古河電気工業とシーメンスの合弁会社として設立された現富士電機の電話部門が1935年に分社化されて設立されました。ICT関連のハードウェアからソフトウェアを手掛けていますが、近年はITソリューションサービスへ事業ポートフォリオをシフトしています。ハードウェアではPC&サーバ、メインフレーム・スーパーコンピューター「富岳」(2012年に稼働した「京」の後継機)、ATM、通信ネットワーク機器などを開発製造しています。グループ関連会社には、富士通フロンテック、新光電気工業、FDK、富士通ゼネラルなどが含まれます。さらに詳しく

パナソニックについて

パナソニックは、1917年に松下幸之助氏によって設立された日本を代表する電機メーカーです。松下電工や三洋電機と統合し、総合電機メーカーとして世界的なプレゼンスを有します。アプライアンス(家電、空調、AV機器、累計2000億個を売り上げた約90年の歴史を持つ電池等)、オートモーティブ(蓄電池、音響機器等)、インダストリアル(電池やモーター等)、ライフソリューション(照明や水まわり等)、コネクティッドソリューションズ(フライトエンターテイメント、航空機向け電子機器、監視カメラ等)といった事業部制に特徴がありましたが、2022年にパナソニックホールディングスを設立し、事業部はホールディング傘下の独立した子会社となりました。さらに詳しく

参照したデータの詳細情報について


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